ラルザ「ふぅ、結構長い橋だね」

護衛 「10キロほどありますから」
   「後半分ほどですかね」

ラルザ「まだ半分……」
   「遠いなあー」

護衛 「私も毎度そう感じまています」
   「皇子は初めて来られる」
   「そう思われるのも無理はないでしょう」

ラルザ「ふぅ~ん、なるほどね」
   「それとさ、一つお願い」

護衛 「はっ、なんでしょうか?」

ラルザ「皇子と呼ぶのはやめよう」
   「下手に知られたくないしね」

護衛 「ではどのようにお呼びを…?」

ラルザ「ラルザとレスティーナでいいよ」

護衛 「ラ、ラルザ様とレスティーナ様」

ラルザ「様だと何か違和感あるけど…」
   「まあ、いいか」


……………


ラルザ「ん……?」
   (向こうから誰か来る)
   (今、大陸に向かうのは珍しいな)


テクテクテク…



ラルザ「君、大陸のほうは大変だから」
   「気をつけてね」

シン 「はい、ありがとう」

ティナ「………」


この時、シン、ラルザ、レスティーナの3人が出会った。

未だどのような運命が待っているかも知らずに…



おババ「大蛇様の気がざわめいておる」
   「近付いてきておるな、ひひひ」
   「ようやく待人来たるじゃな…」
   「はよう来い…ひひひ」



続く…
グランバス王国に魔族が攻め込まれようとする時、天界では…



??? (……撒けたかな)
    (よし、行くか…)

??? 「おっと、これは偶然な」

??? (ちっ…、誰だ…?)
    (もう少しだったのに…)

??? 「どちらへ行かれるのですかな」

??? 「…貴様には関係ないだろう」

??? 「まあ、そう邪険にするなって」
    「最近どうも行動が不審でね」
    「下界へ散歩か?メビウスさん」

メビウス「………」

??? 「まあ、別に構わねぇけどな」
    「監視を命じられた訳じゃないし」

メビウス「………」
    「…すまないな」

??? 「但しこれだけは言っておく」
    「お前が間違った動きをすれば」
    「俺はお前を裁かねばならない」
    「それは覚えておくんだな」

メビウス「ああ、忠告は受け止めておく」
??? 「さぁて、もう一眠りするか」

メビウス「………」




メビウス(この異変に気付いた者は少い)
    (まだ魔王が動きをかけただけ)
    (取り返しが付かなくなる前に…!)



続く……
衛兵A「王!こちらの陣営も準備整いました!」

グラ王「うむ、右翼のほうはどうか?」

衛兵B「こちらも問題なく!」

グラ王「よし」
   「…そうだ」

衛兵A「は!」

グラ王「ラルザとレスティーナのほうは?」

衛兵A「皇子と皇女は、もう僅かで橋を越えるかと」
   「護衛も二人付けております」

グラ王(……生きろよ)
   (ラルザ、レスティーナ……)
   「さて…来るなら来い…!」




ティナ「………」

ラルザ「ふぅ。もうすぐ、天の架け橋だな」

ティナ「………」

ラルザ「…まだご機嫌ななめなのか?」

ティナ「………」
   「…兄さん、ホントにいいの?」

ラルザ「しょうがないだろ?」
   「父さんに迷惑はかけられない」

ティナ「だって、ボクだって闘えるのに」
   「このままじゃ、父さんは…」

ラルザ「………」
   (あいつも感じているようだな)
   (この戦闘、ただでは済まない…)   (俺だって、出来ることなら…!)

ティナ「兄さん!!」

ラルザ「…橋が見えてきた。行くぞ」

ティナ「………ふんっ!」




to be continued...