2008年2月24日のこと。
2008年2月24日のこと。
日野晃氏のドラムソロコンサートを観るため、
東京に行った。
今頃、その感想を書く。
本来はその直後に書くつもりだったが、
長距離通勤の肉体労働の仕事だったからか、
体を壊してしまったような感じで、
何もできなくなっていた。
そんな言い訳をしてしまうが、今頃書く。
ずっと気になっていた。
2月18日までこのブログを書き、
それっきりになっていた。
あの時間の感動をどう書こうか、と考えながら、
何もせず、のばしのばしになっていた。
苦痛の期間から解放され、
病院で薬も貰い、元の生活に戻りつつあり、連休。
ようやく時間をゆっくりと使えるようになってきたので、
書くことにする。
2月11日は大阪のコンサートも観たが、
東京も含めて2回観ることができてよかった。
幸せだ。
とにかくすごかった。
大阪、東京という二つの土地の違いを感じることができたような気もする。
疲労から病気になった身として、
日野晃という人の凄さを改めて感じた。
60歳。還暦。
それなのに、1時間、ドラムをぶっ叩くことができるのだ。
40歳の私は、
1時間続けて体を動かすことは、今となってはできるかどうか不安だ。
しかし、人間はそうすることが可能な筈なのだ。
常識としてどう言われていようと、
やりたいことをやることができるのが人間なのだ。
それを教えて頂いた。
ドラムソロという音楽に遭遇できた感動と、
人間の可能性ということを考えるきっかけを得た感動。
書けば書くほど、考えがまとまらなくなるような気がするが、
得も言われぬ時間の中に居ることができたことを感謝している。
他人が読んだら訳のわからない感想かもしれないが、
ひとまずアップする。
最後に、ドラムソロコンサート「La Fiesta 134」の
パンフレットに書かれていた言葉を引用する。
「今日、その身体を試してみる。
身体は固定観念のなかにも、自らの意識の中にも、
ましてや年齢の中にもないことを証明しよう。
それこそが「武道」という身体であり、
その身体から紡ぎ出される音こそ、
人類にとっての『原初的響き』である。
感性に直接働きかける『音』なのだ。」
日野晃ドラムソロコンサート東京 SOLDOUT!
日野晃氏による日野武道研究所のHP を開いてみると、
一番トップに、
「緊急!」とあり、
「2008 2-24 DrumSoloコンサートin Tokyo!
売り切れましたありがとうございます。当日券分もなくなりました! 」
とあった。
なんと。
これから東京の知人たちを誘おうと思っていたのだが、
もう後の祭りだ。
一人でいくしかない。
コメントに感激しました。
kumiko
様
コメント
を頂き、ありがとうございました。
不躾にもトラックバック
をさせて頂き、失礼いたしました。
私のブログが縁で、久しぶりに日野
さんと再会されたとのこと、
感激しました。
70年代の日野明氏を知るkumiko様のご感想
、とても参考になりました。
2月11日の演奏の感動が倍増されたようです。
来週は東京でのドラムソロを楽しんでまいります。
日野晃のドラムを聴いた!
日野晃のドラムを聴いた!
2月11日(月・祝)
大阪IMPホールにて、
ついに日野晃氏のドラムを生で聴いた。
凄かった!
感動した!
まずは、こういった言葉を書いてしまったが、
私が普段使う、同じ言葉とはレベルが格段に違う。
どう書けばよいか、考えていたが、
まずは、これしか書けない、書かないと進まない。
その場所にいられてほんとうに幸せだと思った。
私はこれまでフリージャズという音楽を生で聴いたことがない。
初めての経験だった。
Youtubeの演奏 とも全然違う感じだった。
この時の演奏について何か言おうと思って、
頭に浮かんだ言葉に対して、すべてに「違う」と自分で打ち消してしまう。
それらの言葉は、今まで私がこれまで聴いた音楽について感じた言葉だ。
日野氏のドラムに対してそれらの言葉を当てはめようとすると、
どの言葉に対しても「違う」と否定してしまう。
聴いている最中の自分を思い出すと、
自然と大声を上げていた。
ふだんは、音楽の演奏を聴きながら、声を上げるなんていうことはしない。
しかし、なぜ、この時は、ドラムの盛り上がりと共に、発狂したかのような
声を数回に亘って上げてしまったのか、不思議だ。
また、不思議なのは「時間」
ドラムソロは1時間の予定だったし、結果も1時間だったはずだ。
しかし、その1時間という時間が
わからなかい。
短かったようにも思えるし、「濃密」だった。
1部のドラムソロも終わると、
日野氏はふらふらだった。
声が震えていた。
一番初めに司会の女性が、
日野晃氏のプロフィールを紹介した後、
「1時間ドラムをぶっ叩くなんて無理だ!」と
日野氏は医者から忠告を受けた、と告げた。
これまでも日野氏は、
科学的根拠、医学的根拠をぶっこしわして
常識をぶっつぶしてきたので、
今回もこの決意を曲げなかったそうだ。
このことを初めに聞いたので心配だったが、
2部の「残月(A MORNING MOON)」、
アンコール「マイ・ファニー・バレンタイン」を続けて、
