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さめのブログ

昔はロボット作ってた社畜が適当に書く忘備録

CAM機能を使っているとちょくちょく出てくる「Lifting feed plane to topmost ramp.」と「Lifting retract plane to feed plane.」の対処方法がわからなくって困っている人がいました。自分なんですけどね

 

 

これちゃんと検索かけたらAutoDeskのページにPDFで解説が出てきました。ざっくりいうと送り高さが低すぎる時の警告です。

 

細かい解説ですが、まず日本語の現時点でのCAMの設定画面ではこんな感じです。出てきたPDFと照らし合わせるとfeed planeは送り高さの事で、retract planeは退避高さの事です。ポケット加工する時なんかだと工具の底面が材料の一番高い部分より高いときは干渉してしまうので、そこの部分について警告しているみたいですね。送り高さと退避高さのオフセットを十分大きくすれば解決します。

 

 

特に理由はないんですけど、最近のグローバルな流れに対して思ったことをブログという後世に残る形式で書いてみようと思います。

理由としてTwitterはあくまでつぶやきであり、そのうち情報が流れて埋もれてしまうから。ブログのほうがいつまでも残るでしょ?って

 

ちなみに10年以上前のロボコンやりつつ勉強ちゃんとやってた時代のブログはジオシティーズなのでもうすぐ消えます。なので後世に残るとか言いながらも結局はこのブログもある時急に消えてしまうんでしょうね…

 

さて本題です。なんでこんなものづくりも日常も全く関係ない事を書こうとしたのか?

意識高い高いマンの一言です。こんなの。みなさんも良く聞くと思います。

「TOEICって現実に即していないし、正直英語のコミュニケーションには直結しないよね(ドヤァ)」

 

私の意見ですが。。。

「とりあえずお前のTOEICが900点は超えているか米英豪に長期留学している事を確認させろ。話はそれからだ。」

につきます。

なんでこんな意見を持っているのかをこのブログでは書こうと思います。ちなみに気が向いたら続編を書こうとおもいます。

 

まず、私の英語力ですがこんな感じです。

・最近ノー勉で受けたTOEICスコアは535点でした。

・アメリカ西海岸に累計で3.5か月程度仕事で出張しています。

・めっちゃナチュラルにアメリカ人からお仕事関連のメールが英語で飛んでくる。和文で返して現地の日本人にどうにかしてもらうこともあるし、直接英文で返すこともある。一応頑張って書いた英文は通じてはいるらしい

 

正直英語できる部類にはまだまだ遠いですが、初めてTOEICを受けたときが20歳の頃で385点だったので、仕事を通じて英語の能力は上がっていると思います。そしてこの10年弱で150点上がった結果意識高い高いマンの意見は間違っていることも多いんじゃないのか?って気が付けるようになったので、何がどう間違っていたのかアウトプットしてみます。

 

まず、私がこの数年間で得たTOEICに関して得た感覚として、あれはかなり仕事で出張する人達の英語力を測定するのには向いていると思うようになりました。例を4つほど挙げます。

例1 俗にいう引っ掛け問題が巧妙に良く出来ている。

TOEICは英文法や単語の試験ではなくてコミュニケーションを測定する試験なので、文法的には正しくないけど日常的には正しい問題があります。例えば、以下の場合Cが回答なのは和文で書かれるとわかると思いますが、Do you..の疑問文だからYes, I doとか No, I don'tって英文を英語教育的には回答してしまいがちです。

Q 今晩ご飯行かない?(Do youで始まる疑問文)
A はい、明日です(Yes, I ..の回答)
B いいえ、それは違います(No, I ..の回答)
C 新しくできた寿司屋に行きましょう(Let's go to..みたいな回答)

英検だったらたぶんA,Bのどちらかを文法的にも正しい英文にするんでしょうが、TOEICの世界ではそんなことないんですよね。出張中一人であれこれやらないといけない事で身に着けたコミュニケーション能力が役に立つパターンです
 

