結果報告
僕の拙いブログを毎日欠かさずチェックしてくれた皆様、応援ありがとうございました。
昨日の大会の結果報告、遅くなったことお詫び申し上げます。
結果から先に申し上げますと、
「落選」
でございます。
期待してくださった方々の応援に答えられなかった事、とても悔やんでおります。
しかし、この結果を真摯に受け止めて、より一層津軽三味線にのめり込んでいきたいと思っております。
平塚に帰ってからは、「風車」というバンドの活動が本格化します。
また、ホームページやブログを通して、紹介もしていきたいと思いますので、そちらの方もご興味持ってくださると嬉しいです。
そして、寂空の旅日記は日本海編へと続きます。
皆さんの日常のほんのほんのささやかな楽しみとなって頂ければ、それ以上の事はございません。
よろしくお願いします。
今回、皆さんの暖かいご声援にどれだけ励まされたかわかりません。
改めて、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
寂空のホームページhttp://ym08.web.fc2.com/
レノンと酒を愛する男
青森に来てからの宿泊先は、東京の音楽仲間が紹介してくれたマルボムさんという初対面のおっさん家
彼は、酒に溺れて妻と3人の子供に逃げれたブルースシンガー
様々な病気を持ち生活保護を受けながら、二世帯は裕に住めてしまうであろうデッカイ家に、子猫みたいに細々と一人で暮らしてる
近くの実家に住む母親は認知症で、彼が自宅と実家を行き来しながら面倒を見てる
外見は、ちまたで良く見る近づいてはいけない人だ
誰もいないところで誰かを相手に言葉を発する
医者から止められてるにも関わらず朝から晩まで酒を流し込む
これだけ聞くと、大会前に身を置く場所としては、最も適さない場所を選んだのでは、と思われる(笑)
しかし、世の中そんな単純じゃない
彼の部屋部屋に飾られているジョン・レノンの絵に目を奪われた
そして部屋にちらばるパレット
そして描きかけのキャンバス
これまたジョン・レノン
彼に尋ねたら興味なさそうに答えた
「そうだよ~」
絵の事は良くわからないが、少なからず僕はその絵を見た瞬間、笑った
僕は音楽にしろ、なんにしろ、グッと来るものに触れると笑うのだ
とにかくその出来事があってから、僕はこのおっさんを少し理解した
いや、正確に言うと理解しようと努めた
俺の練習をグラス片手に、あーでもねーこーでもねーと言いながら、聴いてくれた
「喧嘩売るつもりで弾いてみろ、パッションが大事だ」ってね
「演奏の瞬間にたどり着くまでは、滑走路だ 会場の雰囲気を良くかぎとって、自分だけの滑走路に乗るんだぞ」
って言葉を貰ったときには、自分がこの家に引き寄せられた意味を悟った
宇宙一口うるさい客は、僕が喧嘩を売るつもりで弾いたじょんがら節を聴いた後、恥ずかしそうにこう呟いた
「それを明日おふくろに聴かせてやってくれ きっと喜ぶ」
家の随所随所に飾られた子供たちの色褪せた写真
子供が描いてくれたであろう、お父さんの似顔絵
大事そうに飾られていた
僕が子供たちの話を振ると目を輝かして、そして恥ずかしそうに語る
彼がお酒を引き替えに失ったものの代償はあまりにも大きくないか
ただ一つ言えることは
彼が敗者だということ
それ以外の何者でもない
正直、悲しかった
今朝、起きたら
俺のために弁当が用意されていた
ベーコンとほうれん草のニンニク炒め弁当
僕はまた笑った
そして勝利を誓わなければならない人がまた一人増えた
じょんがら節
明日演奏するじょんがら節は、オリジナルのじょんがら節でなければならない
今まで僕が弾いてきたじょんがら節は、真似事
人前で演奏する時も後ろめたさを感じてきた
じょんがら節を弾いてるという感覚よりも
じょんがらフレーバー
お味はいかが
的な感覚
しかし、今回の大会を機にじょんがら節と、津軽三味線と、真剣に向き合ってみようと決めたんだ
色んな人の演奏を聴いて、優れたじょんがら節の法則を掴んだり、分かりやすく作曲するために苦手だった五線譜を勉強したり、唄付け(唄の伴奏)のじょんがら節に挑戦したり、
そして、その作業は自分自身と向き合うことを同時に意味してた
なんのために津軽三味線を演奏してるのか
なんのために音楽をやっているのか
津軽三味線とは自分にとってなんなのか
音楽を通してなにを伝えたいのか
音楽家としての自分の魅力とはなにか
将来的に古典をやりたいのか、はたまた自分の世界を突き詰めたいのか
他人と比べて
何が優れているか
何が劣っているのか
2分30秒
という限られた時間の中で
それらの全てを表出しなければならない
今回、一つの曲を仕上げるに当たって色んな方の支えがありました
ほんとにほんとに支えられてきた
そういう意味では"僕だけ"のじょんがら節ではない
みんなの思いを乗せて本番に臨もうと思う
そして、できたら、できたら、でいいので、
「結果」という形で感謝の気持ちを伝えたい
今まで僕が弾いてきたじょんがら節は、真似事
人前で演奏する時も後ろめたさを感じてきた
じょんがら節を弾いてるという感覚よりも
じょんがらフレーバー
お味はいかが
的な感覚
しかし、今回の大会を機にじょんがら節と、津軽三味線と、真剣に向き合ってみようと決めたんだ
色んな人の演奏を聴いて、優れたじょんがら節の法則を掴んだり、分かりやすく作曲するために苦手だった五線譜を勉強したり、唄付け(唄の伴奏)のじょんがら節に挑戦したり、
そして、その作業は自分自身と向き合うことを同時に意味してた
なんのために津軽三味線を演奏してるのか
なんのために音楽をやっているのか
津軽三味線とは自分にとってなんなのか
音楽を通してなにを伝えたいのか
音楽家としての自分の魅力とはなにか
将来的に古典をやりたいのか、はたまた自分の世界を突き詰めたいのか
他人と比べて
何が優れているか
何が劣っているのか
2分30秒
という限られた時間の中で
それらの全てを表出しなければならない
今回、一つの曲を仕上げるに当たって色んな方の支えがありました
ほんとにほんとに支えられてきた
そういう意味では"僕だけ"のじょんがら節ではない
みんなの思いを乗せて本番に臨もうと思う
そして、できたら、できたら、でいいので、
「結果」という形で感謝の気持ちを伝えたい