【指示した仕事が「これじゃない感」になってしまったら、次からは復唱してもらいましょう】

 

ついつい、買ってしまうシリーズ

 

こんばんは、売り場コーディネーターの平山枝美です✨

 

以前のブログで、ハンドクリーム塗るといいよー
(なんて平たい説明の仕方・・・)

と書きました。

よく考えれば、ハンドクリームを見るとつい買ってしまう癖があって
特にインテリアショップにある輸入物のハンドクリームに目がないです。
そして、どんどん増える・・・。

 

さてはて。

 

どんどん増えるといえば、
指導している後輩についての悩み。

よくご相談を受けるのは
「いつまでたっても、仕事を覚えてくれないスタッフがいるんです!」
という内容。

わかります。
私も「靴をディスプレイして」と頼んだら、左右逆になっていて
頭を抱えてしまったことがありました・・・。

 

「えっ!?そこ間違う???」

というような、驚きがつねにありますよね。

この事件(?)があったとき、
ちょうど店長会があり、同期に対して
「もーちょっとありえなーーーい!!!」
と、この話をきいてもらっていました。

そこに、ベテランの店長が話を聞いていて、
「ああ、○○さんね。あの子、難しいよね」
と話しかけてきました。

そして、
「でも、なんとかなるよ。素直な子だし」
と、言うのです。

「あの子、人の話わかってるように振る舞うけど、

実際は頭が真っ白になっちゃって、内容がわからなくなっちゃったりするんだよね。
だから、

指示出したことを復唱してもらって、

わかっていなかったらどこがわからないか
確認すれば大丈夫だよ」


と、アドバイスをもらいました。

そういえば、
私が早口で「これ、出しておいて」
って伝えて、相手は「はいっ!」ってすごくよい返事をくれて
すっかり安心してしまっていたんだなぁ・・・

と思い、
「これからは、相手がわかっているか、確認してから先に進むようにしよう」
と思ったのです。

 

実際、

私の抽象的な指示と、早口のせいで
そのスタッフは指示の内容をちっとも理解できていませんでした。

靴を左右逆に置いたのも、デザインがよく見えるかも
という、独自の判断をしたからだそうです。

そこで
「この靴は、こういうふうに(見せながら)置いてね。
デザインはたしかに見せたほうがいいんだけど、
お客様が履いているイメージを膨らませられるほうが、手に取る回数が増えるの。
それに、こうやって置けば・・・ほら、デザインよく見えるでしょ?」

すると、スタッフも
「なるほど・・・」
と理解した様子。

そこで、私は
「じゃあ、ちょっとやってみてくれる?」
と目の前でやってもらい

「これは、こうしたほうがもっと、お客様の目にとまるようになるよ」
と言いながら修正をくわえました。

こうしたやり取りを一回したあと、
そのスタッフに靴の左右逆に配置することについて
二度と注意することはなくなりました。

これらをまとめると、
スタッフへの指示の出し方はこう。

スタッフに具体的に指示する
(「適当に」「なるべく」「きれいに」など、抽象的な語句を避ける)

スタッフに指示した内容を復唱してもらう

結果をチェックする

(修正箇所があったら、何がいけないのか具体的に(目の前で見せながら)
修正する)

 

よく、ここまでする時間が無いという話を聞きますが
ここまで一回しておけば、同じことで何回も注意することはなくなります。

 

スタッフへの指示は、具体的にして、復唱してもらって、チェックして完結します。
もし「なんか指示したとおりやってくれないなー」と思ったら
教え方をかんがえてみてくださいね。

というわけで
今日もおつかれさまでした(*´ω`*)

また今度~!!



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