タイトルに”最強エイド”の文字を入れるのを忘れていました(>_<)
今回の私設エイド、
ランタさん率いる西の最強エイド
に憧れてやってみたかったというのもありました(^^)
ランタさんの熱き魂は東海にまで及びましたよ(^^)
さてエイドステーションレポの続編です。
サブ3.5選手が通り過ぎる中、
ばななんさんの相方さん登場!!
もう少し寄っていたかったようでしたが、
「そんなことしてる場合じゃな~~~い!」
エイドを追い出されていました(笑)
ここらへんでやがみっちさん、あおさんが通り過ぎていって。
ここで続編にしたのは、
サブ3.5周辺ランナーが通り過ぎて・・・
ここら辺からが区切り。
失速してきたランナー、
歩き出すランナーが増えてきます。
そう、この34㎞地点は30㎞の壁にぶち当たり失速しやすいところ。
だからここを選んだ!
心折れてくるランナーに精一杯の激励を!!
更に熱が入ります!
「3時間40分行けますよ!45分いける!」
中にはランナーさんから
「俺行けるよね?行けるって言って!」
と檄を求める方も。
みんなで、
「いけるよ~~~~!」って声援を送って。
40分いけるのか、がんばるか!
と走り出す人も。
そしていよいよサブ4獲れるか獲れないかゾーン!
ここはやっぱりこだわりのところ。
脱!初級ランナー!
ワタシも苦労した!
「サブ4いきましょう!」
「4時間切りましょう!」
「今は3時間50ペース!キロ6分でも間に合いますよ!」
「足を止めなければサブ4です!」
応援団みんなでサブ4を後押し!
だんだん足が止まる人が増えてきました。
エアーサロンパスに列がつくほど!
エアサロ大人気でした。
残りが少なくなってしまったので、
アメブロのゆっちゃん&ちはらさんさんの分を残して4本が売り切れちゃいました。
ずっと5分刻みで予想ゴール時間を伝えていましたが、
とうとうの・・・
4時間5分・・・
は言いにくかった。
聞こえるとモチベーションが下がるかもしれない。
でも嘘は言えない。
「4時間5分のペースです」
「10分でーす」
は、
やっぱり・・・
「そうか・・・切れないのか・・・」
が顔に出るランナーを見てしまいました。
失速してきているのに今よりもペースを上げるなんて不可能ですもの。
処刑宣告に近いアナウンスです。
「今は4時間15分のペースです!」
に対して、
「え!?もう切れないの!?」
と言われてしまい、
「最後までがんばりましょう!」としか言えませんでした。
タイムは現実で戻ることはない。
最後までがんばることが勲章。
過去に自分が目標タイムをあきらめた時に感じたものがこみ上げてきました。
でも今まで続けてきたことをやめるわけにいかない。
次は4時間半を目指すランナーがやってくる。
変わらず5分刻みでペースを伝え、
だいぶ立ち止まる方が増えてきたので女性陣ががんばって、
コーラやオレンジジュースを渡していました。
やっぱりコーラは人気です。
目標タイム4時間半を過ぎたところでゆっちゃん登場!
みんな、
「待ってたよ!大丈夫!?」
頼まれていた稲荷寿司やコーラを手渡し、スプレーをかけて。
次に来たのはちはらんさん!
通り過ぎたんじゃないか?なんて噂が流れてましたが、
来てくれました!
「待ってたよ!!」
最後のエアサロを使い切って足にシューシュー
所望されていた麦茶を飲んでもらい。
千葉から遠征でようこそ静岡へ(^^)
他のエイドも楽しめたかな?
ちはらんさんを見送り、
少ししてもう予想タイム5時間になってきました。
ゆーさんも寄ってくれて水分補給
キツそうでした~~
暑かったですね^^;
はじめましてのすぎさんも寄ってくれて、
オレンジジュースを飲み干していきました(^^)
初フルマラソン完走!おめでとう!!!
これでアメブロでの知り合いはもういないはず。
テーブルにはまだたくさん食べ物が。
応援に精一杯であまり売り出してなかったんですね。
アメブロランナーご一行様と看板出してましたので寄りづらさもあったと思います。
「よし!みんなで全部売っちゃおう!!」
5時間超のランナーさん、
ペースが落ちてます。足を引きずる人も多い。
ワタシもそうですが、
目の前に不意にエイドが現れても、
進路を変えるのって難しいものです。
ギリギリの力で走っています。
ほんの1m路肩によるエネルギーすら消耗したくない。
ペースだって変えたくない。
左手のお盆にみかんとぱりんこ。
右手にワタシの最強パワーアイテムの塩レーズン。
邪魔にならない範囲で車道に出て売り出し!
