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2019年6月に

結節性リンパ球優位型

ホジキンリンパ腫ステージⅣを発症。

 

2度の抗がん剤治療で寛解に至らず、

2020年10月に1度目の余命宣告

 

2022年2月には

2度目の余命宣告で「余命半年」

を告げられました。

 

病気のことや、

1人娘の風花に向けたメッセージを

綴っています。

 

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宣告を受けた時のこと↓




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成人T細胞白血病


生存期間中央値  


6ヶ月


不安な気持ちがグルグルグルグル頭をよぎる。

気がつけば常にため息を吐いていた。

突然、家族と共に過ごせる時間に制約をかけられたのだから無理もない。




「今日、お父さんと水族館に行かない?」

ある朝、登校の準備をしている娘に声をかけた。

想い出を作っておきたかった。

身体が動くうちに。

学校を休ませてまで、と怒られるかもしれないがそれくらい切羽詰まっていた。


「え、いいの?」

娘は妻の顔を見た。

「いいなぁ。お母さんも仕事休んで一緒に行きたいよ。」

堅物で鳴らす妻が娘の後押しをしてくれた。

「やったー。」

何も知らず喜ぶ娘。


ラッシュアワーを避けて駅まで歩く。

手を繋いで、と娘が掌を差し出す。

小さな小さな頼りない掌をギュッと握りゆっくり歩く。




水族館を見学した後はビルの上に移動して娘の好物のお寿司を食べた。

「うわ、美味しい。」

茶碗蒸しが美味しかったようなので自分のもあげる。

「じゃ、これあげるね。」

娘が玉子焼きとイクラをくれる。


ささやかな娘とのデート。

こんな時間がずっと続くんだとおもっていた。


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