韓国大統領選-分析- | be happy

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分析といっても私の観点からの分析なので、鵜呑みにしないでくださいね。
いち外国市民の意見なのでね。

※外国人の場合、永住ビザがあっても、ビザ取得3年後から地方選挙のみ
投票が可能だそうです。なので、大統領選の投票は現在、外国人にはできません。

今回の第18代韓国大統領選は本当にいろんなことがありました。

政党争いを嫌がる若者に大人気のアン・チョルスさんの出馬発表、そして辞退。
結局はパク・クネのセヌリ党(与党)VSムン・ジェインの民主統合党(野党)の
事実上、一騎打ちになりました。
(ちなみに、大統領選に出馬したのは全部で7人です。
その中に実は私の身内も出ていたんですが・・・それなりに頑張っていました  )

パク・クネのお父さんはパク・ジョンヒ元大統領。
独裁政治を行いつつも韓国を経済発展させた功績を持っています。
このお父さんから恩恵を受けた人たちは娘に票を入れたんじゃないかと思います。

対するムン・ジェインはノ・ムヒョン元大統領の側近。
庶民派の元大統領なので、賢い庶民は彼に入れたんじゃないでしょうか。

接線接戦と言われ、結局はこういった結果に。

SBSのサイトの選挙結果より(キャプチャーです。)
はパク・クネ優勢、オレンジは接戦、はムン・ジェイン優勢です。
 
51.6% VS 48.0% なんて・・・
こんな僅差で勝ったと言えるんでしょうか。
約半分の人しか支持を得られていないのに、大統領になっていいんでしょうか。
とっても疑問の残る大統領選で、腑に落ちません。

地域別に見ると・・・


明らかに違うのが、大邱(デグ)と光州(クァンジュ)

大邱はパク・クネの故郷であるため、
パク(80.1%)-ムン(19.5%)
光州はパク・ジョンヒ元大統領に反抗していた地域なので、
ムン(92.0%)-パク(7.8%)

世代別でも差が出ています。
テレビのニュースでは20代~40代はムン候補、50代以上はパク候補を支持していたそうです。
しかし、有権者の割合を見ると・・・20~30代は有権者の38.2%、50~60代は40%だそうです。
韓国も少子高齢化が進んでいるために、若い世代の意見が選挙に反映されなくなって
しまったようです。とても残念。

私も若い世代なので、保守派ではないムンさんになってほしいと思っていました。
ソウルに住む若い人たちはムンさんを応援していたんですよ。
その理由は、パク・クネは庶民の気持ちをわかっていない。
(父の財産を受け継いで裕福な生活を送り、電車に乗ったことがないらしい。
それと、未婚なので、子供を持つお母さんの気持ちがわからないという意見もあるそう。)
公約を見ても明らかな通り、何も考えていないし、党に操られているだけ。
討論では、ちんぷんかんぷんな答えばかり。
討論を見て、がっかりした人が多かったそう。
でも、結局・・・元大統領の娘という看板が大きく、有名だからという理由で
彼女がなってしまった気がします。
彼女を選んだ韓国の国民にもがっかりです。

2013年から5年、どんな国になってしまうんだろう。
今までの5年と同じように庶民にとって苦しい5年になってしまうのだろうか。
不安で仕方がありません。

投票率は以下の通りで、75.9%
日本は見習ってほしいですね。