例2 イレギュラーな出来事を良く再現している

TOEICの世界では飛行機は遅延するし、仕事もブッキングするし、荷物は届かないという恐ろしい世界なのはTOEIC攻略本ではよく描かれていると思います。そんなのありえねーよwwwって皆さん思いがちですが、私の経験上全部発生してます。(飛行機はいつも遅れるし搭乗ゲートもしょっちゅう変わります。)

純粋に英語を理解できるかどうかはありがちなパターンでなくてイレギュラーな事が起きたときに差が生まれるというのがTOEICの問題を作る人たちのスタンスなんだと思います。そしてそれは私の経験的にたぶん正しいです。昔の僕だと全く理解できなかったイレギュラーな出来事が最近理解できるようになって、それでも今のレベルだと勘違いしてる時が多数あるのでたぶんそれが残りの400点取れていない部分の差なんだと思います。

 

例3 わりとよくわからない普段見ない張り紙とかメールのやりとりの問題がある

今度断水するから会社くんな!とか頼んでた洗面台の色が違うんだけど?みたいな割と意味不明な張り紙とかメールに対してリーディングの問題がドサーっと出ます。これ実際出張中だとかなり使うスキルでした。そしてお仕事でもバリバリ使ってるスキルです。コミュニケーションを取るという意味でこれかなり使ってます。

 

例4 素直でない英文を再現している。

Whereだから場所を聞いている、Whatだからものについて聞いていると思いがちですが、この間入国審査で聞かれた英文はこれです。

What country?

たぶん教科書的にはWhere are you from?と言われる状況だと思いますし、実際私もそう身構えてたのでWhatを聞いたとき結構焦りました。

TOEIC英語はこの手の素直でない英文もちゃんと出題しています。Could you...?という文章はできたかを問うように思いそうですが、実際は何かをお願いするニュアンスです。Could you please pass a solt?みたいな使い方です。

 

例5 スコアシートの解説がめっちゃ正確

スコアの裏側に色々書いてる部分をScore Descriptor Tableというらしいのですが、これが恐ろしく的確です。

https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide04/guide04_02/score_descriptor.html

今の僕の英語力だと感覚的にはネイティブに気を使って貰ったらリスニングができる位で、リーディングは簡単に書かれた英文(子供向けの絵本以下か語彙が偏ったテクニカルな文章)であれば辞書なしで読めるレベル位です。

先のツイートの通り今のスコアでいうとリスニングが355点でリーディングが180点なのでScore Descriptor Tableを確認すると、、

リスニング
一般的に以下の弱点が認められます。
短い会話において、応答が間接的だったり、簡単に予測できないとき、もしくは語彙が難しいときは、話の主旨、目的、基本的な文脈の理解が困難である。
長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるとき、もしくは難しい語彙が使用されるときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できない。
リーディング
一般的に以下の弱点が認められます。
文章中の情報について、推測ができない。
事実に基づく情報の、言い換えが理解できない。解答するとき、問題に使用されているのと同じ単語や句を文章の中から探すことに頼る。

 

簡単な。。。っていうのは日常生活的に言うと、ネイティブに気を使って簡単な語彙を使って貰ったり言い換えてもらえたら理解できるって意味ですから、これ見事に当たっていますよね。

この辺りの理由があってTOEICは日常生活の語学力を測定する意味で短時間でかなり正確な測定方法だと思います。

 

さて、最初に大きく描いた部分について話を戻します。私なりの解釈では、「TOEICって現実に即していないし、正直英語のコミュニケーションには直結しないよね(ドヤァ)」については2種類の見解を持つことができます。

1.「実際にコミュニケーションをしてみたらTOEICで測定できるレベルでは全然語学力が足りていないで英語のコミュニケーション能力の測定では使い物にならない」の意味で使う場合。

