シンガーソングライターを書くとなると、やはり最初に紹介したいのはキャロル・キングさんになりますね。
最も有名なシンガーソングライターの一人で、この「タペストリー」は世界中で推定2200万枚以上の売れ、日本でも40万枚売れた傑作アルバムです。
1971年発売で、全米チャートで15週連続1位、302週のチャートインしてました。グラミー賞も4部門で受賞してます。
私が『Tapestry』を聴いたのは、リリースされてから5、6年後になってからです。就職して、始めてオーディオを買い揃えて、給料が出る度にレコードを数枚買ってました。
ジェイムス・テイラーさんの「マッド・スライド・スリム」買って聴いていて、その中に収録されていた「You've Got a Friend」に魅了されました。それで始めて曲の提供者であるキャロル・キングさんを知ったのです。
私が持っているレコードは、"ODE70"のロゴがあるのでオリジナル盤で間違いないと思います。
ただ、調べてみるとレコードのプレス工場が何箇所かあり、モナーク工場とピットマン工場がよく知られています。
モナーク工場の場合MR刻印があり音質が良いとされています。
自宅のレコードを確認したところM(モナーク)でもなく、P(ピットマン)工場でもない S の文字が彫られていました。どこの工場?
マトリクスが
A面 ODE 77017 - S1
B面 ODE 77018 - S3
いろいろ調べて、やっとサンタマリア工場でのプレスだと判明。
試聴する前にイコライザカーブはRIAAだと思っていましたが、一応ネットで調べてみることにしました。そしたらコロンビアカーブではないかと書かれる人もいました。取り敢えず自分で確認してみることしました。
試聴の結果、自宅のシステムではRIAAカーブの方がピアノ等の音が鮮明に聴こえました。ヴォーカルも不自然なところがなく、よい音で聴けましたのでRIAAカーブで合ってる気がします。
※参加メンバー
ジェームス・テイラーの作品ではお馴染みのセクションメンバーの面々に、ジョニ・ミッチェルなど参加ミュージシャンは当時の実力派で、現在でも一線で活躍しているミュージシャンが多いですね。
・ジェームス・テイラー : アコースティック・ギター、バッキング・ヴォーカル
・ダニー・コーチマー : ギター、バッキングヴォーカル
・チャールズ・ラーキー : ベース
・ラス・カンケル : ドラムス
・ジョニ・ミッチェル : 「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」のバッキング・ボーカル
その他
※曲紹介
①I Feel the Earth Move
キャロルの生き生きした軽快なピアノで、ヴォーカルも力強く、しかし温かな印象を与える曲です。
ギタリストのクーチ(ダニー・コーチマー)のカッティングが曲の雰囲気を作ってますね。
②So Far Away
スロウなテンポのフォーキーなバラードで、アコースティックギターを弾いているジェームス・テイラーさんがいい味出してます。本当にギターテクニックがありますね。ベースの音もとてもよく、シンプルで美しい曲です。
③It's Too Late
彼女の最高傑作のひとつの曲で、AOR風の都会的なサウンドです。
間奏のクーチのギターソロが凄くいい、それにかぶさるサックスもいいですね。曲を通してクーチのギターが印象的です。
④Home Again
キャロルのピアノが中心で哀愁を感じる曲です。少し地味に感じますが、美しいメロディーラインの佳作だと思います。
⑤Beautiful
ソフトなロック調のアレンジですが、キャロルの弾くピアノと一緒に鳴っているシンセサイザーが曲に厚みを出してますね。
⑥Way Over Yonderはゆったりとしたソウルフルな曲調です。
あまり目立ちませんがクーチのギターがいいですね。
⑦You've Got a Friendは説明不要の名曲ですね。
ジェームス・テイラーも同年にアルバム「マッド・スライド・スリム」にも収録。シングルカットして、大ヒットを記録しています。
2人の友情の強さが良く分かる曲ですね。
⑧Where You Leadは陽気なコーラスが魅力的で、ウキウキしてくるようなテンポの曲です。
⑨Will You Love Me Tomorrow?はシュレルズというガールズグループに提供してナンバー1ヒットとなった曲で、彼女の最初の夫だったジェリー・ゴフィンとの共作です。
テイラーとジョニ・ミッチェルがバックヴォーカルとして参加してますが、特にジョニの声が繊細で美しいです。
⑩Smackwater Jackは、1曲目のように軽快なナンバーで、ゴフィンとの共作です。クインシー・ジョーンズもカヴァーしていますね。
クーチのギターはこの曲でも素晴らしいです。
⑪Tapestryもシンプルで美しいメロディーでピアノがいいです。
⑫You Make Me Feel Like A Natural Womanはアレサ・フランクリンに提供した曲です。
キャロルの静かなヴォーカルから始まり、ピアノのタッチと同調して力強くなっていくキャロルのヴォーカルは、アレサ・フランクリンのバージョンよりもシンプルで好感が持てます。
世界的に大ヒットした傑作アルバムだけあって、とても聴き応えがありますね。
数々のアーテストに多大な影響を与えたことが分かる気がします。






