塾広報Mのゼロから高校数学勉強し直し~なぜ「学校の教科書」で勉強するのか~ | 塾 寺子屋アテネ 【三重県桑名市】

塾 寺子屋アテネ 【三重県桑名市】

三重県桑名市で75年以上続く老舗の塾(個人塾)です。
小学生を中心に授業を行っています。
読書では、読書に親しみ読解力と書く力をつけること。
数学では、難問を整理して、明瞭化する思考力、公式の成り立ちを根拠から理解することを目指しています。

~なぜ「学校の教科書」で勉強するのか~

 

本日は数Ⅰの教科書を2Pを行いました。

現在で「多項式」と「展開」の節まで終わりましたので、

章末問題の「多項式」と「展開」の問題を解きました。

 

私は高校の頃、全然学校の教科書を開かなかったのですが、

現在、寺子屋アテネでは、中・高は学校の教科書と独自教材を併用して授業をしています。

(昔の寺子屋アテネは数学者である矢野 健太郎先生のお力を借りて作った、

「数の生い立ち」など独自教材のみを使用していました。

その教材は現在ホームページで公開しています)

 

塾長曰く、教科書は多くの学者や教員・専門家の目を通して作られているので、

よく内容が練られていて、説明に間違いがほぼない、とのことでした。

(歴史など新しい発見により内容や年号が変わったりする場合は除きます)

 

教科書は同じ出版社から複数出ていますが、

受験を考えるのであれば、なるべく細かい範囲まで網羅した、

詳しく説明されたものを使うのが良い、というのが塾長の意見です。

(難易度で言うといわゆる「一番難しいとされる教科書」となります)

 

というのも、その「細かい範囲」が大学受験で出題され、大切になってくる場合が多々あるということと、

「一番難しい」とされるものの、網羅的に内容が説明されているので頭の中が整理しやすく、

かえって「一番難しい」とされる教科書の方が理解しやすい、とのことでした。

 

私も「数学」シリーズ以外の数研出版の教科書を、多項式と展開の節のみ解き比べてみたのですが、

網羅的に詳しく説明がしてある「数学」シリーズの方が、痒いところまで手が届く印象を受けました。

 

教科書を解き進める方法で勉強する上で問題になるのは、

「答えがない」ということです。

 

例題と解説を理解してから設問を解けば、

 

本当に理解が合っているのか?を確かめるのに役立つのが

教科書の章末問題や巻末問題です。

 

章末問題や巻末問題は後ろのページに答えがあります。

問題も簡単すぎず難しすぎず程よいレベルです。

問題量もすっきりしています。

 

基本的な問題が理解出来たのなら、

解ける問題まで問題集で何問も演習するよりは、

解くのに時間がかかる、または今の自分では分からない

発展問題をじっくり時間をかけて

考えた方が今後の自分の力になる、というのが塾長の考えです。

 

教科書は網羅的に細かい範囲まで勉強でき、

基礎を固めるのにページ数も問題数も程よく、

追加で応用問題に取り組む時間も取れるため、

効率が良い、というのが塾長の考えでした。

 

尚、ポイントは隅から隅まで読み、解くことです。

端っこに書いてある図付きの簡単な説明や、

一番下欄外の「深めよう」「発展問題」

なども大切になってくるからです。

 

皆さんも必ず持っている学校の教科書で

勉強してみてはいかがでしょうか。

 

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<塾広報Mプロフィール>

広報兼寺子屋アテネ小学生の数学の授業の講師。

(小学生でなぜ算数ではなく「数学」と言っているのか、という経緯はホームページをご覧ください。)

他に、ホームページ運営やSNS運営、事務全般、科学の講習会などのイベント企画運営を担当。

桑名高校出身。中京大学文学部言語表現学科卒業。

寺子屋アテネに小学生から中学生まで通う。

中学までは数学は得意だったものの、

高校では遊び惚けていて勉強をほとんどしていなかったため、高校の勉強に対して後悔がある。

文章を書くのが好き。小学生の授業でも言葉を噛みくだいて説明したりするのが得意です。

 

<企画 経緯>

中学はそこそこ勉強ができたものの、

高校になってから遊び惚けていて真面目に勉強をしなかった私、塾広報M。

大学受験にコンプレックスがある塾広報Mが、常々勉強し直したいと思っていた、

高校の勉強の中でも、特にコンプレックスが強かった高校数学をやり直そう、という企画です。

怠けないために企画化しました。

 

<スタート>

2024年4月21日

 

<目標>

2年間で高校3年分の数学の基礎を学ぶ

(2026年5月ゴールデンウィーク明けまで)

 

<勉強方法>

学校の教科書(数研の「数学」シリーズ)を読んで、

教科書にある解説と例題を理解し、教科書の問題を解いていくという基本的に自学自習スタイル。

(分からないところは当塾の塾長に聞く)

考える力をつけるために時々問題集の応用問題を解くイメージ。

※学校の教科書や問題集は書店で取り寄せてもらえます。

 

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<告知>

寺子屋アテネは、桑名で75年以上続く老舗の塾です。

小学生は長年の実績に基づいた独自のカリキュラムで行っており、

読解力と語彙力、自分の考えを書く力をつける「読書」

良問をじっくり時間をかけて考え論理的思考を養う「数学」があります。

5月のゴールデンウィーク明けに今年最後の入塾説明会を行います。

詳しくはホームページをご覧ください。