子どもが前向きに取り組むための大人の態度は? | 塾 寺子屋アテネ 【三重県桑名市】

塾 寺子屋アテネ 【三重県桑名市】

三重県桑名市で79年の歴史をもつ老舗の塾です。小学生を対象に、目的に合わせて選べる4つのカリキュラムを用意しています。

 

勉強をする、となった時に、一番大切になってくることは、子どものやる気です。

やるぞ、という意思。もうちょっと、やってみよう、というポジティブな気持ち。

 

では、皆さん、自分がどんな時にやる気になるのか考えてみましょう。

私は、自分ができるようになりたいと心から望んでいて、

かつ、できそうだな(努力したらできそうだな)と希望を持てている時に、

そんなに苦しくなくできそうだな(このステップなら簡単にできそうなことだな)

と思った時に、やってみようと思います。

 

皆さんやる気の出方は人それぞれなので、

障害が高い方が燃える人もいるでしょうし、

友達がやっているからやる気になる人もいるでしょうし、

短期目標を立てた方が良い子も、

こつこつルーティンにしいてった方が良い子もいます。

 

逆に、やる気が出ないときはどんな時でしょうか。

私はひとつは、「怒られた時」だな、と思います。

やっていなくて、やりなさい、と怒られるとき。

または、自分なりにがんばったのに、出来が悪くて怒られた時。

 

あともうひとつは、「自分はどうせできない」と勉強をしてもできない沼にハマっている時。

自分の力に自信が持てていないとき。

やってもどうせできない、とマイナス思考に引きずられている時。

どうすればこの沼から抜け出せるのか分からなくて、苦しさから逃げ出すように娯楽に逃げたりもします。

 

私は去年の夏までは課題をやって来ない子、やる気が無くて話を聞かない子、授業中立ち歩く子はしっかり怒っていたし、注意もしていました。

(弊社の塾生は基本的にやる気のある素直な子が多いので、上記のような子はレアケースですが……)

けれどもある出来事をきっかけに、

もしかしたら根本に”自分はどうせできない”という思いがあるから課題をやって来ないのかもしれない、授業中に不真面目な態度を取るのかもしれない、と気づいてからは、なるべく肯定的な対応を取るようになりました。

 

あまりに肯定的な優しい対応を取りすぎて他の塾生が奔放になることも増えたので、どちらがいいか?というのは難しい所なのですが、

子どもたちに、勉強することに対して、「できるかもしれない」と希望を持ってもらうこと、勉強をやってみようと思う、「前向きな気持ち」を取り戻してほしい、と思い、全員に肯定的な言葉をかけるように去年の途中から自分の対応を意識的に変えました。

 

特に気にかけているのは、真面目だし、授業も聞いているけれども、自分や周囲の期待通りの成績が出せずに、伸び悩んできた子たちです。

こういう子は弊社の塾生にも何人かいます。

数年前までは、よく頭も回っていたし、のびのび授業も受けていたのに、

躓いたり、成績に固執し始めたら、なんだか小さく委縮してしまって、頭も回らなくなってきて、表情や、体も少し硬くなってきます。

特に、小学校低学年と中学年の切り替わり、中学年と高学年の切り替わり、小学生と中学生の切り替わりと、節目で躓く子が多い印象です。

そういう子は、皆、「固さ」が目立ちます。

あの頃楽しそうに、のんびりと自由に、勉強を楽しんでいたのに、今ではどこか暗い影が差して、少し思いつめた表情をして、後ろ向きになってしまっている。

そういう子に、少しでも心をやわらかくしてもらって、また前を向いて欲しいと思っています。

そのためにも、必要なのは、やっぱり、肯定的なコミュニケーションだな、と思っています。

 

こんがらがった糸を解く時、力任せに解こうとするとよりキツく締まってしまうので、指で、そっと優しく解しますよね。

そのようなイメージで、塾生の心をほぐしていけたらと思います。

 

まずは、そうやって、その子の心が少しでも癒えたら。

前の時のように、また、前向きにのびのびと勉強に向き合ってくれるのではないかな、と思います。

 

そして余談ですが、神経質に成績を気にしないでいた方が、のびのびとできて、

結果的に長い目で見て、良い成績を取れるようになった子が多いな、という印象もあります。

 

あとは、もう一度、勉強との向き合い方をその子が冷静に見直すこと。

でも、前段階として、その子が希望を持って前を向けている状態が整っていないと、冷静に勉強の向き合い方を見直せないのではないかな、と思います。

 

緩むことの大切さ。

その子が小さく固まってしまったら、周りが言葉で緩めていく。

充分にゆるんだら、その子たち各々で自分を引き締めていく。

お互いが矛盾しないように、

整合性を持って

ちょうどよいバランスを探していけたら、と思っています。

 

理想ではありますが、

理想だからこそ、

目指したい世界でもあります。

 

<塾講師の信頼関係を築くための試行錯誤コミュニケーション>

大切なのは子どものとの信頼関係だ……!と最近特に感じている小学生の数学塾講師Mは、

自分の受け持っている授業で「お話をする」時間を取るチャレンジを新たに始めました。

当企画では、そこでのお話を、ご紹介できたらと思います。

 

寺子屋アテネは三重県桑名市で75年以上続く、老舗の個人塾です。