大陸からは天の川という大河で隔たれた島国"ジャパン"

この国は大陸とは1本の橋で繋がっているだけであり、ここ以外は船で海峡を渡るしかない。

その環境が幸いしてか、未だ魔族の攻撃は受けていなかった。



今、ジャパンから一人の青年が旅立つ。

彼の名前はシン・ストラウド。

ひょんな切っ掛けから戦いの波に巻き込まれていく。

しかし、それも“神”が決めた運命の歯車の一つに過ぎない…。



おばさん「これもお願いできる?」

シン  「ほい、OK!」

おばさん「悪いわねぇ、こんな時に」

シン  「いいって、どうせ俺も買い出しに行かなくちゃいけなかったし」
    「向こうがあんな状況じゃ仕方ないよ」

おばさん「くれぐれも気を付けるんだよ」

シン  「は~い。じゃ行ってくるよ!」    (この橋を渡るの久し振りだな)    (今頃大陸じゃドンパチかぁ…)
    (さっさと用事済ませて帰ろっと)



to be continued...
人間界…
2つの大陸と5つの国から成っている。

リリーナ…魔法使い至上主義
グリフィス…自然豊かな国
グランバス…軍事力ナンバー1
自由都市共和国…小国の集合統一国家
ジャパン…大陸と天の川を隔てた島国


しかし、リリーナとグリフィスは抵抗空しく魔族によって陥落してしまう。

侵略の手は、随一の軍事力を持つグランバス王国へと伸びていた。



衛兵 「後10時間ほどで到着すると思われます」

グラ王「そうか」
   「やつらめ、来るなら来い」
   「そう簡単に落とせると思うなよ」

???「グランバス王」

グラ王「どうしたラルザ?かしこまって」

ラルザ「今回の防衛戦なのですが」
   「何故私が外れているのですか?」

この青年の名は"剣聖"ラルザ・グランバス
後に人間界に光をもたらす英雄の一人である


グラ王「今回の戦闘ごとき、お前の力を借りるまでもなかろう」

ラルザ「本当に…大丈夫ですか?」

グラ王「ワシが信用できないか?心配はいらん!」
   (…すまんなラルザ)
   (何か嫌な予感がするんじゃ)
   (お前達を失ったらこの国はお終いじゃからな…)




to be continued...
天使と呼ばれる者が支配している世界。
魔王を筆頭に魔族が支配している世界。
そして地上で人間が支配している世界。


太古の昔から、この3世界での均衡は保たれていた。

時には互いの領域に侵略、戦争はあったが、大きな崩れを生じることは無かった。

しかし、その均衡は突如として破られる。

魔王クライン=カイザーが、人間界へと侵攻を開始してきたのだ。

侵攻の目的は不明ではあったが、圧倒的な数で攻めてくる魔族に敵わず、僅か2週間足らずで人間界の三分の一が奪われてしまった。

人々は絶望に陥り、徐々に戦意を失っていた。

そんな中、一人の英雄となり得る器を持った男が動き出した。

その男の名はシン・ストラウド。

まだ己の運命さえ知らない彼だが、時の歯車はゆっくりと回り始めていた…



…続く