『METAL GALAXY』インプレッション(1) | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日10月10日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。
なお、明日10月11日21:00~、WOWOWにてBABYMETALAWAKENS -THE SUN ALSO RISES-公園@横アリが放映されます。
そして、いよいよ『METAL GALAXY』リリースまで、あと1日。

なんですが、さきほど、予約注文しておいた『METAL GALAXY』初回生産限定SUN盤、MOON盤、初回生産限定盤の3種類が到着してしまいました。THE ONE盤と合わせて4種類。

US盤はまだ届いていません。
すでに、『ヘドバンVol.24』や『PMCVol.15』に評論家のインプレッションや本人たちのインタビューが掲載されているので、少々フライング気味だが書いてみる。

<Disk1>
1.    FUTURE METAL
横アリ以降、ライブの途中に入っていたCGのインスト曲。
『BABYMETAL』では、デスメタルの「BABYMETAL DEATH」、『Metal Resistance』ではパワーメタルの「Road of Resistance」がオープニングだったが、『METAL GALAXY』ではオートチューンのテクノ。メタル銀河を巡るBABYMETALの“なんでもあり”路線の幕開けだ。
2.    DA DA DANCE
完全にEDM。16ビートのダンスチューンで、サビは小室風に転調する。時折「Hoo!」というScreamも入るし、ラップパートもある。もちろんバックには歪んだメタルギターのリフがちりばめらているが、これまでのBABYMTALとは真逆といってもいいパリピな一曲。Tak Matsumotoのソロは、曲調に切り込むような、かなりメタル寄りなフレーズを響かせる。この曲で踊るMOAが見たい。
3.    Elevator Girl
もうおなじみになったエレガ。これも『METAL GALAXY』の中で聴くと、ジャズ風のピアノの入り方、ウネるベースラインなど、ただのハードコア・ポップではなく、様々要素がミックスされて、BABYMETALの多様化の一角を担っていることがよくわかる。
4.    Shanti Shanti Shanti
これも、お馴染みになったインド風メタル。
音源だけだとあのボリウッド風ダンス+メタルの雰囲気は伝わらないが、やっぱり「♪ライララライララ」のところでヘドバンしてしまうな。ぼくは三拍子のところが好き。
5.    Oh! MAJINAI(Feat. Joakim Broden)
Loudwireのインタビューで、SU-が一番気に入っていると言っていた曲。
ロシア民謡(ポーレ)のリズム。リフはメタルだが、サバトンのヨアキムのグロウル「なんでもない!気にしない!」「ナイナナナイナイナイ…」は巨人や小鬼と少女たちが輪になって歌っている童話の世界。NHK「みんなの歌」推薦。
6.    Brand New Day(Feat. Tim Henson and Scott LePage)
シティ・ポップ+メタルの趣。マスロックバンドPolyphiaのTim HensonとScott LePageのギターソロは短いが異常にカッコイイ。
颯爽と都会を歩くオトナの女SU-…。バックに入る「♪Just Step by Step」とか「♪Make my Day」のコーラスはMOAかな。
7.    ↑↓←→BBAB
引き続きシティポップ+ジャングル+メタル+変拍子+オートチューン+「ずいずいずっころばし」。なんでもあり、なんじゃこりゃ?これぞBABYMETAL!のなんじゃこりゃ感満載。ぼくは一番好きかも。「♪うえしたひだりみぎびーびーえーびー」はMOAかな。
8.    Night Night Burn!
一番メタルっぽいタイトルと思ったら、リズムはサンバで、メタルギターのリフなのにバックにコンガが響くし、途中スパニッシュギターやホーンも入る。90年代トレンディドラマ主題歌風というか。歌詞は「♪まだまだナイナイバー」なんだけどね。MOAは「♪オレーオ!オレーオ!オーオーオー!」他コーラスで参加している模様。

このようにDisk 1は、未公開だった曲が多く、それもぼくらの予想を全く覆す、テクノ、DTM、シティポップ、サンバといったポップで大人な曲調の楽曲が次から次へと展開される。とはいえ、歌詞はナンセンスな感じが多いし、編曲はプログレ的な作りになっている。BABYMETALという存在は、メタルの概念を超えていたが、この楽曲群は、これまでのBABYMETALの概念をも超えている。
(つづく)