ジャッキー・チェンと言えば、世界的に有名なアクション俳優だ。
筆者は子供の頃に、彼の映画をテレビでよく見たものでした。
間違いなく、私達世代の中では彼が一番のヒーローであったかと思います。
ところが、先月には中国共産党へ入党する意思を表明しているのであります。
かつては、天安門事件を批判していたジャッキーでありましたが、香港が中国に返還されてからは国家体制へ寝返っているかのようにも見えます。
また、ジャッキー・チェンは、何かのインタビューにて次のように答えていました。
「ただのアクション映画ではなく、僕のメッセージが入っているから、それを汲み取ってくれ」と。
でも、注意して彼の作品を見ていないと、「それ」には絶対に気づかないものなのです。
例えば、彼の代表作である『プロジェクトA』には、ジャッキーの信念が表現されていると筆者は感じました。
この物語の内容を大雑把に説明すると、20世紀初頭の香港が舞台で、その時代には海賊が暴れ回っており、これを取り締まる水上警察がヘマをやらかして、仲の悪い陸上警察へ統合されてしまうのでした。
そして、派遣されてきたイギリス海軍の提督まで人質に取られてしまうのでした。香港総督は身代金を海賊に渡して穏便に済まそうとするのです。
しかしながらも、正義感から海賊退治と人質救出の為に「A計画」を発動し、水上警察を復帰させて一致団結するのです。
水上警察の旗が再度昇り、彼らが整列するシーンは何度見てもかっこいいものです。
そして、この映画の主題歌には、次のようなメッセージが込められているのであります。
「強敵を恐れるな!たとえ数々の困難があろうとも!」
これは、当時の中国共産党の事を遠回しに言っているのだろうと、推測されます。
ということで、次の動画をご覧下さい。
Jackie5447Chan さんの動画より
MERI KENKO さんの動画より
この映画のテーマ音楽を聞いていると、何でも出来そうな気にさせられます。