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ジャズ・トランペット「ケニー・ドーハム」のレコード紹介です。
火を噴くバップ・シーン！
ドラムのフィリージョー、轟音・爆音！
ラッパ＆テナーは｢たぢたぢ｣だが・・・
⑨『ホイッスル・ストップ』(61)
《Whistle Stop/Kenny Dorham》
ケニー・ドーハム(tp)、ハンク・モブレー(ts)、
ケニー・ドリュー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリージョー・ジョーンズ(ds)。
《Kenny Dorham Blog紹介》
⑦『Showboat』(60)№8 燻鉛！ショウ｢ボート｣は転覆
⑧『Ease It !』(61)№9 変な音？録音後・消息不明に
火を噴くようなバップ・シーン。
流石だ・ブルーノート。
爆発・炎上しているのは、ドーハムではない。
リズム陣が凄い。
ブルーノートの大御所・好きな方々勢揃い。
際立つ轟音・激音はドラムのフィリージョー。
ラッパもテナーのモブレーも｢たぢたぢ｣。
ドラムにエコーがかかったように響く。
爆音がこだまするように。
ドーハムのラッパはドラムの爆音に負けた。
②『The Jazz Prophets』⑤『2Horns/2Rhythm』、
この２枚ほど勢いがあれば、太刀打出来るが。
ドーハムに力強さ＆勢いが不足。
タイトル曲、面白いテーマで始る。
車の騒音の中を笛を吹いて車を制止する。
そんなイメージを創り出すテーマ。
エンディング・テーマが過激。
叩きまくるドラムは壊れんばかりの爆発音。
この騒音と渡り合うドーハムだが、ちょっとエネルギー不足か。
他の曲ではドーハムのリップコントロールの巧さが楽しめる。
だが、当⑨は｢巧さ｣レベルと違うのでは。
パワードラムに勝るエネルギーを爆発させて欲しかった。
｢笛｣を吹いて車を制止する？ エンディングテーマの爆音をお聴き下さい
勢いに欠けるドーハムだが、｢巧さ｣をお聴き下さい
