★今日のベビメタ
本日12月9日は、2018年、Good Thingsフェス@豪州・ブリスベンSHOWGROUNDSに出演する日DEATH。
本日のブリスベンの気温は27℃。三日間で最も低い。天気は雲の多い晴天。
ブリスベンは、第二次世界大戦中には、連合国軍太平洋司令部が置かれ、あのマッカーサーがいたところである。現在の市内人口は約105万人で、日本で言えば仙台市かな。
会場は、同じSHOWGROUNDという名称だが、メルボルンより小規模。Stage1とStage2のあるメイン会場は、講堂みたいな建物やスタンドに囲まれた一角で、狭く見える。
日曜日の午後、BABYMETAL登場時には、ギッチギチに詰まっていた。
セットリストは、シンガポール、メルボルン、シドニーと共通。
1.メギツネ
2.ギミチョコ!!
3.Elevator girl
4.META!メタ太郎
5.Distortion
6.KARATE
7.Road of Resistance
メンバー:SU-METAL、MOAMETAL、ダンサー:SAYA
ギター:下手平賀優介神、上手ISAO神、ベース:BOH神、ドラムス:青山英樹神。
気温は昨日より低いのに、セキュリティスタッフが、曲のリズムに合わせて観客に放水していたという。
定刻15:15(日本時間13:15)。
短い紹介に続いて、「♪キーツーネー、キーツーネー、私はメーギツネー」というSU-のSEに続いて、C#mの連続リフが流れると、会場はものすごい歓声に包まれた。
会場の後ろから見ると、この何度も繰り返し、じらすような「サクラサクラ」のメロディは、まさに「日本」であり、日の出ずる国からやってきたBABYMETAL登場!という異様な興奮が、観客の間に広がっていくのがよくわかる。
そして、黒いキツネ面を顔の前に掲げた三人の少女の登場をスクリーンで確認すると、大歓声とともに「これがBABYMETALかー」という感嘆が漏れる。
フェスに来場する初見客は、他のバンドとどう違うのか、どんなバンドなのかにまず興味を持つ。ぼくらには当たり前に見えるが、やはり、日本から来たまだ若い少女たちが、本格的なメタルをやるというのは、強烈な個性だ。
キッスは悪魔ペイントで、AC/DCは半ズボン、チープトリックは野球帽でインパクトを与えた。三人の少女がキツネ面で登場するBABYMETALの「メギツネ」始まりは、初見客の多い海外フェスではやはり強い。
和楽器のSEで息の合った狛キツネポーズをとったあと、「ソレ!ソレ!ソレ!ソレソレソレソレ!」と歌い踊る三人は、ジャンプしつつ、見事に下手へ平行移動し、中央に戻ってくる。かつてMIKIKO師が空中で姿勢を変えられないため最も難しいと言い、ソニスフィア2014でUKメタルヘッズを驚倒させた、あの空中平行移動である。今日はこれがはっきり確認できた。身体能力の高いSAYAは、魔法と呼ばれたBABYMETALの「あの動き」を見事に体現していた。
SU-は今日も絶好調。青空に「♪ここに生きーるー」が吸い込まれていき、そのあとで平賀神、ISAO神のピッキングハーモニクスがきゅいーんと響く。
間奏部、SU-の煽り「Hey! Brisbane! On the count of three, you know」で切り、「Are you ready?」と可愛くいってから、「A—re you ready to Jump up with the FOXGOD!?」と畳みかけるような煽り方。こういう微妙なアレンジがいいね!
「メギツネ」でインパクトを与えておいて、有名な「ギミチョコ!!」でさらにヒートアップさせ、「Elevator Girl」でダンスの見事さとポップさを訴求し、「メタ太郎」で会場が一体となった2拍子&バイキングモッシュの楽しさを味わわせ、「Distortion」では、「Sing!」「Woo woo woo woo!」のカッコいいC&R。「KARATE」では、Only Oneの道を進むBABYMETALの気概を、それぞれ表現する。45分間の夏フェスという舞台で、BABYMETALは「らしさ」を取り戻したように思う。
なお、昨日のシドニーでは「KARATE」を見た現地駐在の日本人の奥様が、「曲の途中でダンサーが倒れちゃって、シンガーに助け起こされていたけど、大丈夫かしら」と心配していたとの情報が。大丈夫。それがBABYMETAL DEATH。
フィニッシュ曲「ROR」では、「♪Woo Woo Woo Woo」のシンガロングパートで、上手のステージに行ったMOAがニコニコ顔で戻って来て、一瞬涙か、汗かをぬぐうシーンが見られた。思い出のシンガポール、そして灼熱のオーストラリア。BABYMETAL World Tour 2018も今日が最終日。
昨日、オーストラリアのロック評論サイトWALL OF SOUNDに掲載されたBrowny氏によるメルボルンでのBABYMETAL評。
―引用―
BABYMETAL came on the main stage with a huge introduction and a huge lead-up with thousands of fans screaming their name. We’re talking face painted backing band and matching outfits for the girls and we’re talking serious metal from Japan. There were some die-hard fans in the crowd who were dressed similarly to the girls and holding merchandise with them at the festival.
