そして彼らは動き出した
手紙のことをケラースに話すと、
「お願いします。すごく面白い。是非お願いします」
意外な返事だった。さらにケラースは
「何かと大変でしょう。これ使って下さい」と言い、目の前に封の切ってない札束を二つ置いた。
「あなたは一体?」
「ハハ、ただの金持ちです。これは金持ちの道楽みたいなもんです」
そして彼らは準備を始めた。
大量の便箋と封筒。大量の切手を購入した。
手紙を書くのは徹だ。
ファックスで送られてくる情報は名前と死ぬ日だけで、その他の住所などの情報はケラースが調べた。
送られてくる全員というわけではなく、その中でいい人を三人で選んで送った
そして、ジョーカーズというチーム名を付けた。
徹はエジェット、達也はストースとジョーカーズでのニックネームを付けた。
その行為によって何の反応もなかったが、徹はいいことをしていると思っていた。
ただケラースは違った。本当に金持ちの悪趣味的な感じだった。
一年、二年と時が経つにつれ、ジョーカーズのメンバーは増えた。
全国各地で同じようなことをする連中が増えた。
ケラースの支配下の元。
ただ、ストースはこのことに疑問を抱き始めていた。
ストースはジョーカーズを去った。
その後の足取りは知らない。
「お願いします。すごく面白い。是非お願いします」
意外な返事だった。さらにケラースは
「何かと大変でしょう。これ使って下さい」と言い、目の前に封の切ってない札束を二つ置いた。
「あなたは一体?」
「ハハ、ただの金持ちです。これは金持ちの道楽みたいなもんです」
そして彼らは準備を始めた。
大量の便箋と封筒。大量の切手を購入した。
手紙を書くのは徹だ。
ファックスで送られてくる情報は名前と死ぬ日だけで、その他の住所などの情報はケラースが調べた。
送られてくる全員というわけではなく、その中でいい人を三人で選んで送った
そして、ジョーカーズというチーム名を付けた。
徹はエジェット、達也はストースとジョーカーズでのニックネームを付けた。
その行為によって何の反応もなかったが、徹はいいことをしていると思っていた。
ただケラースは違った。本当に金持ちの悪趣味的な感じだった。
一年、二年と時が経つにつれ、ジョーカーズのメンバーは増えた。
全国各地で同じようなことをする連中が増えた。
ケラースの支配下の元。
ただ、ストースはこのことに疑問を抱き始めていた。
ストースはジョーカーズを去った。
その後の足取りは知らない。
ケラース
「誰だあんた!」
男は言い放った。
しかし、徹もデスフィールドの男も、この家の主じゃない。
その男にどうこう言う権利はなかった。
ここに入り浸ってから、徹に至っては当たり前のように住んでいた。それがもう一ヶ月以上続いていたせいで錯覚していたのだろう。
「私はケラース。この部屋を作った男です」
男は身長の割に異様なオーラがあった。
「デスフィールド?ライフフィールド?」
「一応デスフィールドだが、ライフフィールドにも行けるよ」
ケラースの腕にはブレスレットはなかった。
「腕輪がないのに何故?」
「それも私が作りました。まあ正確に言うと作らせました」
「っていうか、勝手に部屋に入ってすいませんでした。僕はライフフィールドの江連と」
ケラースは遮るように
「知ってます。江連徹さん。あなたは石川達也さんですね」
男はまたまたビックリしていた。
そういえば徹もその男の名前を聞いてなかった。
「あなたたちがこの部屋にいつ来たかも、どんなことをしていたかも大体分かっています」
石川と徹は反射的に部屋の中を見回した。
「カメラはありませんよ。あなたたちのプライベートにも興味はありません。ただ、この部屋は自由に使ってもらって結構です」
男は言い放った。
しかし、徹もデスフィールドの男も、この家の主じゃない。
その男にどうこう言う権利はなかった。
ここに入り浸ってから、徹に至っては当たり前のように住んでいた。それがもう一ヶ月以上続いていたせいで錯覚していたのだろう。
「私はケラース。この部屋を作った男です」
男は身長の割に異様なオーラがあった。
「デスフィールド?ライフフィールド?」
「一応デスフィールドだが、ライフフィールドにも行けるよ」
ケラースの腕にはブレスレットはなかった。
「腕輪がないのに何故?」
「それも私が作りました。まあ正確に言うと作らせました」
「っていうか、勝手に部屋に入ってすいませんでした。僕はライフフィールドの江連と」
ケラースは遮るように
「知ってます。江連徹さん。あなたは石川達也さんですね」
男はまたまたビックリしていた。
そういえば徹もその男の名前を聞いてなかった。
「あなたたちがこの部屋にいつ来たかも、どんなことをしていたかも大体分かっています」
石川と徹は反射的に部屋の中を見回した。
「カメラはありませんよ。あなたたちのプライベートにも興味はありません。ただ、この部屋は自由に使ってもらって結構です」
優しい死神
妻が死んだ後の徹は一ヶ月ほど抜け殻状態だった。
住む家もない徹はおかしなファックスのある部屋で寝泊まりするようになった。
ちょこちょここないだの男が現れるだけで、来客もなく楽だった。
詳しく聞くとその男はもう35年も前に死んでいる男だった。
彼は自分が死んだ後のこの世のことを色々聞いてきた。僕もあの世のことを色々聞いた。
生きてる人と死んだ人の会話。変な感じだが、意外と海外留学から帰って来た友人と会話するような感覚だった。そんな不思議な会話が割と楽しく、抜け殻の僕に何かを吹き込んでくれた。
「妻に会えますかね?」
「まだ死んだばかりだからすぐには無理だけど、不可能じゃないよ。」
「あのぉ」
「何?」
「僕考えたんですが、このファックスから流れてくるこれから死ぬ人達に手紙を書こうと思うんです」
「何て?」
「そこまでは考えてないんですが、一応告知的な感じで。・・突然事故で死んでしまうとなるとやり残したこととかあって悔やまれると思うんですよ」
「でも告知したら事故が回避出来て、運命が変わってしまったりするんじゃないかなぁ」
「変わらないよ」
突然後ろから聞こえきた声に二人は驚いた。
振り返るとそこには身長130センチほどの小柄な男が立っていた。
住む家もない徹はおかしなファックスのある部屋で寝泊まりするようになった。
ちょこちょここないだの男が現れるだけで、来客もなく楽だった。
詳しく聞くとその男はもう35年も前に死んでいる男だった。
彼は自分が死んだ後のこの世のことを色々聞いてきた。僕もあの世のことを色々聞いた。
生きてる人と死んだ人の会話。変な感じだが、意外と海外留学から帰って来た友人と会話するような感覚だった。そんな不思議な会話が割と楽しく、抜け殻の僕に何かを吹き込んでくれた。
「妻に会えますかね?」
「まだ死んだばかりだからすぐには無理だけど、不可能じゃないよ。」
「あのぉ」
「何?」
「僕考えたんですが、このファックスから流れてくるこれから死ぬ人達に手紙を書こうと思うんです」
「何て?」
「そこまでは考えてないんですが、一応告知的な感じで。・・突然事故で死んでしまうとなるとやり残したこととかあって悔やまれると思うんですよ」
「でも告知したら事故が回避出来て、運命が変わってしまったりするんじゃないかなぁ」
「変わらないよ」
突然後ろから聞こえきた声に二人は驚いた。
振り返るとそこには身長130センチほどの小柄な男が立っていた。