映画『ミナリ』 | be happy

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ここに映画ネタを書くのは1年以上ぶり滝汗

映画はよく見ているんですよ。

ただここに書くほどではなかったため、久しぶりになりました。

 

さて、話題の映画『ミナリ』

 

 

ミナリはセリという植物の名前ですが、公式サイトによると

「たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている。」とのことです。

 

80年代、アメリカに移民した韓国人一家のお話。

スローで淡々とした話の流れです。

私はこういうタイプの映画が好きなので、一人一人の感情を汲み取り、

いろいろ考えに耽ってしまいました。

 

お父さんはアメリカンドリームを描き、

お母さんは必死に家族のために安定して食べていきたいと思い、

その中、娘と息子はたくましく生き、

途中合流したおばあちゃんはこの映画のキーマン!

 

この映画にはいろんなメッセージがあるので、

見る人の視点や立場によって、いろんな考えが生まれるかなと思います。

 

1回目はサラッと、家でながら見をしてしまったので、

もう一度改めてちゃんと見なきゃなと思いました。

 

アカデミー賞の助演女優賞を獲得したおばあちゃん役のユン・ヨジョンさんが

とても注目されていますが、元々、韓国を代表する有名な女優さんで、

彼女を知る人が映画を見ていると、その方に注目してしまうかなと。

ま、年上を敬う韓国なので、ユン・ヨジョンさんが取った方が韓国的にもよかったのかな〜

 

私は個人的にお母さん役のハン・イェリさんの演技の方が魅力的だったなと。

少女のような微笑み、お母さんの表情、いろんな姿があって、惹きつけられました。

 

私もこの国では移民になるので、その国のコミュニティに溶け込まなければいけない、食べていかなければいけないという覚悟や移民の苦しさがわかるので、

うんうん、そうだねと。

 

日本でも韓国でも観客の評価は★3つちょっとなので、

これは移民になったことがないから、そうなんじゃないかなと。

移民という立場になれば、深く深く考えさせられる素晴らしい映画だなと思います。

 

移民でなくてもコロナ禍で仕事を失った人、ゼロから始めることになった人にも

希望を与える映画なのかなとも思いました。