It was quite a special moment to share the very first Australian show with BABYMETAL and you could even feel from their serious choreographed facial expressions that they were really enjoying themselves and trying not to break character.
The performance itself was incredible and really proved that Australia has a lot of appetite for them, potentially enough for their own headlining Australian tour one day perhaps.
I think it’s safe to say that BABYMETAL may have stolen the show and been the highlight of the festival for the majority of punters.
Arguably the best performance of the day, standout hits like ‘Gimme Chocolate’, ‘Distortion’ and ‘KARATE‘ sent the crowd nuts (well those up close anyway) and closing track ‘Road of Resistance‘ undoubtedly left us all wanting more. Definitely can say the band have made a few new fans upon their first trip down under, lets hope they’ll be back again sooner than later.
BABYMETALが、ものすごい紹介と大勢のファンが叫ぶ名前とともにメインステージに登場した。私たちは、フェイスペイントをしたバックバンドやマッチングしたコスチュームを着た少女たちのことだけではなく、日本発のシリアスなメタルについても話していた。観客の中には、少女たちのコスプレをし、フェスティバルの商品を抱え込んだダイハードなファンがいた。
オーストラリアでまさに最初のBABYMEATALのショーを共有するのは、全くもって特別な瞬間で、シリアスな振り付けや表情から、彼女たちが本当にショーをエンジョイしていて、キャラクターを壊さないようにしていることを感じるとることもできた。
パフォーマンスそれ自体は、インクレディブルで、オーストラリア人が本当に彼女たちに魅力を感じていることを証明していたし、おそらくオーストラリアでヘッドライナーツアーをやれるポテンシャルを示していた。
私は、BABYMETALがショーをかっさらい、フェスティバルのハイライトとして、賭けの大半をもっていったといって過言ではないと思う。
間違いなく本日最高のパフォーマンスであり、傑出したヒット曲の「Gimme Chocolate」、「Distortion」、「KARATE」は、観客の心を奪ったし(特にクローズアップすれば、だけど)、フィニッシュ曲の「Road of Resistance」では、疑いなく、もっと続けてほしいと思った。
間違いなくバンド(註:BABYMETAL)は、この最初のツアーだけで、少なからぬ新しいファンを作ったと言うことができる。彼女たちが、遅からぬうちに、すぐにでも戻ってきてくれることを期待しよう。
(翻訳Jaytc)
―引用終わり―
シンガポールでヴェールを脱いだ「新体制」の海外仕様は、SAYAを加えた新三人組フォーメーションだった。
これが続き、SAYAが新メンバーとなるのか、また別バージョンがあるのか、正直わからない。だが、このツアーではっきりしたことは、どんなフォーメーションであれ、BABYMEALはステージで全力を尽くし、観客の心を動かす、純粋でゆるぎないメタル・パフォーマーだということだ。
SU-、MOAやBOH神、青山神はもちろん、相当なプレッシャーの中、「新三人組」となってくれたSAYA、藤岡神のポジションに入ってくれた平賀優介神も、このBABYMETALスピリットの体現者だった。
お疲れさまでした。そしてありがとうございました。本当に感動しました。
海外遠征組のメイトのみなさん、お疲れさまでした。貴重な情報をありがとうございました。
チームベビメタのスタッフのみなさまも、お疲れさまでした。今年の締めくくりに、Judas Priest強行のシンガポールサポートと、強行軍のGood Thingsフェスに参加してくれてありがとうございました。気をつけてお帰りください。そして年末年始は、ゆっくりとお休みいただき、また来年、意欲的な「世界征服」スケジュールを期待しています。
ぼくは、いつでも、BABYMETALの味方です。