№9 変な音?録音後・消息不明に《ケニー・ドーハム(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
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 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズ・トランペット「ケニー・ドーハム」のレコード紹介です。ルンルン

 

された2枚のレコード

ロッキー・ボイド、1枚録音後に息不明

「グラッ・フワッ」不安定で・わずった音

 

⑧-1『イーズ・イト!』(61)(リーダ名を変更)

《Ease It ! /Kenny Dorham》

ロッキー・ボイド(ts)、ケニー・ドーハム(tp)、

ウオルター・ビショップ JR(p)、ロン・カーター(b)、ピート・ラロッカ(ds)。

 

⑧-2『イーズ・イット』(61)(オリジナル・ジャケット)

《Ease It /Rocky Boyd》 

 

《Kenny Dorham Blog紹介》

⑥『Quiet Kenny』(59)№7 「たわたわ」と弱く!まるで「艶歌」      

⑦『Showboat』(60)№8 燻鉛!ショウ「ボート」は転覆?

 

リーダ名が異なる物レコードに見える。

ところが、演奏は同じ。

今度は、ミューズ・レーベルにされた。

オリジナルは⑧-2、リーダがロッキー・ボイド(ts)。

 

74年に、ドーハムのリーダ名で販売された。

他人名義のアルバムをパクる程ドーハムはれた

 

「Avars」、ボイドのオリジナルで好いいテーマ。

変った音を出すこのボイドさん。

音は硬質でコルトレーン風。

音が「わずり」、途切れ途切れのフレーズ。

 

バラードを聴くと、い。

音程が不安定で「ラッ・グラッ・フワッ」。

高域の音が、急にか細く・「うわずって」いく。

 

聴いてるこっちも、不安でしょうがない。

ドーハムは⑦『Showboat』の音質そのまま。

中太の々とした音質で安心して聴ける。

 

ボイドの「ぼろし」をやってるのはドーハム。

だがフレーズが単調で、つい飽きも・・・。

 

ボイドのレコードは、これ1枚の重物。

当⑧を録音後、息不明となる。

金持ちの娘さんと結婚したが、離婚。

 

捨てられたボイドは乏暮らしに。

ジャズから遠のいた、とのことだが。

 

音譜 1・2曲目をお聴き下さい。ボイドの徴が良く分ります。  《フルアルバム》