![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240407/00/javier-hiro/37/b3/j/o0640100015422435603.jpg?caw=800)
「デューン 砂の惑星PART2」
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、決して期待を裏切らない。
しかも多くのリスクを抱える作品を、我々が想像する以上のクオリティーで応えてくれる。
現在、アメリカの、そしてSF映画の最高峰の監督と言っていい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240407/00/javier-hiro/49/c4/j/o0480029515422435605.jpg?caw=800)
長さを全く感じさせないとはよく言ったものだが、 2時間46分の長尺を全く飽きさせず、釘付けにした。
正直、前作を全く覚えていなかった自分。
それでも映画を見始めたら、その世界にどっぷり。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240409/15/javier-hiro/42/8b/j/o1080060715423638971.jpg?caw=800)
アトレイデス家とハルコンネン家の戦いが軸になってるのが良い。
そこがぶれない分、様々なキャラクターが登場しても混乱しないのだ。
アトレイデス家の生き残り、ティモシー・シャラメの成長と戦いを描いた壮大な物語だ。
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「アラビアのロレンス」を思い出させるような広大な砂漠。
その映像と、攻防を巡る強烈な音に圧倒される。
ドゥニ監督は、デヴィッド・リーン同様、静寂の演出もまた上手いのだ。
息を呑む我々。
この没入感が堪らない。
デヴィッド・リンチが過去に「砂の惑星」で失敗したように、このスケールの大きな作品を成功へと導ける監督は、世界にもそうはいないだろう。
毎回ドゥニ監督への思いを語るのだが。
やはり今回も。
ドゥニ監督の本格サスペンスや人間ドラマがもう一度観たい。
極少人数のキャストによる作品で、たっぷりドゥニ映画を味わいたいのは自分だけだろうか?
贅沢な思いだが期待は止められない。