初めての賃貸お部屋探し 5/5
■ついに内覧!
各物件の、周辺環境や外観チェックし終えたら、どの環境が良かったか、メモやイメージを思い出しながら、順位をつけて行きましょう
物件の順位が高い順に、改めて内覧したいと不動産屋さんに連絡をしましょう。
内覧は最低でも5件、できれば10~15件はしたいところです。数をこなせばこなすほど理想の物件に出会える可能性が高いのです。
部屋の広さ、天井の高さ・眺望・音や匂いは間取り図からは伝わりません。自分の想像した通りの広さだったか、壁や床は厚いかなどなど、内見のチェックポイントも沢山あります。
下に内見の際の大事なポイントを箇条書きします
・部屋の広さは自分の予想とかけ離れていないか
・収納の容量は十分か
・周囲から室内を覗かれる心配は?
・バルコニーの眺望、日照はどうか
・床や壁に傷はないか。厚さは十分か
・外からの遮音性はどうか
・部屋に染み付いた匂いは?
・ドアや扉の開閉に問題は?(軋み・納戸・サッシもチェック)
・キッチン、バス、トイレの水の出はどうか・排水はスムーズか
・ブレーカー、ガス、チャイム等の設備に故障箇所はないか
逆に、気に入ったポイントがあればそれもメモします。
内見をした結果、少しでも理想と離れているのなら、不動産屋さんに遠慮することなく探し続けましょう
■いざ、契約!
全ての面で納得の行く物件を絞り込めたならいよいよ契約です。契約時に必要な書類は
・住民票
・社会人の場合は収入証明書・学生の場合は学生証
・印鑑証明書(三ヶ月以内のもの一通)
・健康保険証・運転免許証
借り手が学生あるいは勤務一年未満の場合は、連帯保証人とその収入証明書が必要になります。
※最近ではこの連帯保証人の代わりに、保証人の役割を果たしてくれる保証会社が登場していますので、こちらも参考にしてください。
そして、お金です
・敷金2・礼金2
・仲介手数料
・前家賃一ヶ月分
が最初に必要となります。つまり家賃の半年分がかかります。ですが、最近のトレンドでは敷金1・礼金ゼロの物件も増えてきています。
礼金や管理費ゼロにしている物件でも、実際には家賃に上乗せされているケースが多いので、礼金ゼロ!という言葉に惑わされずに冷静に物件の評価し、ここまでで培った相場観を発揮して判断してください。
最後に…
このように一口で部屋探しと言っても、良い部屋に出会うには、それなりの根気と時間が必要です。家賃相場や物件観を養うには経験値を積む事が一番の近道です。冒頭で書いたように、部屋を借りるということは、決して安い買い物ではないのですから、多少の努力は惜しまず、ここに書いたやり方を参考にしていただいて、お部屋探しをしてください。
きっと満足の行くお部屋が見つかります!
初めての賃貸お部屋探し 4/5
■内覧、その前に
少しでも気になる物件があれば、どんどん【検討中物件リスト】に登録しましょう。
そして問い合わせをします。
少々希望条件から外れているものでも構いません。
ここでは情報を収集することが一番の目的だからです。
物件情報はあればある程良いのです。遠慮することもありません。
問い合わせフォームから【物件お問い合わせ】を行ってください。
そして、送られてきた情報を元にじっくり検討しましょう。
次にその資料の中から気になる物件を絞り、現地に出向きます。
部屋の中身も大事ですが、周辺環境も同じくらいに大事。
内見より先に、まずは気になる物件の周りの環境を出来れば一人で歩いてチェックしてみましょう。
不動産業者さん同行の下だと、車移動が殆どですし、周りの街の環境までは中々体験できません。
土地勘のある場所へ引っ越すのなら別ですが、まずはそのエリアを歩いてみて、周辺の様子を把握することが大切です。
駅徒歩五分と書かれた物件でも実際に歩いてみると、大通りを渡る必要があり、信号待ちで三分かかる、とか、駅までの道のりに開かずの踏み切りがあるかもしれません。
■物件周辺のチェックポイント
物件の近くにはコンビニやスーパーはありますか?
営業時間は?