ピアノの田中武久氏、ベースの宮野友巴氏の
トリオで演奏した時はもう復活していた。
終わってロビーでみんな一緒になってビールを乾杯したが、
その時はもう元気だった。
超人だ。
それが武道家か? いや「武道家の演奏」と言うものではないはずだ。
ではドラマーか? 「ドラマー」とかそんなレベルではない。
日野晃が1時間ドラムを叩き、私は凄い!と心を動かされ、
昂揚させられ、声を上げ、そんな時間だった。
同行者に、私が久しぶりに生き生きとしていると言われた。
次は、2月24日 東京だ。
絶対行く。
ドラムソロコンサート当日
今日は日野晃ドラムソロコンサート「La Fiesta 134 -祭り-」 の当日。
午後4:30会場
午後5:00開演
会場は、大阪 ビジネスパーク 円形ホール
最寄り駅は、市営地下鉄鶴見緑地線「大阪ビジネスパーク駅」。
その駅のエレベーターを上がった所がIMPホールのあるビル。
大阪市中央区城見 1-3-7
TEL:06-6941-0941
ぽあんさん、コメント
ありがとうございます。
お会いできるのを楽しみにしております。
でらしね流宇
さんにもお会いできるのでしょうか。
ぽあん
さんのブログや、
そこからリンクが張られていた
日野晃さんの「サムライなこころ」
という日記を
拝見すると、
みんなで「さくら さくら」を歌って
日野氏に響かせることから始まるらしい。
ウィキペディアの「さくら さくら」の項目で、
歌詞をチェックした。
「さくら さくら」(または「さくら」)
作詞・作曲不詳
さくら さくら
やよいの空は
見わたす限り
かすみか雲か
匂いぞ出ずる
いざや いざや
見にゆかん
日野晃 大阪公演前日
本日が、ポリスの大阪コンサート
で、明日が日野晃大阪コンサート
。
Youtubeの音源
を聴きながら、これを書いています。
日野氏は熊野古道の辺りにお住まいだと
小薮千豊氏及び、西田幸治と哲夫(中西哲夫)両氏による「笑い飯」出演の
ラジオ番組「ゴー傑P」
でおっしゃっていた。
熊野古道というのは世界遺産にも登録された、
山深いところではないだろうか。
雪は大丈夫だろうか。
ぽあんさん、コメント
ありがとうございます。
見知らぬ方からの突然のご依頼にびっくりしましたが、
とりあえずカセットテープを用意していきます。
リンクを張って頂いたブログ「ぽあん歩庵」
を拝見すると、
プロフィールにお顔写真がありましたので、
お見かけしたら、声をおかけします。
もともとノイズが多かったもののダビングで、
音質はよくありませんので、ご了承ください。
私はお恥ずかしいことに武道のことはあまり存じ上げませんが、
皆さん、すごいですね。
内弟子等のシステムがあるのですね?
ちなみに、はてなダイアリーによると、
内弟子とは、「
師匠の家に住み込みで修業する弟子。
家事手伝いをしながら稽古に励む。
日本の古典芸能、武道、囲碁・将棋の世界で多く見られる。」
とありました。
またいずれ詳しく知りたいと思います。
そういえば、ラジオ番組でも、
「武道ってどんなんですか?」と訊かれたら、
「日本の文化なんだから自分で知ってください」
と言います、と武道家・日野晃氏は仰っていました。
ぽあんさんのブログでは、
日野晃氏の情報にダイジェストでリンクを張って頂いていて、
参考になりました。
「クイズ紳助くん」
にも出演されていたのですね。
また、「日野先生と武禅」
というカテゴリーでも、
日野晃氏をよく知ることができました。
私の方は、「クリスマスコンサートのDVD」をお貸し頂けませんでしょうか。
武道家、というと強そうで、コワそうな方ばかり想像していて、
コンサートの客層もちょっと怖いのではないかとちょっと緊張していたのですが、
ぽあんさんみたいに女性の方も多くいらっしゃることを知って、
とても安心しました。
ぽあんさんは広島からいらっしゃるのですね!
もしかすると3連休を利用して、
西日本を中心に全国から集ってくるのかもしれませんね。
皆さんにお会いできることを、
日野晃氏のドラムを生で聴けることを楽しみにしています。
ポリス 大阪公演前日
本日、2月9日、大阪では朝から雪が降った。
すぐ止むだろうと思っていたら、なかなか止まずに積もった。
窓から見る雪景色はきれいだったが、隙間風が寒かった。
Yahoo! ニュースによると、
「大阪市内で11年ぶり積雪5cm 東海道新幹線に遅れ」
だそうだ。
9日午後7時の観測では、
奈良市11センチ
京都府南丹市9センチ
滋賀県余呉町13センチ
のようだ。
同じく、Yahoo! ニュース
では、
2月8日、スティング、スチュアート・コープランド、アンディ・サマーズら
ザ・ポリスの3人が、プライベートジェット機で成田空港に着いたと報じている。
2月10日は京セラドームにて4半世紀ぶりの日本公演
。
18:30から開始予定。
スティングの息子で、ニルヴァーナに衝撃を受けたという、
ジョー・サムナー率いるフィクション・プレインの前座で幕を開ける。
The Police と Fiction Planeから東京から大阪までは何で来るのだろうか?
