ジョニー・デップのススメ | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


ジョニー・デップは特に好きな俳優だが、オススメを選ぶのはとても難しい。
どれを選んだら良いものやら?
「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出演するまでは、主演作こそ多かったものの、作品選びがマニアックでカルト的な人気だった。
どの作品も魅力的だったが、決して一般受けのしないようなものばかり。
最近、作品選びに難航しているようだが、初期の優れた5本を。


「ギルバート・グレイプ」
初めて見たジョニー・デップ、映画館で観られて幸せだった。
友人のリバー・フェニックスを亡くした頃の作品。
その影響が影を落とし、家族を支えながらももどかしく喘ぐ主人公とピタリと重なる。


「シザーハンズ」
奇才ティム・バートンとジョニーが初タッグを組んだ記念すべき名作。
人造人間と、人間の女性の恋を絡めた切ないファンタジー。


「エド・ウッド」
史上最低の映画監督と言われたエド・ウッドをジョニーがユーモアたっぷりに演じる。
愛すべきキャラクターを遊び心満点で演じるジョニーと、ティム・バートンの映画愛が合致。


「フロム・ヘル」
この頃(2001年)のジョニーは個性の強い監督との仕事が多く、ジョニーの演技も新鮮で、面白い作品が続いた。
切り裂きジャック事件を追う警部を演じ、謎多きミステリーに挑む。


「ブロウ」
実在した伝説の麻薬ディーラーの半生を描いた作品。
手に入れた成功を手放していく愚かな男を、繊細に演じるジョニー。


「パイレーツ・オブ・カリビアン」によってとんでもない成功を手に入れてしまったジョニー・デップだが、作品内容は明らかに昔の方が良かった。
監督も攻めの姿勢、それに応えるジョニー・デップのアプローチが非常にエキサイティングであった。
次は日本の俳優達との共演作も待っている。
期待大だ。
アグレッシブに活躍してほしい。