初めての賃貸お部屋探し 2/5
■賃貸派のメリット
雑誌などで、家は買う方が特なのか、あるいは借りる方が特なのか、という話がよく持ち出されています。
結論としては、どちらにもメリットとデメリットがあります。まずは賃貸派のメリットについてお話したいと思います。
賃貸で部屋に住む最大のメリットはなんといってもフットワークの軽さです。あなたがこれから借りようとする部屋は永住するためのものではないのです。
例えば、
■数年間はお試し感覚でこの街に住んでみたい
■結婚するまでは狭い部屋で十分
■まずは安い部屋に住んで、いずれ家を買う為に貯金をしよう
といった人にも、賃貸は打ってつけと言えます。
いきなり家を買うよりは、気になる街数箇所に住んでみることで、街の雰囲気や、暮らしやすさなど、総合判断の基準を持てることになりますし、不動産に対する知識を得たり、部屋の良し悪しを見分ける目を養うこともできます。
また賃貸では、マイホーム購入では何十年間も払い続けなければならない住宅ローンがありません。
これも結局月々支払う家賃と相殺ではないか、とよく言われますが、果たして本当にそうでしょうか。
長い人生、誰にでも訪れる経済的な浮き沈みが訪れるものです。
突然会社が潰れたり、あなた自身が病気で倒れ、ローンが払えなくなるなどという事も未来永劫無いとは言えないはずです。
そんな時も賃貸ならば、多額の負債を請け負うことはありません。
確かに持ち家は誰もが抱く憧れですが、家そのものに縛られることなく自分のライフスタイルに合わせて家をその時々で選んでいくライフスタイルも大いにアリ。それこそ賃貸派の最大の特権だと言えるのです
初めての賃貸お部屋探し 1/5
借り手市場が到来!賃貸派の皆さん今が大きなチャンスです
■理想の部屋に住める時代
近年、日本の賃貸事情はかつて無いほどの借り手市場が到来しています。
この事実を各メディアはあまり取り上げていませんが、東京の超人気エリアである青山や表参道、代官山、自由が丘等を除けば、日本のほぼ全ての地域で、物件余りが始まっています。
つまり需要(借り手)より供給(物件数)がはるかに上回っているのです。
その理由としては、バブル崩壊以降、大変な不況に見舞われながらも、何故か物件だけは建設され続けてきたからです。
加えて、少子高齢化が追い討ちをかけており、人口の減少と、とりわけ若年層の数が減ってきていることから、特に若者向けワンルームや1LDKといった物件のほとんどが部屋余りとなり、借り手不在の状態が続いています。
この事実を踏まえると、今部屋を借りたいと考えている人には、またとないほどの追い風が吹いています。
但し、理想に近い部屋に出会う為には、少しの努力と労力が必要なのです。
ここでは、借り手市場時代のお得な部屋の選び方、部屋を選ぶ際の大切なチェックポイントなども踏まえて理想の部屋へ出会える方法をお話したいと思います。
良い不動産業者の見分け方
希望通りの良い物件に出会う為には、なんと言っても良い不動産業者とお付き合いをすることです。
サイトを使って気になる物件を見つけても、その先部屋の内覧から契約までお付き合いするのは不動産屋業者だからです
では、良い不動産業者とはどういう業者なのでしょうか。
大きくわけて不動産業者には2種類あります
■1つ目は私たち借り手にとって良い不動産業者
私たちの希望条件を聞いた上で、親切丁寧に有益な情報を提供してくれる不動産業者です。
単にあなたの希望のお部屋を探してくれるだけではなく、物件の紹介から契約、入居までをあなたの立場になって動いてくれて、契約までの過程で例え一筋縄ではいかない問題が発生した時も、親身になってサポートしてくれる不動産業者です。
■2つ目は大家さんにとって有益な不動産業者
この大家さんにとって有益とはどういう意味でしょうか。
一口で言うと何ヶ月も空いている部屋をとにかく埋めてくれる不動産業者です。
つまり、大家さんの事を第一に考えたお仕事をする不動産業者です。
ですから、「この部屋は掘り出し物件で、おススメです。
人気があるので明日には別の人で決まるかも」と巧みな営業トークで口説いてくるかもしれませんし、「既にこの部屋は他の2組の方が内覧していて、検討中です」と契約を急かされる場合もあるでしょう。
もちろんこのセリフに嘘偽りは無いかもしれませんが、あくまでこの不動産業者は"空室を埋める"事を優先している事も忘れてはいけません。
ただし、あまり疑心暗鬼になってもいけません。本当に良い物件で早くしないと無くなってしまうお部屋かもしれない、といったリスクもあります。
これを見分けるにはやはり複数の不動産業者とやりとりをし、経験値を上げることです。
色々な不動産業者を選び、何十件、もの物件を内覧していく内に、徐々に良い不動産業者か、そうではないかが読めてくるようになるでしょう。
いくら気に入った物件だと思っても、衝動的にその場で捺印をせず、一度家に戻り検討する事も大切かもしれません。
また、自分ではどうしても判断出来ない場合は、経験豊富な知人に相談してみてもよいでしょう。
■不動産業者は星の数ほどあります。
借り手にとって有益な不動産業者も多く存在しますが、残念ながら、大家さんにとって有益な不動産業者が居るのも事実です。
当サイトではより多くのお客さまが、良い不動産業者にめぐり合い、理想のお部屋に住んでいただけるよう、親身になって相談にのってくれる不動産業者を厳選して情報をお届けしております