1972年にテレビ放映された「愛の戦士レインボーマン」は、他の特撮ヒーロー物の子供番組とは違って異彩を放っていた。
筆者は子供時代にリアルタイムに見ていたのですが、政治色が強い番組でした。
レインボーマンを知らない世代もいるかと思いますので、簡単に解説します。
主人公であるヤマトタケシ(レインボーマン)はアマチュアレスリング界では名の知れた選手でありました。
インドの山奥に住む聖者ダイバ・ダッタの元で、さらに格闘技の技を極める為に修行に出ます。
ヤマトタケシの素質を見抜いたダイバ・ダッタは、彼に伝説の七色の戦士「レインボーマン」になるように命じるのであります。
そして、彼はレインボーマンとなり、日本人絶滅を目論む外国人勢力「死ね死ね団」との抗争が始まるのです。
上がテレビの中での「死ね死ね団」ですが、宇宙人や怪人ではないのです。
人間なのです。
作者の川内康範(かわうちこうはん)は、レインボーマンの姿を借りて私達日本人に対して外国人勢力からの日本転覆工作に関して警鐘を鳴らしていたことが筆者には読み取れるのです。
そして、死ね死ね団がばら撒いた偽造紙幣のせいで、日本国内の物価は100倍・200倍へと高騰し、国民は食料難となり暴動が頻発します。
国民の生活苦に喘ぐ姿を見たレインボーマンは、現状の事態を打開すべく究極の手段である大臣への直談判に打って出るのでした。
国民に対して、「食料の無償配給」を大臣に訴えたのであります。
そして、「醜い争いや一家心中のような悲劇が起こらぬよう、一人の国民としてお願いします!」と大臣に歎願するのですが、これは作者の川内康範(かわうちこうはん)が本当に大臣に訴えたかったことではないでしょうか?
ということで、次の動画をご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=Upox_RPMiQY&t=35s