なすたろーのゆるくてい~の!! -6ページ目
今日は気持ち曇り空で
昨日みたく暑くてもうムリーーー!
ってほどじゃなかったけど
まぁだからって過ごしやすいわけでもなく
暑いにゃ違いない一日でしたね

そんな中、今日も映画を見てきました👀
これです!

映画館はこれまた私の大好きな
ポレポレ東中野
主にドキュメンタリー映画を
上映してくれるミニシアターです
この「方舟にのって」は
中高年以上の方にはご記憶の方も
多いのではないかと思いますが
今から44年前
東京•国分寺市から10人の若い女性が
突然姿を消し、千石イエスこと
千石剛賢が主宰する「イエスの方舟」に入信し
共同生活を営んでいたことがわかり
世間を騒然とさせるという事件がありました
これはその当時の貴重なフィルムと
現在の丁寧な取材によって
構成されたドキュメンタリー映画です
導入部、画面はどこかの街を
ドローンで空撮する場面から始まります
ドローンはゆらゆらと空中を飛び
次第にゆっくりと高度を下げると
屋根に高々と十字架を掲げた一軒家を捉えます
カメラはドローンからハンディーに切り替わり
その一軒家を正面から映し出します
白いアーチにつるバラがからまる
ちょっとメルヘンチックな家…
塀に「イエスの方舟」の看板がなければ
そこがかつて狂信的団体として
マスコミから大バッシングを受けた
千石イエスが住んでいた家とは
誰も気づかないでしょう
場所は福岡県博多
なんとあの騒動から44年経った今も
当時の女性たちは共同生活を
続けていたのです
画面は1980年当時の女性たちへの
インタビュー映像と現在の姿を交互に映し出し
44年の歳月で容貌は変化しても
千石イエスへの信頼と忠誠心は
みじんも変化がないことを
印象付けます
千石イエスこと千石剛賢は2001年死去し
現在は妻のまさ子がイエスの方舟を引継ぎ
教会を運営しています
女性たちはバッシングを逃れ
博多に来た1980年末当時から
「シオンの娘」というクラブを経営し
自ら店に出て接客をし、
自活してきたそうです
カメラは現在の彼女たちの日常生活を
淡々と記録してゆきます
食事はみんなで協力して作り
全員揃って食べます
その日の献立はカレー
取材スタッフたちの食事を気にして
自分たちが食べ終わったあと
スタッフみんなにカレーを振る舞う様子は
普通に気のいい優しいおばちゃんです
そこに流れる空気は
とても穏やかでなごやかで
みな満ち足りた表情です
あの狂騒は何だったのか
何が真実なのか
幸福ってなんだろう…
ドキュメンタリーなのでオチも結末も
ありません
ただただ
深く考えさせられ答えも出ないままです
いやもう毎日暑すぎて
一歩も家から出たくない…
そう思いつつ
今月いっぱいは夏休みPART 1なので
どこも行かないのももったいなくて
映画2本観てきました
前から観たかった
「あんのこと」
そして「あんのこと」の上映館を
調べてたときに
あら、コレ面白そうって見つけて
続けて観ることにした
「先生の白い嘘」
どちらも重〜い重〜いお話でしたが
わたしの心にずっしり刺さった
観てよかった!と思える作品でした
「あんのこと」は実話を元にした映画化で
わたしはずいぶん前に
朝日新聞デジタルで
この主人公あんのモデルとなった
ハナさん(仮名)の記事を読んだことがあって
想像を絶する過酷な環境で
生きてきたハナさんの
短い人生に思いを巡らせ
本当に過呼吸になりそうなほど
胸が痛くなったのを覚えています
なので
「あんのこと」の予告映像観たときすぐに
ハナさんのことだ!って気づいて
観たいと思いながらなかなか行けず
遅ればせながらやっと観てきました
なぜあんの人生はこんなことに
なってしまったんだろう
どこから狂ってしまったんだろう
12歳の時から母親に売春を強要され
生活費を稼がされていたあん
古い団地のゴミ屋敷のような部屋に
酔っ払って男を連れ込む母親
虚ろで希望のない日々の中で
親身に寄り添い更生させようと
支えてくれる刑事と出会い
あんはシャブ漬けの日々からやっと抜け出し
介護士として真面目に働き始めた矢先
娘の居場所を突き止め
給料をよこせとわめく母親
映し出される映像は暗めのトーンで
見ているのがしんどくなる時もあった
あん役の河合優実さんの
緊迫感と自然体を絶妙に織り交ぜる
演技が素晴らしく
彼女がいたからこそ
成立した作品だと思います
観終わったのが13時半過ぎ
「先生の白い嘘」
上映時間まで2時間ほどあるので
とりあえず池袋地下街の
Oslo Coffeeで
サーモンクリームパスタ
と
クイーンコーヒー
でランチ
その後は暑いので地上へは出ず
地下街をブラブラして時間を潰してから
再びシネマ•ロサへ…
早めにトイレも済ませ
着席して上映を待ちました
「先生の白い嘘」はストーリーに
興味を持ったのはもちろんですが
なんと言っても
HiHiJetsの猪狩蒼弥くんが
重要な役どころで出演しているのを知って
絶対観たい!と思いました
