チャールズ・チャップリンのススメ | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


映画界に大きな足跡を残した巨人、チャールズ・チャップリン。
喜劇の王様にして、映画で革命を起こした人。
自分達の世代は、幼い頃からドリフが笑わせてくれ、欽ちゃんもいて、そしてチャップリンの映画も当たり前にあった。
偉大なる5本を。


「街の灯」
ずーっと昔から、自分にとってチャップリン映画のNo.1。
コメディとして、愛の物語として、そして深い感動を呼ぶ作品として、これ以上はない。
ラストの花売り娘との再会も大好き。


「キッド」
これも笑いあり涙ありのヒューマン・コメディ。
捨てられた幼い子供との貧しい暮らしと絆が共感を呼ぶ。
子役がまた泣かせるのだな。


「黄金狂時代」
寒い山小屋であまりの空腹に、靴を茹でて食べるシーンや、ロールパンにフォークを刺して、それを足のようにして踊るシーンが有名。
これが製作された時、日本はまだ大正時代というから驚き。


「殺人狂時代」
あのオーソン・ウェルズが原案。
らしいと言えばらしい。
メッセージ性も強く、処刑される前にチャップリンが言う、「一人を殺せば悪人で100万人を殺せば英雄だ」という台詞は突き刺さる。


「独裁者」
チャップリンがユダヤ人の床屋と、独裁者の二役を演じた。
これまでのサイレントから、初のトーキー作品。
地球儀のバルーンと戯れるシーンは必見。


バンドをやっていた若い頃に、パントマイムを学んだ。
パントマイムの主宰者を訪ね、自分のやりたい世界を実現させようとした。
今よりもずっと行動力もあり、若かった。
チャップリンがいなければ、パントマイムに触れていなかったと思う。
笑いだけでなく、社会と徹底的に戦った人。
何度でも観直したい。