ジョン・ダイガン監督
この映画も好きなんです、好きなの
ずっと以前にもアップしているのですが
なんとも雑で いいかげんな文章なので
今回は 美しい画像入りで・・
お話、ネタばれご免
１９２４年のパリ
冒頭、１４歳のギルダが友人たちと
占い師を訪ねる シーンからはじまる
このとき
ギルダの手相を見た 占い師が言う
「あなたの34歳から先の人生が見えない」
５年後のイギリス・ケンブリッジ
その美しさと 天真爛漫な振る舞いで
この町では 名高い存在である
上流階級育ちのギルダ（シャーリーズ・セロン）は
大学生ガイ(スチュアート・タウンゼント)と出逢い
惹かれ合うが この後、母親を亡くしたギルダは
単身パリに立ってしまう
そして3年後、大学を卒業したガイは
ギルダから届いた パリへの誘いの手紙に応え
彼女の元へと旅立った
パリでのギルダは
カメラマンや アーチストとして 派手に暮らし
その資金を得るための パトロンがおり
また 親友でもあり 恋人でもある
ミア(ペネロペ・クルス)という 女性と住んでいた
自由気ままな 3人の同居生活
しかし、1937年
彼らの上にも 戦争の昏い影がしのび寄る
スペインでは内戦が激化しており
ガイと ミアは
じっとしては いられないものを感じていた
スペイン人のミアは 内戦で父を亡くし
弟をかばって負傷した脚を 今も引き摺っている
そんな中でも 迫りくる戦争に背を向け
快楽的な暮らしを続けるギルダを残し
ふたりは スペインに渡る
ガイは共和党の兵士となり
ミアは医療施設の看護師として働きながら
パリのギルダに 何通もの手紙を出したが
彼女からは 一切返事が無かった
そして 久しぶりに戦地で再会したガイとミアは
その夜、結ばれたが
翌日、ミアたち医師を乗せた車は 敵軍に爆破され
ミアは命を落とした
数か月後
共和党は崩壊し ガイはフランスに帰り
ギルダに逢いに行くが
彼女はガイの前を 無言で通り過ぎた
1939年 第二次世界大戦勃発
ガイはパリで
表向きは会社員として 裏で諜報活動をしていたが
そんなとき
ドイツ将校(トーマス・クレッチマン)と一緒にいる ギルダを見る
パリではナチスドイツの兵士が 大手を振って歩き
そんな時代に ドイツ将校と付き合い
贅沢に暮らしているギルダは
周辺のパリ市民に 売女呼ばわりされていた
ガイは ギルダの家へ押しかけ
一緒にパリを離れようと説得するが 彼女は言った
「貴方はもう過去の人」
本能の赴くままに 生きているようなギルダ
しかし ギルダはこのとき
アーチスト時代を支えてくれた パトロンの元で
将校と付き合いながら 諜報活動に協力していたのだ
彼女の脳裏には
「34歳からの人生が見えない」と言った
占い師の言葉が 焼き付いていた
やがて パリ市民は立ち上がり ナチの兵士たちは殺され
ナチの情婦として ギルダも連行され
残忍に報復される
33歳だった
ラスト
ガイはギルダが 自分に遺した手紙を読む
「自分の運命を知り 精一杯生きた中で
自分が得たものは ガイとミアの友情だけだった
あの日から 私の気持ちに変わりはありません 愛しています」
ここで
冒頭、ふたりが出逢った ケンブリッジでのシーンが蘇り
一気に涙が溢れ 止まらない
それにしても
シャリーズ・セロンさんは凄い
この映画の 一年前の作品が
数か月で13キロ体重を増やし 挑んだという『モンスター』
↓
一年後がこれ
その数年後『プロメティス』では
体を鍛え 8つに割れた腹筋を披露
『マッドマックス・怒りのデスロード』には
丸刈りで挑んでます
女優根性が違いますわ