買い物する人たちの雰囲気はどうでしょう?例えば買い物客の雰囲気一つで、その街の治安を予測する判断材料になります。
また、近くに学校や幼稚園などがある場合、登下校時、思いの外騒がしいかもしれません。
こういう点にも気をつけて。
その他、レンタルショップやカフェレストラン、クリーニング店等、生活に必要なお店の営業日と時間を必ずメモしておきましょう。
駅まで自転車を利用するなら、駐輪場の有無・利用料金の確認も大切です。実際に自分がその街に住んでいる所をリアルにイメージして歩いてみましょう。
物件までの往路と復路では違う道を歩いてみるのもポイントです。
■建物の雰囲気は?
では次に物件の外観からチェックしてみましょう。
良い大家さんや管理者が居る建物では、掃除も細かいところまでされているものです。
エントランスの共有部分の清掃は行き届いてますか?
郵便ポスト周辺にチラシなどが散乱していたりするようなら要注意です。
廊下部分や、エレベーターの内部もチェックしましょう。
また、非常階段に錆が出ていたり、外壁に亀裂が入っているようだと、雨漏りなどの原因になると同時に、きちんとした管理ができていない証拠です。
次に他の住人のマナーを知るには駐輪場やゴミ捨て場を見るだけでもある程度はわかります。
自転車の止め方は雑ではありませんか?
ゴミ捨て場は荒れてないでしょうか。
分別もされずに粗大ごみが放置されているような場合は、マナーの悪い住民がいる可能性が高いと言えます。
ここで大事なポイントを箇条書きします
・建物全体の第一印象はどうか
・ゴミ捨て場の状況はどうか
・駐輪場の状況はどうか
・管理人は常駐か
・集合ポスト周りは綺麗に整理、清掃されているか
・エレベーター内は綺麗に清掃されているか
・廊下は綺麗に整理、清掃されているか
・入居者全体のマナーは良さそうか
・非常階段は荒れていないか、錆などが浮いていないか
・外壁にひび割れ、クラック(亀裂)などは入っていないか
初めての賃貸お部屋探し 3/5
■理想の部屋に出会うために
部屋を借りるということは、大きな買い物をすることと同じです。
例えば8万円のワンルームを借りる。
これだけでも単純に年間96万円の買い物jです。これに加えて敷金・礼金と、2年に1度の更新料の事も考えるとかなりの大金
10万円の電化製品を買う時、あなたはきっといくつもの店を見て回るでしょうし、性能の差にも目を配り、カタログや情報誌のレビューをくまなくチェックするでしょう
そして悩んだ挙句やっと商品を購入します。
これはお部屋探しでも同じ事です。
10万円の電化製品の何倍も高額な買い物と考え、理想の部屋に出会うまでは簡単に妥協しないでください。
そして焦って部屋を借りてしまわないよう、部屋探しの為の時間を十分に確保しましょう。
■まずはサイトで下調べ
自分が次に住む部屋、理想の環境を頭に思い浮かべてみてください。これが理想の部屋に住む第一歩!
部屋の広さは?
住みたいエリアは?
賃料の上限は?
次に、これだけは譲れないという条件を出してみてください
床はフローリング
バス・トイレは別
女性なのでモニター付きインターフォンが必要
などなど。
これら条件をメモ書きでどんどんリストアップして行きましょう。
リストアップが終われば、サイトの検索システムを使って物件を検索してみましょう。
細かな希望条件を指定することで、より理想条件に近い部屋が検索できます
検索結果には物件の数々がリストアップされるはずです。
ここからも色々な情報を得る事ができます。
まずはそのエリアの相場感を掴む事が大切。
例えば、駅から徒歩5分以内の新築物件なら値段が高く、徒歩15分の築20年では同じ間取りでも安いはずです。
検索は何度試してもお金はかかりません。
希望エリア以外の地域も積極的に検索してみてください。
通勤時間の範囲内でエリアを変えてみる、もう二駅向こうだと家賃相場がグっと下がっているかもしれません。
逆に人気エリアにどうしても住みたいのであれば、築年数にさえ目を瞑れば家賃はぐっと安くなることもわかります
このように検索を繰り返していくうちに、エリアごと物件ごとの相場観が掴めてくるはずです。