2.「自分自身がTOIECのスコアをろくに取れてないけど、外国人とコミュニケーションができているからつまりTOEICのスコアは関係ない」の意味で使う場合

1のパターンをよく見るのは英語圏で何年か生活していた帰国子女とか出張中に出会った駐在員さんが言うパターンです。TOEICのスコアが900超えてたりそもそもTOEICなんか受けてなくてTOEFLでスコア測定してたりする人たちです。そのくらいの人達の世界では母語でも理解ができない人がいるような難しい事をやっている事が多いです。その人たちはTOEICのスコアの開設にもある通りで、「解答する際に、あまり使用されない文法や語彙が出てくるときにのみ、弱点が認められます」。そのあまり使用されないあれこれについてコミュニケーションを取らないといけないけどTOEICでは測定できないので関係ないと言っているのです。

 

2のパターンをよく見るのはだいぶぼかした言い方をすると、心でコミュニケーションを取るタイプの人たち(察してね)ですね。

彼らはネイティブが気を使ってくれたら喋れる=コミュニケーションは問題なくとれていると思っています。

 

結局のところ出川イングリッシュでも通じさせた奴はコミュニケーション取れているんだと思いますが、ちゃんとした言葉を喋れていない人とビジネスできるか?って話ですね。僕ならこちらが気を使わないでも意思疎通できるレベルの語学力は欲しいと思いますし、もしないのであれば、まともな通訳を付けてほしいです。だからこそ、ちゃんとしたコミュニケーションを取れるだけの語学力を身に着けないといけないし、

ちゃんとしたコミュニケーションをできるのはだいたいTOIEC900点とか取る世界なので、間違っても低いスコアの人はコミュニケーションを取れる(ドヤァ)なんて言っちゃいけないです。だいたい相手が気を使ってくれているから意思疎通できているだけです。

とはいえ自分の意思を伝えないとどうしようもない事は多々あるのでたとえコミュニケーション能力が足らなくてもできる限りの努力をして頑張らないといけないですが。ちなみにアメリカ西海岸で出会ったアメリカ人たちは片言の怪しい英語でもちゃんと対応してくれるし、聞き取れなくても頑張って何とか聞き取ってくれるし、こちらの思っている事をなんやかんやで察してくれるナイスガイでした。恐れず話すのは大事

今日はプライベートの用事で小倉と下関近辺にお出かけです。新幹線の中で暇なのでブログを書きます。

https://ameblo.jp/jawsfit/entry-12432993399.html

このタイミングで作ったモデルを実際に削ろうとしていた理由ですが、モノタロウで売っている樹脂用エンドミルの切削条件を探ろうとしていました。

私が買ったのは、型番でいうとこれです。

https://www.monotaro.com/p/2054/5683/

 

φ2mmのミルなんで、趣味の工作だと結構使い勝手が良いですよね。

さて、いきなり結果ですが、私の環境ではS8000、F450、Z-0.3とすることにしました。

そして樹脂用エンドミルらしく、鉄鋼用のミルだとありがちな溶けが一切発生しませんでした。日進工具のRSE230ってのがお勧めなのは変わりないですが、材料次第ではそこまで差はないんじゃないかな?

自分の環境だと主軸は8000rpmくらいしか回せないので、これ以上送り速度を上げるとミルが折れそうな感じがしていました。

今回はPETだったし難易度高めの材料だったからこんなもんだけど、POMとかABSならもう少し攻めた設定でもガリガリ削れそうな気はします。

 

実際に削った時のツイートとともに振り返ります。

まず切削を始めたタイミングあたりの感想。PET特有のバリバリと材料をむしり取るような音が結構してました。

3つ目なので、z0.4、F200で切削してます。切込み量の差はあんまり感じなかったです。

中華CNCシリーズはどこかの剛性がどうも足らない感じがする。でもそれがどこなのかはよくわからない。詳しい人いたら教えてほしい。

ここから4つ目F350、Z0.2

6こ目なのでF350Z0.4.この辺りで昔の記憶が少しずつ呼び戻されてくる。

F500だから7こ目か。F700は折れそうだったのでここで実験終了。

見ればわかるけど、そこまで条件で大きな差はなかったです。PETとかPCに関してはF50とか極端に遅くして仕上げ加工したほうがよさげなのかもしれない。

実験直後の感想。今も同じ考えですね。

 

