筆者の住むマンションには、生活保護者の方が多く住んでいる。
このマンションには20数年前に引越してきたのですが、入居当時は綺麗な建物で、OLや女子大生も住んでおりました。
そして、あれからかなりの年月が経ち、マンションは劣化し、それに伴い家賃も値下がりしたのであります。
現在では、マンション全体が生活保護者寮のようになっているのです。
かつては、私も生活保護者の方々には深い同情を寄せておりました。
しかし、生活保護者の方と接することにより、『生活保護』とは何ぞや?という疑問が沸いてきたのです。
筆者の部屋はマンションの比較的上の方の階に位置しており、仕事へ出かける時に階段やエントランスでよくゴミを見かけます。
それは、タバコやビールの空き缶、そしてお菓子の袋です。
このようなゴミを筆者は、拾っては度々掃除をしております。
本来は、自分で作ったゴミは自分で処分しなければならないのです。
それが人としての道なのです。
ところが、平気でゴミをポイポイ捨てられる、心無い人が存在するのであります。
それを掃除しています。
しかも、筆者はタバコを経済的事情から、数年前に辞めております。
また、ビールやお菓子もご法度で、買って食べることはまずないのです。
お菓子に関しては、誰かがお土産で買ってきたものを頂くくらいで、ビールにしても忘年会とかに一年に数回飲む程度なのです。
経済的側面から見れば、筆者より生活保護者の方が贅沢な暮らしをしているように感じます。
そして、憲法で保障されている「健康で文化的な最低限の生活」という側面から考えれば、これには矛盾を感じるのです。
健康で文化的?タバコ・ビール・お菓子は健康を害するのであり、人間が健康な生活を維持する為には全く必要はないのです。
最低限?随分あいまいな表現ではないでしょうか?
そもそも、生活保護者が最低限の生活をしているのならば、筆者はそれ以下であり、国民の権利を政府から受けてはいないのであります。
しかしながらも、筆者は生活保護制度を全面的に否定しているワケではありません。
勿論、地震や台風といった自然災害に遭われた方々や、その他やむを得ない事情の方は生活保護を受けるべきだと考えております。
それは、災害に遭われた方々には何の罪も無く、悪いのは台風や地震だからなのです。
また、止むを得ない事情の方々も同じく、本人が悪いのではないのです。
それは当然の権利だと思います。
けれども、マンションの共用部に平気でゴミを捨てる心無い人、夜中に騒いで隣り近所に迷惑を掛ける人、そして道徳や社会のルールを守らない人間が企業の面接に受かるハズがないのです。
企業の面接官は、面接者の性格をよく見抜いています。
よって面接に落ち、いつまで経っても仕事が見つからないのです。
自分がポイ捨てしたゴミを他人の誰かが片付けてくれているという発想が無いのであります。
自分が生活保護を受けているお金は、他人の誰かの汗水垂らして稼いだ税金から来ているという発想が無いのであります。
これらは、筆者が実際に目で見て感じたことですが、生活保護を受けている方々全員が道徳を守らない人だとは思ってはおりません。
あなたは、生活保護制度をどのように感じますか?
タバコも値上がりして、500円以上もするのです。これって生活必需品なのでしょうか?筆者には買うことが出来ません。
矛盾を感じませんか?