「汽車はふたたび故郷へ」「ピアノマニア」 | ** jameのつれづれ日記**

** jameのつれづれ日記**

                                                       〜chakana店主jameによる、アクセサリー製作話、音楽、アート、映画、旅行、食べ物など好きなものを徒然と〜

映画覚え書き

オタール・イオセリアーニ監督の「汽車はふたたび故郷へ」。
旧ソ連の支配下だったグルジア。
そこに育った監督自身の体験を元にしたストーリー。
自分の思い通りの映画を作りたい。
でもグルジアでは体制から外れる事は難しい。
と、フランスへ渡っても映画は金儲けの手段、と上手くはいかない。
実は重い内容だけど、淡々と描いている。

どこに行っても自分の思うような表現をする事はかなり難しい。
でも表現せずにはいられない。
主人公ニコの最後に向かった先は?
現世の壁を越えてしまった??




「ピアノマニア」
世界の名ピアニストと天才調律師のドキュメンタリー。
音に対する探求が、もう見事過ぎて何も言えない。
ここまでできるんだ!ここまでするんだ!とだけ。

エピソードの合間の途中の切り返しの場面に
車で走っている街の風景
噴水の流れる水
風車
ピアノの中の映像
時にはアバンギャルドに絵画的な映像が流れるのがまた印象的。