前回、レコードプレーヤーのアームをFR-64sからSME 3009S Ⅱ Improved に替え、RCAケーブルをBJ ELECTRIC社にしました。
解像度がありキツさがなく、耳あたりがいいので機嫌よくレコードを聴いていました。
その後、Fidelix社 フォノカーブ・アジャスター PCA-25 と BJ ELECTRIC社 ML-RHを導入して、いろんなレコードを聴いて楽しんでいたのですが、ロック系を聴いた時に物足りなさを感じるようになりました。
特にビートルズの「LET IT BE」、「ABBEY ROAD」米盤をキャピトルカーブで聴いた時に感じたのは、LUX「LXV-OT10」で聴いていた時のようなパワフルで力強いドラムやギターが感じられず、ワクワクするようなことがありません。
解像度もあり音像定位も良いのにワクワク感が足りないのです。これは音の勢い、力強さが足りないからなのかも知れません。
試しにifi Audio 「micro iPhono2」 からLUX「LXV-OT10」キャピトルカーブで聴いてみたら、解像度は落ちますが音に勢いがあり、骨太で力強い音質は聴いていて気持ちがいいのです。
そこでトーンアームをFR-64sに戻そうか迷いましたが、今度はフォノケーブル(BELDEN 88760)とBJ ELECTRIC社 ML-RHとの音質の差が問題になります。
残念なことにBJ ELECTRIC社からはフォノケーブルは販売されていません。
暫く考えた結果、フォノケーブルをBJ ELECTRIC社のケーブルで作る事にしました。当初はサブシステ厶に使っている旧モデルのML-Rを使うつもりでした。
しかしML-RHの音質を知ってるので、結局はML-RHを購入することになることは簡単に想像がつきます。
さらなる出費を覚悟しなくては行けないと考えながらオーディオシステムを眺めていたら、DACからプリアンプに接続しているML-RH 2mの長さに余裕があることに気づきました。
今回購入したML-RHは 1.5mなので、試しに付けてみたところ何とか問題なく使えそうです。1.5mのケーブルを使う予定だった機器は、場所を移動して1mで足りるように調整しました。
これでML-RH 2.0mを半分に切って1.0mのRCAケーブルとフォノケーブルを作ることが出来ます。
フォノケーブルはELECAUDIO製 DIN-103 5PIN トーンアームコネクターとNEUTRIK ( ノイトリック )
NF2C-B/2を購入して取り付けることにしました。
ケーブルの方向とコネクタの接続の仕方を確認して、なりべくオリジナルの音質を維持出来るようにしました。
トーンアームをFR-64sに戻し、フォノイコライザーもifi Audio 「micro iPhono2」に戻し、完成したフォノケーブルを取り付け、高さ調整やカートリッジの針圧調整が終わらせ、いよいよ試聴です。
試聴したのは山下達郎さん「GO AHEAD!」です。
Fidelix社 フォノカーブ・アジャスター PCA-25は接続したままで、RIAAポジションです。
2曲目「LOVE CELEBRATION」では、キレのあるベースとパワフルなドラムが復活しました。PCA-25での音質の欠損は感じられません。と、いうか前より情報量があり力強いです。
トーンアーム FR-64sは SME 3009S Ⅱに比べて、音の芯がしっかりしていてキレがあり高低のバランスがいいです。
情報の欠損がないのはBJ ELECTRIC社 ML-RHのフォノケーブルが大きく貢献していると思われます。 ベルデン製88760と比較すると情報量が多く、特に低域の解像度と力強さは素晴らしいと思います。
続けて、PCA-25のポジションをキャピトルカーブに替えて、ビートルズ「LET IT BE」米盤を聴きます。
鮮度のいいギターとドラムの音がが飛び出して来ました。LUX「LXV-OT10」とは比較にならない情報量の多さと、重心が低くて安定感のある低域。質感が良くて説得力のヴォーカルや楽器が生き生きと鳴っています。
今回導入したFidelix社 フォノカーブ・アジャスター PCA-25 と BJ ELECTRIC社 ML-RHは、素晴らしいと思います。
そしてifi Audio 「micro iPhono2」の音質が良いことを再確認しました。
トーンアームでここまで音質が変わるとは思ってなかったので、正直驚いています。FR-64sが名機だと言われる訳が理解できた気がします。
これらはもう家では確実に欠かせない物になりましたね。









