【これから何年か、販売員をやっていくとしたら。みなさんはどんな販売員になっていたいですか?】
やっと書けるようになったぜ
こんばんは、売場コーディネーターの平山枝美です。
黒板用の鉛筆型チョーク。削らないと描けないくらい先が丸くなってましたが、削って描けるようになりました。
どうでしょう、今日の絵はなにか違・・・わないですね。
さてはて。
セールの最中っていう方も多いと思いますが、今日は宣伝です。
『販促会議』という雑誌で、執筆させていただきました。
テーマは「フェイクにしない接客」。
フェイクって、嘘偽り、っていう意味ですが、フェイクにしない接客ってどんなことでしょうか。
これは、例えば表面的な「似合います」とか「大丈夫です」とかそういうこととか
お客さまへのアドバイスを本心から行っているか、そんなことをテーマに書いた記事です。
ご興味あればぜひ読んでみてください。
で、宣伝だけだとなんなので、今日はその記事を書きながらこんなことをお伝えしようと思います。
それは何かと言うと、みなさん、何で販売員やってるんだろう、って思ったんです。
私は、なにかファッションの仕事をしたかったけど、他にできることがなかったから販売員になりました。
(すごく夢のない話ですみません)
だけど、販売員って、いざやってみるととっても難しい。
覚えなきゃいけないこと、答えなきゃいけないこと、自分から考えないといけないこと、そして誰からも何も教えてもらえないこと。
売上はあげなきゃいけないのに、何をしたらいいのかわからなくて、家に帰ってぐったりしたな、そんな思い出があります。
なんで販売員なんてやってるんだろうな、と思ったこともありました。
これって、毎日の
「売上を上げる」
という目標はあるのに、人間的にどうやって成長していきたいか
っていう目標が無いから、お先真っ暗感がでちゃうんじゃないのかな、とそんなことを思います。
目先のことに追われている間に、自分がこの先どうなるかよくわからなくなって
「ノルマ達成マジ、厳しい」
これで終わってしまうから、目先の売上を上げるためにフェイクな接客をしてしまう
こういう悪循環があるんです。
話はそれますが、
そんな現状をみていれば、販売員になりたい人は当然減ってしまうわけです。
なにしろ、今のキーワードって「人間的に成長していけるかどうか」なんで。
フェイクな接客をしない・・・
つまり、接客の本質がつける販売員としての目標ができれば、接客ってプロフェッショルナルな仕事なんだな!
っていうことがわかりますし、憧れられる仕事になって、販売員の志願者も増えます。
なにしろ、やっぱりプロフェッショナルっていうかんじの仕事はかっこいいから。
ドラマやアニメや漫画などで、一時的になりたい職業に浮上してくるのって、やっぱりかっこいいからなんですよね。
資格とか無いだけで、販売員って実はすごく専門的な仕事。
だけど、そのことを入社してからわかりやすく説明してくれる企業はあまりないし
日々の売上だけを追っかけるのは仕方がないから、販売員やっている本人も、雇っている側も、周りから見ても、専門的だっていうことに気が付かないままでいます。
もったいないですね。
目先だけのきらびやかさじゃなくて、本当はもっと突き詰めていける仕事なのに。
話をもとに戻しましょう。
今までの話を受けて考えると、皆さんはどんな販売員になりたいのでしょうか。
売上を上げられる販売員。
この目標でももちろんいいのですが、たぶん、つまんないと思う。
私はコレでやってたら
「お客さまに買わせてる、悪いことをしているみたいで、すごい罪悪感だ」
と、自滅しました。
あと、買わせるのが目的だから、小手先のセコイ技使おうとするんですよね。
でも、これそのうち運が尽きると売れなくなるんです。
でも、今でも販売員やってる友人は
「世の中のダサい人を片っ端におしゃれにしていく」
っていう目標を持っていて、
来たお客様に熱血指導して、おしゃれにしていってます。
とはいっても、最初は口下手な人だったので、最初はまともに会話するスキルを本を読んだり人から聞いたりして学んで、
それと平行して、自分はおしゃれがすきだから雑誌とかは毎日眺めながら、
「この間うまく接客できなかったけど、あの人はこれが似合うとおもうんだよな」
とか、考えたり。
それと、スタイリストみたいな勉強で、体型別に似合うものの研究したり、
入荷してきた商品をそれに当てはめてみたり。
こういうことしてたら、楽しくないですか?
毎日、売りたいけど売れない、でも何したらいいかわかんないって悩んでぐったりしているよりも。
同じぐったりするなら、こういう接客がどううまくなるかいろいろ試してぐったりしたほうが、仕事してるって感じしませんか?
こういうこと言うのもなんなのですが
もし
「仕事好きじゃないから、そんなことまでできないよ」
というなら、それはそれで、ちょっと向いていないんだと思います。
もちろん、残業するのは反対派だし、オーバーワークで身体を壊してほしくないのですが、
でも自分がファッションが好きで販売員になったのなら、こういうことは趣味の延長でできるような気もするんです。
接客自体は、頑張っただけ誰でも専門性が身につくので向いていない人はいないと思いますが
好きになれないなら、向いていないんだと思う。
それなら、他の仕事をしたほうがよっぽどいい。
というわけで、
販売員として仕事をしていく上で、自分はどんなスキルを身に着けていきたいんだとか
どんな世の中にしていきたいんだとか、どんな自分になっていたいのかとか
売上の事以外で目標を決めたら、この先もっと楽しくなるはずなんです。
セールが一段落するあたりで、
「あーあ、疲れた。やめたいな」
っていう人が劇的に増えたりするんですが、踏みとどまるか、頑張るか。
目標と自分に向き合いながら考えてみてはいかがでしょうか。
熱いですし、水分とりつつ体調に気をつけて。
そして、栄養もりもりとってくださいね。
今日もお疲れ様でした。
それでは、またこんど~。
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