別に猪狩担でもなんでもないのですが
なぜか「気になる男」ですよね
猪狩くんて…
以前よにのチャンネルで見た
中丸くんとのからみがめちゃめちゃ面白くて
ゲラゲラ笑う面白さじゃなくて
フフッて思わず漏れちゃう面白さ
外見とは全然違う礼儀正しさや
瞬発力ある返しでわかる頭の良さなど
へ〜意外〜と思わせるキャラが
クセになります笑
リンクで貼った公式サイトの
猪狩くんのコメント読んでくださいよ
このクッッソ真面目なコメント
これぞ猪狩蒼弥だ‼️
うん!絶対観なくちゃ!
そう思いました笑
劇中では
トレードマークの金髪を
黒髪に染めて
心の奥底に強烈なトラウマを抱える
地味な高校生を熱演していました
いや猪狩くんだけじゃなくて
もう全員ものすごい熱演!!!
すごいの熱量が!
ハンパじゃないの!!!
観てて息苦しいくらい!
性への嫌悪感…
性の陵辱…
性暴力…
強烈で繊細なテーマを内包しているので
全員捨て身の体当たり演技で
これでもか!これでもか!
と畳みかけてくる
主演の奈緒のあわれさといったら…
みじめで弱いだけだった人間が
理不尽にNOを突きつけ
強く立ち向かって行くときの
震えるような高揚
そしてほんとに恐ろしかった
風間俊介のサイコパスなレイプ
マジで◯ねよ‼️と思った
かざぽんこえぇーよー
日本映画ではなかなか
取り上げなかったテーマだろうし
見応えのある作品でした
ただ!!!
ただですね!
それを言っちゃあおしまいよ!
と言われるのは百も承知で
あくまで個人の感想ですが
職業柄平素から
児童生徒への声かけや身体接触に
異常なまでに神経をつかい
人権研修だのモラルチェックだので
教職員と児童生徒との恋愛関係は成立しません!
と教育委員会や管理職から口酸っぱく言われ
その文言が職員室のあちこちに貼ってある
環境で働いている身としては…
原先生(奈緒)と生徒の新妻くん(猪狩くん)が
お互い惹かれあい
キスをかわすシーン…
もの凄い拒絶反応で
冷や汗出ました💦
ただの職業病です
ところで今回鑑賞したシネマ•ロサ
かつて池袋では治安が悪い事で有名な
西口エリアのロマンス通りにそびえ立つ
ロサ会館のなかにある映画館です
ところどころ剥げ落ちた
くすんだピンク色の外観は
明るい時間帯に見るとちょっと異様💧
建物もかなり古いし
入口のチケット売場も
場所柄あまり健全な雰囲気ではなく(失礼)
一瞬入るのをためらう感じですが
わたしはここの映画館大好きなんです
上映作品もわたし好みだし
場内も古いなりにきちんと手入れされ
大切に使われている感じで
トイレもとても掃除が行き届いて清潔
好感度大です
ただ、今回もそうなのですが
いつ行ってもガラガラなので
(先生の白い嘘は若干若いお嬢さん
多めでしたが)
大きなお世話ですが経営状態が
真剣に心配です
みんなもっと映画観ようよーーー
暑い日は映画館で涼みながら
いつもと違う感情に揺さぶられてみるのも
なかなかいいもんですよ
朝起きたら
なんだかすごーく映画が観たい気分で
何観よっかなーって
スマホすいすいしながら探して
草笛光子さん主演の
九十歳。何がめでたい
を観てきました!
いやぁ〜面白かったなぁ〜
映画館がうちから自転車で5分の距離なので
上映開始30分くらい前に
一番早く観られる映画を選んで
スマホで指定席ポチしてから
家を出たんだけど
その時スマホに表示された座席表は
ガラ空きで選び放題って
感じだったのに
映画館の売店で
ホットドッグとアイスコーヒーを買って
劇場に入ったら
あらら…
8割方席は埋まってて
しかもほぼ後期高齢者とおぼしき
ご婦人方がほとんど
30分のあいだに皆さんこぞって
チケット買い求めたのかしら笑
事前にスマホで予約するより
直接チケットカウンターで買い求める方が
慣れてる世代の方々ですものね
さて
この作品ですが
作家の佐藤愛子さんが
日常のちょっとした疑問や愚痴
はたまた納得できない怒りなどを
独特の切り口でユーモアたっぷりに綴った
同名のエッセイを映画化したものです
いやとにかく
主演の草笛光子さんの
人生の酸いも甘いも噛み分けた
味わい深い演技が秀逸すぎて…
草笛さんは実際御年90歳だそうですが
お美しく凛として
そして何よりもめちゃくちゃ
チャーミング

5、6年前に草笛さんが
TOKIOの松岡くんと共演した舞台
「6週間のダンスレッスン」を観た時も
当時80代半ばだったと思いますが
タイトなドレスを美しく着こなし
背筋をぴんと伸ばして
踊る姿に心を奪われたのを
思い出しました
こんな素敵なかっこいいおばあちゃんに
なれたらいいなぁ…
そんなことを思いながら
エンドロールを眺め
場内の照明が明るくなり
満たされた気持ちで席を立とうと
ふとうつむくと
映画を観ながら食べた
ホットドッグのソーセージから
落ちた脂でしょうか
ベージュカラーのお気に入りのTシャツに
シミが何ヶ所も…


結構目立って恥ずかしかった
素敵なおばあちゃんへの道は
遠くになりにけり💧

