柿渋タンニンと鉄瓶 | James-kozoのブログ

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スターダストファームにある「豆柿の木」 大昔に中国より伝来した柿渋用の柿ですと。今は使う人なし  そう聞くと使ってみたくなる

小さな柿です  葉が薄くて陽光をよく通す。木陰にいると独特の爽やかさあり

2~3分でこれくらいもげます。

よく見ればたしかに柿 (収穫時はお盆やすみ)

持っていた現代農業に柿渋の特集がありました。豆柿はダントツのタンニン含有率。タンニンは鉄瓶に使えます

昔は村の若集が臼ですり潰したそうです。意外なことにタンニン濃度が最も高いのは8月~9月の期間とのこと

今はフードプロセッサーでガガガガガ~っといく

加える水は井戸水が理想とのこと。要するに塩素がない方が良いのだろう。今回は浄水器の水を使ってみる。

2時間ほど日なたに置く。柿渋として使う場合はこれを甕に入れて熟成させるらしい。2時間の熟成は柿渋成分としては不十分でもタンニンは問題なし

錆びの出た愛用の鉄瓶は「南部鉄瓶・利祥」 

軽く錆びを取ってからよく洗い柿渋液を入れる。そして沸騰

火から下ろしてタンニンと鉄イオンの化学反応を待つことしばし。じわじわ変色。お茶の葉を使ったときより変化が早い気がする

一晩おいて。反応後の溶液は別の容器に移す。鉄瓶はよく洗って乾燥。体に無害な酸化被膜で防錆処理が完了。何年も持つとは思えませんが、錆びてきたらまた柿渋でやってみよう

別容器に移した柿渋。現代農業の記事によると、この液を千倍に薄めてプランターや畑に撒くと野菜が美味しくなるらしい。余談ですがすぐに発酵が始まるので、ときどきガス抜きが必要

【追加】この原液を千倍に薄めて野菜やハーブにかけると土壌を活性化させて植物の成長を促進します。たしかに効果あり。★★アリの巣に原液をかけると、すぐにアリがいなくなる。蟻は渋いのが苦手なんだな

取手の形状は、木瓜弦(もっこつる)という。ボケの花のこと。風流ですなあ。フタのつまみは松の実

今夜はぬる燗で。酒は松竹梅。我ながらシブイ

湯気を上げないくらいに温めたら。グイっといく

風流ですなあ