「じゃんじゃん」の名前の由来 ~704の数字の意味~ | 飲食業未経験から2号店出店!やきとん&鉄板じゃんじゃん@西川口そして蕨

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40歳のときに飲食業未経験から始め2年で独立して埼玉県西川口に「平成大衆酒場やきとんじゃんじゃん」を開業。オープン丸4年、1号店オープンと同じ日に2号店「蕨の酒場 鉄板じゃんじゃん」オープン

「じゃんじゃん」の名前の由来を聞かれることがあります。

今回はその由来について、2017ver.スタッフTシャツの袖や他の場所でたびたび表示のある「704」の数字の意味と共に説明したいと思います。

 

2010年の春。

1号店である西川口やきとんじゃんじゃんの物件を見つけました。

その時のブログ(日付は数年後にミクシィ日記からアメブロに書き写した日付になってるので日時がずれてます)

http://ameblo.jp/dokuritukaigyo/entry-11624569278.html

 

ちょうど7年前位です。

ここに物件を決めて準備期間を考えるとオープンは7月位か?

となったとき決めたのです。

 

名前は「じゃんじゃん」にしよう。

オープンは7月4日にしよう。

 

この2つは僕にとって深い意味のあるものです。

 

時は更に前になり2000年。

世の中はミレニアムフィーバーも落ち着いた頃、当時付き合っていた彼女とフィリピンのセブ島に旅行に行った時のことです。

 

宿泊したリゾートホテルの中に大き目の檻があり、そこで猿の親子を飼っていたんです。

その子猿が可愛くて可愛くて。

昼間はビーチや街や観光など遊んで、バナナやオレンジなど子猿にお土産を買って帰るのが楽しみでした。

 

楽しかった旅行から帰国し日本で通常の生活に戻ったものの子猿の可愛さは頭から消えませんでした。

そんなある日。

とあるペットショップでリス猿を見つけたのです。

 

恐る恐る自分の手を檻に近ずけると・・・・・・・

ギュッ♡

と指を握ってくれたのです。

そうなるともうダメ(笑)

飼いたくて飼いたくてもう止まりませんでした。

 

しばらくしてコモンリス猿が我が家へやってきました。

 

ペットショップで売ってるといっても猿は野生動物です。

飼育は簡単ではありません。

初日は環境に慣れずピクリとも動きませんでした。

何か音でもしようものなら「キィーーーーーーーーーーーーー」と大きな声で鳴きました。

食べ物も何も口にしません。

環境に慣れてきても人にはなかなか慣れません。

僕の指は噛まれまくって傷だらけ。

一度は足を噛まれ化膿して手術を受けたこともあります。

 

でも手のかかる子ほど可愛いと言われるように

初めて物を食べたとき

初めて肩に乗ったとき

初めて手の平で寝てしまったとき

1つ1つが嬉しくて可愛くて愛情が深まりました。

 

しかし愛情が深まれば深まるほど猿を飼う事に罪悪感が増していきました。

もう一度言いますが、猿は野生動物です。

猿は群れで暮らしていて親子や仲間の絆が強い動物です。

そんな猿の子供を檻に入れお金で売買し檻に閉じ込め飼育する。

もちろん愛情を注いで可愛がり食べ物を与え遊ばせます。

 

でもやってることって何処かの国が日本人の子供を拉致して自国で教育して育ててるのと同じじゃない?

拉致された子供の意思は?

拉致された家族の想いは?

 

野生動物を飼うということは完全に人間のエゴ。

野生動物を飼うということは虐待そのもの。

そう考えるようになりました。

 

だから今後、僕は野生動物を飼うことはありません。

野生動物は野生で暮らすのが自然で幸せだと思うからです。

 

しかし一度飼い始めた猿を放棄するのはそれにも増して悪。

この子の一生は責任を持つと決めました。

 

そして10年の月日が経ち、2010年の春。

我が家の猿は命を引き取りました。

猿とは言っても僕にとっては娘そのものです。

10年間、毎晩一緒に寝ていたし旅行にも行きました。

飼い始めるまでは外泊や朝帰りもしょっちゅうでしたがピタリとやめました。

病気をすれば田園調布にある野生動物も診てくれる有名な動物病院へも連れて行きました。

 

クル病という病気になり衰弱していていつその時が来てもおかしくない。

そんな状態でした。

覚悟はしていても実際そうなると・・・・・

 

1週間仕事を休みました。

社会人としてどうなのか・・・・・・・

しかし僕にとっては相当なショックで何も出来ず涙だけは流れ続ける、そんな日々を過ごしました。

 

やがて少しずつ立ち直り仕事にも復帰し、出店のための物件を探していたところ・・・・・

冒頭にもリンクを貼った西川口の物件を見つけたのです。

 

名前は「じゃんじゃん」にしよう。

オープンは7月4日にしよう・・・と。

 

そうです。

僕が10年間飼っていた猿の名前。

それが「じゃんじゃん」で

オープン日は猿のじゃんじゃんを飼い始めた日(暫定誕生日)です。

 

僕は「じゃんじゃん」の名前と誕生日をこの世に残したかったのです。

猿だった「じゃんじゃん」はお店として生まれ変わりました。

誕生日は同じ7月4日です。

 

じゃんじゃん

の名前の由来と704の意味はそういう事なのです。

 

そして今日。

4月11日は猿のじゃんじゃんの命日です。

何枚も飾ってある写真に手を合わせてから仕事に行きます。

2号店のじゃんじゃんへ。

ちなみに蕨の鉄板じゃんじゃんもオープンは7月4日です。

ほぼ同じタイミングで物件を見つけたので7月4日オープンに合わせて無理言って急ぎで工事してもらったのは3年前。

 

色々な方にお世話になり

色々な方にご来店いただいて

じゃんじゃんの名前はまだこの世に生きています。

 

関係するすべての方に感謝します。

 

 

 

今の姿からは想像出来ない?

飲食業未経験から西川口やきとんじゃんじゃんを開業するまでの苦悩の2年間をリアルタイムで追った涙なしでは読めない!?開業日記ブログ」↓

http://ameblo.jp/dokuritukaigyo/entry-11589855649.htm

 

 

とーってもお得な

蕨の酒場 鉄板じゃんじゃん

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