1990年8月に発売されたバブルガム・ブラザーズのシングル『WON'T BE LONG』は大ヒットした。
世の中全体がバブル景気に酔いしれていた時代の話だ。
当時、経済学部の大学生だった筆者は、大学で次のような教科書を渡された。
これは1990年に発行された『テラスで読む日本経済読本』という本である。
この本の中では、「金持ち大国・日本」、「威力増すジャパンパワー」、「日本がくしゃみをすると、ウォール街は風邪をひく」と書かれている。
今の大学生からすれば、「これは娯楽小説なのか?」とか「SFなのか?」と思われるかもしれない。
けれども、当時の学生は実際、このように大学で教えられていたのである。
そして、『WON'T BE LONG』を歌っていたバブルガム・ブラザーズのことを理解できた人は誰もいないのではないのか?と思います。
WON'T BE LONG=長くないよ=もうすぐだよ
バブルガム=風船ガム=はじける
つまり、「もうすぐバブル経済がはじけるよ!」という予告の歌なのです。
実は、このような意味が隠されていたのです。
現実に、このシングルが発売された直後の1990年10月には株価が2万円台を割り、バブル経済の崩壊が始まったのであります。
終わりの始まりなのです。
ですから、今の日本という国は、『WON'T BE LONG』の大ヒットした時代から前の日本を取り戻さなければならないのです。
今とは違って世の中全体が明るく輝いていた時代があったのです。
このような日本を、「こんな時代だった!」と言葉で言い表すよりも適切な動画があるのでご覧下さい。
Sony Music (japan) より
毎日、毎日が生きていて楽しかった時代があったのです。
動画の一番最後に女性がしゃがみ込みますが、「日本経済がこれから下降します」とのサインだったのだろうか?