はい!
毎月9日はシアターキューブリックのメールマガジン「きゅ~め~る」の配信日。
配信に合わせてメンバーが同じお題でブログを更新します。
今月のテーマは「最近起きたドラマチックな出来事」です。
古いものだいすき、谷口です。
先日、葛飾北斎の引っ越し先を巡るというまちあるきをしたのですが、
前半で結構な雨が降ってきてしまいまして、実はルートを少しだけショートカットせざるを得なくなりました。
大変残念でした。
というのも、私が大好きなドラマチックな場所がですね、その前半部分にたくさんあったからです。
ということで、それをお見せしたいと思います。
ほら!
この民家。
美容室であったことを消そうとしたけれど、秀麗な看板建築が消えません!!
「パーマネント」「御婚禮」(ご婚礼ね)の文字。フォントがたまりませんぜ。
たぶん美容室入り口だったところにはめ込まれたサッシ窓。
この建物のこれまでの歴史を考えるとドラマチックすぎます。
さらに。
いやあ~、いい感じに残っている、うなぎ屋さんですが、
ではここで、この建物を横から見てみましょう。
薄っ!!
最高にドラマチックです。昔の姿がいったいどうだったのか、気になりすぎます。
これが、雨でご紹介できなかった前半の、わたし的ハイライトです。
(もちろん他にもポイントはいっぱいあったのですが。)
さて、昔の姿といえば、先週は鉄道関係の取材にも行ってきました。
せっかくなので、そこで出会ったドラマチックもご披露しちゃおうと思います。
さあこれはなんでしょうか?
廃線跡の鉄橋です!
鉄橋は明治30年に作られたもので、大正時代には使われなくなり、森の一部になりました。
作られた当時は、「軽便鉄道」という、今はない鉄道が走っていました。
レールの幅が狭いので、人を乗せる車両の部分も小さいんですって。
でも、ちゃんと蒸気機関車が引っ張って、煙を上げてこの、幅がたった1メートルの鉄橋を渡ったんです。
森の中に突然これがあるのです。
ドラマチックです。
うーむ、
「ドラマチック」ってなんだろうなと、お題を見てブログを書きながら考えるのですが、
それはその対象物そのものではなくって、それを見た人の想像力が「ぶぉん」って、音を立てるくらいに加速する、その瞬間のことを言うんだなぁ、と思います。
なんか突然涙が「ぶあっ」て出てくる時って、よくも悪くも自分の想像と、それを感じてる自分がすごーく濃く大きくなってますもんね。
でも、そういう人自体を見ても、人は「ドラマチック」を感じるんだから、
人って、共感する力がある、すごい生きものなんですね。
さて、11月のシアターキューブリックは「キラキラ橘ドラ街ック商店街!」です!
いつもの商店街を、さらに「ドラマチック」に感じていただけるよう、
お芝居もふくめて頑張っていきたいと思います。
観に来てくれたり遊びに来てくれたりするみなさんの心が、ドラマチックに動くといいな。
まずは自分から!
頑張ります。
『キラキラ橘ドラ街ック商店街!』