こんにちは。
寺子屋アテネです。
勉強嫌いな子も、
苦手科目がある子も、
やる気がない子も、
小学1年生が始まったころは、
皆、よし!やるぞ!というやる気があったと思います。
自分の経験を振り返っても思いますが、
春、入学式、
小学1年生、初めての小学校、
初めての筆記用具や教科書、
上級生はきらきらしていて、
新しいお友達もできて、
よし、やるぞー!という気持ちです。
そして、最初は勉強にやる気があって、
勉強に取り組むのも楽しかったけれど、
夏休みの宿題の多さにつまづいたり、
学年が上がるうちに、ちょっと自分には難しいことが出てきたりして、
だんだん勉強は楽しくないと、
勉強に対する「気持ち」が薄れていってしまいます。
スポーツでも、絵でも、学校の科目でも、
得意なものがある子は分かると思いますが、
得意なのは、「成果が出る」から好きなのですよね。
成果が出るから、何時間でも集中して、夢中になって取り組めたりします。
親御さんたちも、振り返ると、
勉強ができて楽しくて、やる気に満ちていた時期は、
多くの方に、あるのではないでしょうか?
(ちなみに私が勉強を楽しい!と思っていたのは中学2年の半ばまでで、
そこからの中学受験や高校の勉強は進度が速くてかなりしんどかった・勉強が嫌だった思い出があります。
一転、大学の勉強は自分の興味があるものを選択できて、とても楽しかったです。)
何を言いたいのかというと、
本来、勉強は、楽しいものなんだぞ!ということ。
周りと競わなくても、自分が100点取れるだけでとっても嬉しいし、
分からないところを時間をかけて理解できた時の喜びはひとしおです。
そして、勉強を楽しめる素養はきっと、
どのお子さんにもあります。
絵がうまくなりたい子は、何時間も絵の練習をしますよね?
スポーツがうまくなりたい子も、楽器がうまくなりたい子も、
「気持ち」があればたとえできなくても、粘り強く頑張ると思います。
その「気持ち」による「粘り強さ」を、
勉強でも身に着けることが大切です。
ちょっと考えて、分からなかったら答えを教えてもらってパターンを暗記するのではなく、
少しヒントをもらってもう一度考え直してみる。
地味ではありますが、
こつこつ、地道に、例えば人より理解は遅いかもしれないけれど、
周りの問題を解けるスピードなんか気にせずに
自分に合ったペースで取り組んで、
自分の頭で分かった時。
勉強は楽しいと思うし、
考えることは楽しいと思うのでしょう。
数学も、国語も、そして他の科目も、暗記ばかりで勉強をしていると、
必ずどこかで行き詰ります。
原則や本質を元に、考えを組み立てる
論理的思考ができないと、社会でも生き詰まります。
よく広告で打ち出されているような、
簡単に、早く、すぐ成績が上がる!みたいな奇跡は、勉強ではほとんどありません。
地味に、地道に、こつこつ、一歩ずつ、粘り強く、進んでいく。
一見苦しそうにも見える表現ですが、
真面目に勉強と向き合う時間は、かけがえがなく、
確かな自信と、全身に満ちる充足感を与えてくれます。
