2ヶ月前に友人が自宅に届けてくれた柿の原木です
ナント!たった2ヶ月の乾燥で信じられない堅さとなりました。早くも教訓。柿は生のうちに加工開始すべし
いつもの手順で木製カップ(別名ククサ)のDIY開始 しかし堅い
ククサは作業台に固定して安全作業。手持ちでちょっと削りたいときは、必ず「刃物を通さない手袋」を使用のこと。ただし、ペーパーディスクを使うときだけは手袋が巻き込まれる危険があるので素手が安全
柿は原木の中まで黄色 玄関前が秋の銀杏並木のよう
あるていど削ったら容量チェック。最初の計測は150cc。これを拡大します。カービングナイフを2種類使用、細いのとU字型の2本
200ccになりました。このあとペーパーで成形するので、まだ少し増えます
生地完成 この時点では普通の木でした。だがしかし!オイルフィニッシュすると、
この風格! あたかも、柿の木の精霊ここにあらわるって感じです。取っ手の「手垢」のごとき色合いも原木の色です。もう30年ぐらい使ってる感じ。これは贈り物にならない(笑)。 一度も使ってないのに貫禄ありすぎ
反対側は精悍な印象 容量200cc いわゆるLサイズのククサです。柿は縁起良い木で、「金をかき集める」とのこと。そう言えば庭に植えてる家が多かったなあ
口あたり部分の縁を薄く削って、飲み物の「切れ」を良くしてます。ここに厚みがあると、飲むとき外側に飲み物が垂れる。ゆえにククサはこの部分の仕上げが重要 あの柿の原木がククサに形を変えてここに目覚める 「よきかな」
フィンランド方面ではこういう使い方もあるそうで、なるほどムード出るね。Lサイズのククサならではの使い方かも。ローソクは入間のワイルドワンで購入(ミニランタン・スペアキャンドル)。売ってる棚が見つからなくて店員さんに聞いたら、すぐに案内してくれました。いつもお世話になっております。
日本の木で作ったククサ、 カキ、タブノキ、ムクノキ、ヤマザクラ、ソメイヨシノ。いいなあ日本の木たち。やまとしうるわし
CBも乗らないとなあ このマシンもまた「大和し美わし」
コロナ危機の期間は自宅でバイクの整備や木工です