新幹線なのか、プライベートジェット機か。
いつ来るのだろうか。
雪は大丈夫か。
ポリス公演事務局 のサイトでは、ポリスの代表曲がダイジェストで延々と流れる。
その翌日は、大阪 ビジネスパーク 円形ホールの日野晃ドラムソロコンサート と
大阪でのイベントが続く。
70年代の日野明
大阪の日野晃ソロ・ドラムコンサート まであと3日。
なぜか、また阿部薫のことが気になって検索したら、こんなページを見つけた。
「阿部薫の思い出」
杉谷久美子さんという方がお書きになっている。
プロフィール
を読むと、
大阪新町に住んでいて、
ヴィク・ファン・クラブ
の世話人をされているとのことだ。
このエッセイは、タイトル通り、阿部薫氏の思い出を書いているものである。
濃密で、そして、切ない。
日野明氏が生きてきた70年代はこんな感じだったのか、と少し納得する。
文中、
「阿部薫が死ぬであろうことは、死の直前に小樽で共演した友人のドラマー日野明に聞かされていた。
それは仕方ないとしか言いようのないものだった。」
という箇所がある。
具体的なことは書かれていないので、どこか不可思議な印象が残る。
kumiko 日記
というブログも書いておられる。
「音楽」のカテゴリーの、
2004年10月10日の日付、「細野ビルヂングのジャズライブ」
というタイトルの文章では、
岩本ヒロユキさんという方のドラムを、
「ものすごくスピードと重量感があって、70年代の日野明を思い出した。」
と評している。
ちなみに細野ビルヂングは、わかぎえふ氏のエッセイにも登場したなあと思い出す。
また今日も2007年の日野晃をYoutubeで 観て、寝る。
「ゴー傑P」の録音を聴く。
今日、職場に携帯型ステレオカセットプレーヤー(いわゆるウォークマン)を持っていった。
同じ職場のバイト女性にラジオ番組を録音したカセットテープを借してもらう約束をしていたからだ。
その番組は、
毎日放送「ゴー傑P」
1月19日放送分。
深夜2時から放送している番組だ。
出演者、
吉本新喜劇の座長で元ビリジアンの小籔千豊さんとM-1レギュラー(?)・笑い飯。
そのゲストが日野晃さん。
このカセットを借りるに至った経緯は、昨日のこのブログをお読み下さい。
帰りの2時間の電車でちょうど聴き終えた。
やっぱり日野さんは、すごい!
日野さんの声を初めて聴いた。
そして経歴も。
中学時代はオリンピックの強化選手。
それから先が見える人生はおもしろくないからという理由で、
高校をドロップアウト。
お店をやって、ジャズドラマーの道に。
その後、武道家・・・。
ものスゴイ経歴だ。
ますます2月11日のコンサート
が楽しみになった。
意外にすごいと思ったのは小薮千豊さんの返し。
台本があるのかないのかわからないが、
日野晃さんの話す内容を今まで培ってきた知識を駆使して解説しながら、
すごいことをすごいことだと理解し、
さらに話をひろげ、最後にギャグで落とす。
会話のお手本になる。
笑い飯の2人は案外静かだった。
途中、日野晃氏のドラムの音源
が流されたが、
またしても小薮氏は、「すごい!」 「斬新ですねー!!」という感想。
日野氏のことを天王寺が産んだアンディー・ウォーホールとも評していた。
小薮千豊さんも笑い飯の二人もコンサートを聴きにくるのかもしれない。
職場の女性も
「吉本の若手芸人とかタレントが聴きにくるかもしれへんで。 一緒に行こ!」
と他の若い女性を誘っていた。
120分のカセットが話の途中で終わった。
小薮さんが
「うちの娘はきっと美人になるだろうから、
その時は、護身術を習うために家族で日野晃さんの住む、
熊野古道に引っ越して、日野さんの道場に通わせる・・・・・」
という話の途中で切れた。
ラジオは朝の5時までやっていたらしい。
それもすごい話だ。
カセットは午前4時頃のところまでで終わった。
小薮さんや笑い飯のファンは寝ないで朝まで聴いているのだろうか。
続きが気になって、小薮ファンの同僚にメールしてたずねたら、
彼女も2時に録音ボタンを押して寝たから
2時間分のその後は聴いていないという返事だった。
コンサート
まであと5日!
