毎回楽しみの日曜美術館。
まだまだ知らないアートが沢山ある。
特に自分の中で日本のものは抜け落ちている感じがある。
この乾山も初めて知った。
サントリー美術館へ「着想のマエストロ 乾山見参!」展を見に行く。
江戸時代の陶芸家、尾形乾山(おがたけんざん)。
特に心を動かされたのが花モチーフがモダンさ。
沢山の植物モチーフ、花の形の皿、蓋物の花の柄
すすき柄の蓋物、松と波間、月ごとの季節の植物と鳥、と
今見ても古くないデザイン。
色見本では?と言われているモザイク状のカラフルな皿のこれまた素敵なこと!
いち早く外国の雰囲気を取り入れたり、5枚の皿のセットが全部違ったり
料理を乗せた時の事も考えて作られていたり、実は革新的。
グリーンが綺麗なのも印象に残る。
そしてこう言っていいのか判らないが、いい意味でのヘタウマ感。
乾山はきちんと勉強をしていない、知らない強みがあるのだとか~。
きちんと陶芸を勉強した人ではやらない事をやるので、そこに面白みがある、と。
兄が尾形光琳、ということもあり、
いいセンスが育つ環境で生まれた、というのもあるのでは?
いつもは見に行かないような展示も新鮮でよかった。