「足ツリ予防にみかんと塩レーズンでカリウム摂ってってくださ~い」
「暑いから塩気のぱりんこ、最高に美味しいですよ~~~」
繰り返しそのフレーズを言いまくって。
ばななんさんもお盆を持って、
「ミニトマトもさっぱりで~~~す」
僕らが一歩前に出たことでランナーさんが寄りやすくなって、
どんどん売れ出して。
みかんがどんどん売れるので、
ビーチさんが次々とみかんをむいてくれて。
1房ずつ?2房ずつ?って調整してくれて。
ワタシの塩レーズンもタッパいっぱいにあったのが売り切れ(^^)
みかんも20個以上あったのが売り切れ。
ぱりんこやせんべいもほとんど売れました。
ワタシがかつて他のレースでそうだったように、
次のレースの時に、
静岡の34kmでもらったの美味しかったな
って思い出に残ってくれたら嬉しいな(^^)
そして全然知らなかったのですが、
突然後方からアナウンス。
「あと5分で35kmの関門が締め切られま~~す」
え!?
すぐそこが関門なの!?
ランナーに焦りとあきらめが見え始めます。
「このカーブを超えたらすぐ関門ですからまだ間に合いますよ!」
「あと5分ありますから大丈夫!」
走る方の必死さは応援する我々の比じゃないでしょうが、
ワタシたちも精一杯の声援。
泣き崩れて相方に肩を支えられていたランナーさん。
関門には余裕で間に合うでしょうが、
きっともう限界だったのでしょう・・・
そしてとうとう無情にも・・・
「関門閉鎖」
のアナウンス。
周辺に一気に落胆が広がりました・・・
強制DNF
そんなランナーになんて声をかければ?
決まってます。
ワタシが数日前と2年前にブログに記したこと、
”チャレンジすることに意義がある”
掛川で20km関門を抜けられなくて悔しがっていたラン暦1年半の75歳女子を思い出した!
越えられない人にこそ
同じ苦しい思いを知っているランナーの俺にできることがある!!
「もうすぐ関門!
いや!
35kmのゴールです!!!」
「35km走りぬいたことが誇りです!!
35km完走おめでとうございます!!」
これはワタシだけでなく、
みんなで伝えました。
「35km完走おめでとうございます」
と。
最後に残った、
ちこさんお手製の
レモンの蜂蜜漬け
一番手の込んだエイド食をお盆に乗せ、
1人1人に手渡しました。
ご愁傷様なんて空気はいらない。
35kmも自分の足で到達。
そんなことはできる人の方が圧倒的に少ないのです。
ワタシはにっこりと、
「もうすぐ35kmのゴールですよ
35km完走おめでとうございます
レモンの蜂蜜漬け、疲労回復に最高なんですよ」
ランナーさんはやっぱり自分に納得できずうつむいて進む方もいましたが、
「そうですよね!35km完走だ!」
にっこりと言葉を受け止めて下さる方がほとんどでした。
ワタシの言葉で声がつまった女性もいましたが、
次の瞬間「ありがとうございます」と笑顔で足を進めていきました。
レモンの蜂蜜漬けが甘酸っぱい思い出になるかもしれませんが、
また次、この壁を乗り越えていって欲しい。
いや乗り越えられなくたっていい。
完走することが偉いんじゃない。
”チャレンジすることに意義がある”
んです。
見渡す限りでのランナーさんみんなが通過したところでワタシたちも撤収。
9:30前から準備を始め、13時過ぎに撤収。
途中で疲れて休憩するかもと用意したイスは誰も使わず。
エイドやるみんなが食べる補給食も必要だよね!
なんてガスストーブまで持ってきましたが、
結局みんな立ちっぱなし、声出しっぱなし、
女性陣はテーブル上のものをせっせと入れ替えていただき、
あっという間の3時間半でした。
34km地点は、
目の前に海が広がり、
左に富士山が見える最高のロケーション。
そして駆け抜けるランナーは、
かっ飛ばす速い人たち、
記録を狙って必死の人たち、
調子が良くて笑顔の人たち、
30kmの壁にやられて足をひきずる人たち、
35kmの関門目指して必死な人たち、
35kmの関門に間に合わず涙している人たち、
マラソンのドラマが凝縮されたような場所でした。
自己満足じゃいけないけど、
精一杯の応援、支援をし、
僕たちもめいっぱい楽しみました。
がんばるランナーの姿にたくさん力をもらいました。
刺激もたくさん受けました。
来週はウィメンズ、
来月は掛川、
応援メンバーそれぞれがいいモチベーションで次に進めると思います。
2週間ほど前からメンバー間で連絡をとり、
場所を決め、駐車場やトイレの位置も確認し、
それぞれ用意するものを考え、
当日の流れも綿密に検討し、
おかげでとってもスムーズに当日が進みました。
本当に楽しい、
しぞーか最強エイド!
でした。
来年も同じ場所で開店したい。
今はそう思っています。
ランナーのみなさん!
静岡マラソンお疲れ様でした!!