★今日のベビメタ
本日12月8日は、2013年、NHK Worldで、SU-出演のJapan Pop Culture Carnivalが紹介され、2016年には、Red Hot Chili Peppers UKツアーのSpecial Guestとして、グラスゴーTHE SSE HYDROに出演し、2018年にはGood Thingsフェス@豪州・シドニーPARRAMATTA PARKに出演する日DEATH。
―引用―
父ちゃん…海外にいる時ばかり夢に出てくるんですけど…www
今は何処にいるのと聞いたら、
横浜市鶴見区にいると言ってました…ww
行ったことないんですけど…ww
こんな表情してました。
(σ´∀`)σ
息子は頑張ってるよー
また会おう!
友樹は何してんだろう?
―引用終わり―
本日朝ツイートされた青山英樹神のTwitter。
うう。涙が止まらない。ソニスフィア2014の後にも、ニコニコ笑っている御父君の夢を見たというツイートがあった。弟君の友樹さんも今年8月21日に急性心不全で亡くなっている。遠く星々の世界へ去った二人の思いを背負って、青山神は海外で戦っている。
もちろん、Starlightとなった藤岡神の思いも、傷つき離脱したYUIMETALの思いも。
メンバー、神バンド、ダンサー、スタッフ、全員がその思いを共有して、酷暑のオーストラリアで戦っている。
だから、BABYMETALは強い。最強である。
Good Thingsフェスティバル2日目、シドニーPARRAMATTA PARK。
昨日は曇っていたが、今日は雲一つない晴天。
シドニーは410万人というオセアニア最大の都市。しかも土曜日。来場者も昨日よりさらに多く、ピットの密集率、圧縮、サーファーの数はとんでもないレベルだったようだ。
定刻15:15(日本時間13:15)、Stage1にBABYMETALが登場した。
セットリストは、シンガポール、メルボルンと同じ。
1.メギツネ
2.ギミチョコ!!
3.Elevator girl
4.META!メタ太郎
5.Distortion
6.KARATE
7.Road of Resistance
メンバー:SU-METAL、MOAMETAL、ダンサー:SAYA
ギター:下手平賀優介神、上手ISAO神、ベース:BOH神、ドラムス:青山英樹神。
今日はカラッと晴れていたため、ステージには、日蝕のバックドロップが下がった。
やっぱり、あの黒金コスチュームには、日蝕がよく似合う。ダウンロードでもそうだったが、フェス出演の45分ステージで、トータルのデザイン性にここまで凝るバンドは少ない。だが、それがトータルのクオリティを生むのだ。
もちろんデザインだけじゃない。SU-の歌唱は、さすがツアー3日目でギアが入ってきた。
1曲目「メギツネ」。SU-の歌はゆるぎないピッチと観客の心を貫き通すようなクリアトーン。間奏部の「1,2,1,2,3 Jump!」で、会場は大騒ぎ。ニコニコ顔で跳ねまわる観客のため、砂ぼこりが舞い上がり、ステージが見えないありさま。
これは、ライブの間中続き、終演後のISAO神のツイートは、「砂地獄」の一言。スタッフは昨日と違って放水せず、観客の靴から衣類は砂まみれになったようだ。
(Lucaさんツイートより)
2曲目「ギミチョコ!!」では、MOAが青山神に変顔対決をしかけたり、SU-のほっぺをツンツンしたりする懐かしいシーンも見られた。MOAが楽しいとぼくらも楽しい。
5曲目「Distortion」間奏部でのSU-の煽りが凄かった。
「Hey Sydney!!! Everybody clap your ha---nds!!! And Screa-----------m!!!」。
これに応えて観客も「ウォー」と叫ぶ。
裏のリズムをちゃんととってSU-が「Sing!」というと観客が「♪Woo Woo Woo Woo」と歌う。
これこれ!2016年のフェスでは、こういうC&Rが頻繁にあったのだけど、2018年は少なかったのよ。BABYMETALが本領発揮の海外夏フェスでノッていることがわかる。
「KARATE」では、久々の「Everybody Jump!」の御下命があったようで、ピットはジャンプし踊りまわるオージーメイトさんによって、またも土煙が舞い上がり、とんでもない大騒ぎ。すごいエネルギー。
その中を「♪走れー!走れーエエエエエエー」というSU-のクリアトーンが響き渡る。「涙こぼれても、心折られても、戦うんだ」というメッセージが、遠くファンカムを見ているだけのぼくの心も揺り動かす。今、この時に起こっている「事件」としかいいようがないドラマチックな瞬間。これこそBABYMETALの本質である。
フィニッシュ曲「Road of Resistance」での三人のダンスのシンクロ率、SU-の歌唱、MOAの笑顔、SAYAの顔笑り。「♪Woo Woo Woo Woo…」と大合唱し、こぶしを突き上げる観客。そのすべてが永遠の輝きを持っている。舞い上がる砂ぼこりの形さえも、黒いバックドロップに映えて、美しく見える。
今日初めてBABYMEETALを見たオーストラリア人観客も、決してこの瞬間を忘れないだろう。
SU-が「♪レジスターンス!」と歌い上げると、こぶしを突き上げていたMOAが上手のお立ち台に、SAYAが下手スピーカーの位置まで行って、ぴょんぴょん跳ねながら客席を煽る。「We are?」「BABYMETAL!」のC&R。もう何百回も見たシーンだ。
だが、今日は「これが、今の私たち、新生BABYMETAL、どうよ⁉」という問いかけである。
ネット上に、まだYUIMETALの復帰を願う書き込みがあるのは事実だ。だが、SAYAを入れて三人体制になった新生BABYMETALは、もう吹っ切れている。今日のSU-の歌声、MOAの観客への目線や気合の入ったDance &Scream、SAYAの顔笑りには、色々な思いを背負いながらも、歌とダンスと演奏で、今、目の前の観客の心を動かすことだけに集中している純粋なアーティストの輝きがあった。いろんなロックバンドを見てきたが、そんなもの、めったに見れないぞ。
観客は「BABYMETAL!!!」と叫びながら、新生BABYMETALを承認し、称賛の雄たけびを上げていた。
画像をあげてくれたオーストラリアのLucaさんいわく、「BABYMETAL WERE AMAZING」だそうだ。
この一言がすべてを語っている。
SU-、MOA+SAYA+平賀神、ISAO神、BOH神、青山神からなる「新体制」のBABYMETALは、OffspringやStone Sourがヘッドライナーの夏フェスで、圧倒的な訴求力を持ち、オーストラリアのロックファンに受け入れられた。
明日最終日はブリスベン。顔笑れ、戦え、BABYMETAL!