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ジャズ・トランペット「ケニー・ドーハム」のレコード紹介です。
騙された2枚のレコード!
ロッキー・ボイド、1枚録音後に消息不明!
「グラッ・フワッ」不安定で・うわずった音!
⑧-1『イーズ・イト!』(61)(リーダ名を変更)
《Ease It ! /Kenny Dorham》
ロッキー・ボイド(ts)、ケニー・ドーハム(tp)、
ウオルター・ビショップ JR(p)、ロン・カーター(b)、ピート・ラロッカ(ds)。
⑧-2『イーズ・イット』(61)(オリジナル・ジャケット)
《Ease It /Rocky Boyd》
《Kenny Dorham Blog紹介》
⑥『Quiet Kenny』(59)№7 「たわたわ」と弱く!まるで「艶歌」
⑦『Showboat』(60)№8 燻鉛!ショウ「ボート」は転覆?
リーダ名が異なる別物レコードに見える。
ところが、演奏は同じ。
今度は、ミューズ・レーベルに騙された。
オリジナルは⑧-2、リーダがロッキー・ボイド(ts)。
74年に、ドーハムのリーダ名で販売された。
他人名義のアルバムをパクる程ドーハムは売れた?
「Avars」、ボイドのオリジナルで格好いいテーマ。
変った音を出すこのボイドさん。
音は硬質でコルトレーン風。
音が「うわずり」、途切れ途切れのフレーズ。
バラードを聴くと、酷い。
音程が不安定で「グラッ・グラッ・フワッ」。
高域の音が、急にか細く・「うわずって」いく。
聴いてるこっちも、不安でしょうがない。
ドーハムは⑦『Showboat』の音質そのまま。
中太の堂々とした音質で安心して聴ける。
ボイドの「ぼろ隠し」をやってるのはドーハム。
だがフレーズが単調で、つい飽きも・・・。
ボイドのレコードは、これ1枚の貴重物。
当⑧を録音後、消息不明となる。
金持ちの娘さんと結婚したが、離婚。
捨てられたボイドは貧乏暮らしに。
ジャズから遠のいた、とのことだが。
1・2曲目をお聴き下さい。ボイドの特徴が良く分ります。 《フルアルバム》