アメリカ横断の旅ブログを再開します
親友マットの死去から既に一か月...その間ずっとスティーブ宅に滞在(居候)しているわけですが、何をしていたかと言いますと~、私とマイケルの旅の相棒、ダッジ・プロマスター(車)の内装工事に、素人2人でひたすら励んでいましたこのことは次回のブログで書くとして、今回は止まっていた旅のブログを更新したいと思います。
今日紹介するのは、10月24日に訪れたワイオミング州はイエローストーン国立公園の南部に位置するグランド・ティトン国立公園
すっかり秋も深まったとても寒い日でした。というか~、大抵10月後半ともなれば、この辺り一帯は既に雪に覆われている地域。
そしてラッキーなことに寒さだけで、昼間は吹く風は冷たくも陽射しは温かくて心地よい気候、快晴 Sunny Cardwell健在です
シーズンオフなので、空いていて、道路でこんなことも出来ちゃいました
実はここに来る前日、国立公園の直ぐ傍の町でキャンプサイトを探していたのですが、シーズンオフでどこのキャンプサイトも既に閉鎖中...いくつかRVキャンプサイトも含めぐるぐる町を巡るも今夜の寝床が見つからず、犬の散歩中の女性にシーズンオフ中でもオープンしているキャンプサイトか、車内泊を開放している駐車場はないかと尋ねるも、無いと...諦めて最後の手段、ホテルの値段を聞きに行こうとすると先ほどの女性と遭遇。
「今日はもう諦めてホテルに泊まることにするよ~」とマイケルが彼女に伝えると、「家のパーキングに車停めて車内泊すればいいよ」との有難いオファーが
いやいや、見ず知らずの私たちをそんなに簡単にお家に導いていいのですか~~~と思いながらも彼女の人柄の良さを直感で信じ、お言葉に甘えさせてもらう事にすんなりと住所を教えてくれて彼女のお家で待ち合わせ...犬の散歩を終えた彼女が戻ってきて、私達をお家に招き入れ、本当に親切に私達の寝床を提供してくれました
彼女の名前はサラ、彼女も旅好きで、国内外様々な土地を訪れたことがあるそうで、かなり旅話で盛り上がりかれこれ4時間、旅の情報交換やグランド・ティトンNP、次回紹介するイエローストーンNPなどの情報を沢山提供してくれました
何が起こるか分からない、どんな出会いが待っているか分からない、だからアドベンチャーに魅せられ、こんなことがあるから楽しいのですよ
本当に素敵な出会いでした。サラ、ありがとう
さてさて、前日までの経緯はこんなところで、このグランド・ティトン国立公園ですが、どんなところかと言いますと~
27億年前に発生した山の中心部は北米ではとても古いものですが、山脈群の発生の基盤は約1億年前、隆起が起こったのは1000万年前、その後200万円前にようやく山脈群が現れ、グレーシア(氷河)がゆっくりゆっくりと浸食し、山肌をシャープにそぎ落としていくと同時に、氷河の溶けだした水がジェニー湖を形成し、気の遠くなるような長い時間を経てジャクソンホール(谷)と標高4,000m級のティトン山脈を形成、その最高峰がグランド・ティトン山で、世界でも新しい山脈群とされています。
国立公園内はロッジポールというマツの木が、平野にはヤマヨモギが主に生息し、野生動物の食物連鎖の基盤を支えています。
野生動物は、後に写真で紹介するヘラジカを始め、ビーバー、アメリカナキウサギ、プロングホーン、イヌワシ、アカシカなどが広大な敷地内でのびのびと生息しています。
ティトン山脈右から二番目のとんがりがグランド・ティトン山です。
Moose(ヘラジカ)さん家族。壮大に広がるヤマヨモギの草原地で悠悠自適に過ごしていると見受けられます
立派な角を持つ雄のヘラジカ、むしゃむしゃとずっと食べていて可愛いけど、とってもでっかいですサイトかカバくらいのでかさです