今日は、勉強方法のお話です。
皆さんは、どのように勉強をしているでしょうか?
まず、勉強する!となったら、
特に苦手な分野は、問題集や参考書を買って、勉強していないでしょうか。
かくいう私も高校の頃は問題集や参考書ばかりで
教科書を軽視しているタイプだったのですが、
寺子屋アテネで働くようになり、
改めて中学校の内容を復習しながら、
「基本は教科書だな…」としみじみ思いました。
前回紹介した
QuizKnockの一員であり、
数学が人並外れて大好きな
鶴崎修功さんの本
『カジュアルな算数・数学の話』
にも書いてありましたが、
著者が中学に入ってまずやったことは、
「中学3年分の教科書を本屋で買って先へ先へと予習すること」
だったそうです。
この本には、応用は複数の基礎の組み合わせなので、
まずは基礎を抜け漏れなくしっかりできるようになることが大切、という旨の
お話も分かりやすく書かれています。
大人になってから改めて教科書を見て分かったのですが、
教科書は基本からステップアップする形で書かれていて、
試験は教科書の範囲から出題されます。
(今の英語の教科書は見ていて文法を学ぶにはかなり入り乱れた
作りとなっているので、英語の教科書に関しては「ステップアップする形で分かりやすく書かれている」というのは除外します)
問題集や参考書は、重要な部分を絞って取り上げている分、
どうしても抜け漏れが大量にあるわけです。
教科書は基礎からしっかりのっぺり全範囲を網羅しているので、
教科書を使って基本的な知識などを勉強し、
それでも分からないところ・
教科書に載っていることを習得した上で発展させたいところを問題集や参考書に頼るのが、
お財布的にも、時間の使い方としても、
良いような気がします。
知り合いの高校の国語教諭にも聞いてみましたが、
教科書が基本、はその教諭も言っていました。
教科書に書いてあることが理解できない!とならないために、
教科書に書いてあることは読んで理解できる、
読解力・理解力は、時間に余裕のある小学生の頃に培っておくと、
のちのちの勉強は楽かと思います。
現在、教科書を読んでも何を書いているか分からない…という子は、
問題集や参考書も使いながら、
でも教科書が理解できるようになることもあきらめずに、
自分なりに試行錯誤して教科書に立ち戻って下さい。
教科書に書いてあることを、間違いなくきっちり理解でき、
自分で予習できることが最強の近道でもあります。
また、特に中学・高校の教科書(できればノートも)は
嵩張りますが、捨てずに取っておきましょう。
(小学校の勉強の内容に不安がある子は小学校の教科書も取っておきましょう)
そして、分からない問題が出た時は、
高校生でも中学生の教科書、中学生でも小学生の教科書に戻って、
基本を固めなおしましょう。
========================
寺子屋アテネでは、「自分で教科書で学習する方法」
「教科書を使ってきっちり正確に予習する方法」
を体感としても学び、
教科書での予習力を身に着けてもらいたいため、
中学校・高校の個別指導では、
お子さんが通っている学校の教科書を使って、
学校に先行して授業を行います。
先生が難しい所を整理し・補いながら、授業を進めていくことで、
「ああ、予習ってこうやればいいんだな」と数年かけてじっくり分かってもらえることを目指しています。
「教えてもらったらできる」ではなく、「自力でも積極的に学問を習得できる力」
の養成を目指しています。
==========================
現在今年の入塾生を募集しておりますが、
独自カリキュラムの都合上、
一旦5月中旬で募集を締め切る予定です。
詳しくはホームページをご覧ください。