 

さて、お出かけから帰ってきたらバリバリ加工するぞ!と言いたいところだけど年度末が近いので仕事が炎上気味。。

先月は月30時間残業くらいというかなり少なめな働き方だったのに、今月は正月休みちゃんと取ってたのに月60時間は超えそうな勢いで残業することになっているさめです。有休も使い切りたいから法律触れない勢いで働いて有給休暇を奪い取ろうかな。

 

 

さて。私のCNCはスピンドルモーターの回転数がよくわからないという代物です。一応カタログスペックはあるけどそんなん信用ならないからね。

でも切削条件をちゃんと出すためには何とかして概算でもいいから導出したい。。。

ってわけで無駄に長い事この界隈のブログを見て見つけていた知恵で解決します。たぶんかわロボで団地妻シリーズを作っていた方のブログで回転アームの回転数を測る時に使ってた方法と同じ。

 

まずスピンドルに適当なテープを貼る

 

次に1000fpsくらいで撮れるカメラを準備します。カシオのハイスピードが昔流行ってたので同時購入して自分は持ってました。

これで主軸を回して動画を撮ります。

最低速時の動画がこちら。

 

この動画で1分間で18回転していました。1000fpsで撮影した動画が29.97fpsで再生されているので約33倍実際は回転している計算。つまりちょうど600rpmくらいで主軸が回る計算になりますね。まーそこまで遅いのは使わないね。

次に最高速時の動画

 

 

速すぎてカウント数自信持てないけど30秒で130回転くらいしてました。同じ理屈でいうと33倍なので8680rpm

樹脂切削メインだと考えるとちょっと回転数足らないかなぁというところだけどまあダメではない位ですね。

とりあえずもう2倍は回転数が欲しいところ

 

実は数年前に買ったCNCとエンドミルの切削条件をいまだ見つけられておらず(そもそもほとんど動かせていない)。

こんなパーツをテストカットして切削条件を導いてみようかなと思い立ちました。穴の直径と穴位置が微妙に違うパーツを12個

予定している条件はとりあえず以下。スピンドルは全開の予定。本来のエンドミルの性能的には10万rpmとかだけどホビー用はそこまで回らないのでたぶんそんなところでよいでしょう。

一番上を切込み0.4mmで送りをF200,350, 500, 700

真ん中を切込み0.3mmで送りをF200,350, 500, 700

一番下を切込み0.2mmで送りをF200,350, 500, 700

 

そんで、CNC加工をする際、左下とか右下とか板材の角を原点にすることが多いと思います。

ただFusion先生のCAMの原点はどうも材料の真ん中っぽい。きっと世界の名だたるプロのメカ系エンジニアは角を意識したりとかそんなケチな事せず十分に大きい板材と十分に大きい加工機で加工するから原点とか気にしないんだろう。ただ僕はワークも広くないし材料もできるだけケチりたい主義なのでそれでは困る。

ってわけでどうやるのか見つけました。たぶんチュートリアルあるやつなんだろうけど僕にはそんなチュートリアル見つけられなかったので、やっぱりFusion先生は十分に大きい材料と加工機を(ry。

そしてこの一言を今回も付けます(今回に関していうとマジで説明文変わってる気がする)

今日この時点で自分のPCで動いているバージョン以外のFusion360がどう動くかはFusion作ってる連中が好き勝手決めてるから同じことができるとは限らない。同じこと出来なくても泣くな。Fusionに対してキレてくれ

さて、まずモデル→製造をクリック。(昔はCAMだった気がするタブなんだけど名前が変わった?)

もうCAMのモード入ってる場合は読み飛ばしてください

そうするとこんな感じでワークのど真ん中に丁寧に原点を準備してくださってます。

 

そっからセットアップって書いてあるところの編集→原点をストックボックスからモデル原点もしくは任意点に変更

 

これでめでたく加工原点が左下に動きました。わからなくてこれを見つけ出すのに15分くらいかかった