毎年8月17日~18日に近い土曜日が開催日です。規模は小さいながらも、偉大な伝統を今に伝える3頭獅子舞。埼玉県飯能市北川の獅子舞。道はとても狭い。。
この場所に着くまで、祭りを知らせる幟など一切なし。屋台もゼロ軒。当然コンビニなんかあるわけない
手作りと思われる祭りの飾りに心がなごむ
神社の目の前は渓流。3頭獅子舞を奉納する神社はだいたい清流沿いにある。この川にはヤマメが棲んでます
日本の獅子舞ここにあり。正月に来る獅子舞は中国から仏教伝来時に雅楽として伝わったものですが、3頭獅子舞の起源はもっと古く、猪や鹿を意匠したものだと伝えられます。ゆえに3頭獅子の獅子頭には2本の角があります。その信仰は縄文時代まで遡り、絶えることなく現代に継承されたものです。それぞれの舞にはストーリーがあって、3頭の獅子の呼び名も違います。 正月の獅子舞にストーリーはないからなあ。
マイクやスピーカーに頼ることなく、古代の音色そのままに再現される貴重な祭りです。こういう小さな祭りが何百年も継承されてきたことは奇跡です。この笛の音を聴いてるだけで運気上昇って感じ
下界は猛暑の土曜日ですが、ここは気温20度くらい。赤い頭巾は「ササラ」の皆さん。花や木々を表現していて、獅子舞のストーリーに欠かせない存在。獅子たちはその回りで舞い踊り、あるいは花の中に隠れる。画像は、花畑から3頭の獅子が踊りながら現れるシーン。
昔は4時間も舞ったそうですが、今は2時間くらい。
俺の孫の幸せを祈れ!と獅子に駆け寄る村人ありけり。いいなあこの光景。大きな祭りではこうはいきません。小さな祭りにデッカイご利益あり。
男たちはこの狭い境内で何百年もこの伝統を受け継いできたのである。
それにしても凄い場所に神社を建てたものだ。境内での奉納を終えると、獅子たちはこの細い道を練り歩いて集落の家々に幸福を届ける。来年は是非ともそこまで見届けたいものです。
名栗の獅子舞の前の週の土曜が開催日。近くにお店がないので、水はだいぶ手前で買っておく必要あり。駐車場はありませんが神社の先の林道に駐められます。