マニックス

Journal For Plague Lovers / Manic Street Preachers(2009)
マニックスの新作は、
All Lyrics Richard Edwards
清算?
追悼?
リッチーの残した歌詞。
第二のホーリーバイブル。
垂涎ワードが並ぶ今回の新作ですが、
15年前の創造的衝動の産物であった作品を、
バンドのキャリア、立ち位置、エネルギー等々、
そもそも状況的に当時とまったく違う中で、
今となって意図的に近いものを創ろうとしても、
上っ面をなぞっただけのお粗末なブツにもなりかねないという、
そんな不安もありました。
しかしながら、
さにあらずで、
しっかりと現在の自分たちを踏まえ、
過剰にザラついたサウンドプロダクトでもなく、
十分なポップ要素を含み、
先の垂涎ワードを、
等身大の中で咀嚼し、昇華しています。
パンク、ロックの根っこの部分を抽出し濃縮したようなリッチーと、
王道ポップの天才肌であるジェームスという、
稀有な組み合わせで成り立っていたマニックス。
ロッカーとしての気概を感じさせるコトにおいては、
マニックスにはリッチーの思想が常に横たわっているし、
メンバーは、
マニックスはリッチーのバンドだとの認識を持っている。
それだけで、
常に「四人で作ったアルバム」をリリースし続けてきたと言えるし、
同時に、
永久に埋められない不在感を抱え続ける宿命を持ったバンドでもある。
なにかと物語性の高いバンドですが、
そのへんをザックリしちゃって単品アルバムとしてみても、
非常に優れたモノを連発しているマニックス。
またしてもハズレなし。
単独やってくれ~~!
琴線度 85
一口総括
主要3リーグの優勝がほぼ同時に決りました。
サラッと総括。
ユナイテッド
これでプレミア3連覇。
順調にみえた12月までが、
実は苦しい試合の連続で、
ここで勝ち点3を重ねたのが、
非常に大きかった。
さらに3月~4月の大不調期を救った、
ラッキーボーイのマケダ。
激戦を制する優勝チームには、
えてして奇跡的な勝利が生まれますが、
あの場面で17歳を起用したファギーのヒラメキこそが、
奇跡的でした。
インテル
今季のインテルはモウリーニョの失敗作で、
基本的な4-3-3の構想が崩壊。
4-4-2に戻すも、
ベテランFWの衰えと、
相変わらずのアドのおかげで、
極端なズラタン頼みという、
芸のないチームとなってしまいました。
それでも、
だらしのないライバルチームのおかげで、
まったく楽に優勝してしまいましたが、
放送のない試合も多々あり、
試合内容も面白みに欠け、
もうひとつ、
のめりこめない今季のインテルでした。
一応4連覇。
バルセロナ
まさに圧倒的な強さで、
相手を破壊しつくし、
リーガを制圧。
最も素晴らしいことは、
バルサの試合はバツグンに面白いということ。
非常に魅力的なサッカーを展開しながら、
圧倒的な強さで勝利するという、
現在のセリエAの対極にある、
フットボールの理想を体現したチーム。
メッシにケガがなかったのも良かった。
完璧なシーズンだったのでは。
この自由な世界で

人材派遣会社を立ち上げた女性が、
より利益を得ようと、
不法滞在者の違法就労に手を染める。
そして、
自業自得で、
泥沼のスパイラルに陥るという、
これは自戒せねばと思わせる作品。
主人公のアンジーは、
家賃で裏金を作ったり(これは許せる)、
登録作業者の男を喰ったり、
金があるのに賃金を払わなかったり、
賃金を払わないのにオフィス移転しようとしたりと、
下劣極まりない。
さらに、
人間性を放棄したかのような、
より悪辣な行為に出る。
まさに邪道・外道・非道な女。
利益追求という行為においては、
人間的美徳は往々にしてマイナスに働く。
営利という縦軸に対して、
横軸の人間性に引っ張られると、
縦への推進力が弱くなるのは当然なのだが、
「この自由な世界」を真に自由たらしめるのは、
横軸がバランス装置として機能してこそ。
このアンジーの卑しい行為に映し出されるのは、
まさに縦偏重社会のなれのはて。
で、
このダーティヒロインを演じるキルストン・ウェアリング。
彼女は新人らしいが、
重いテーマを目で語る、
非常に強烈な存在。
琴線度 80
そろそろ決着近し
バルサハマる
バルサにボコボコにされ、
壊れかけのレアルが、
壊れかけのクラブバレンシアに3-0で惨敗。
バルサ戦は中盤を制圧されての大敗でしたが、
この日はガゴが最悪パフォーマンスな上、
パートナーがハビガルで、
中盤はまさに自爆状態で壊滅しました。
これでバルサは、
勝てばカンプノウで優勝を飾れると言う、
思わぬ僥倖にありつくチャンスをもらいました。
そのビジャレアル戦は国王杯決勝を見越して、
メンツを落とすかと思いましたが、
蓋を開けるとベストメンバー。
これはレアル敗戦の結果を受けたものなのか、
さだかではないですが、
とにかく強行に挑んできました。
結果は後半になって異常にバテバテとなり、
2点のリードを守りきれずドローに終わり、
優勝な次節に持ち越すこととなりました。
この試合がリーガの行方に影響することはないでしょうが、
披露蓄積で、
国王杯がマズいことになりそうだし、
なんと、
聖者イニエスタが負傷し、
CL決勝も微妙らしい。
これが、レアル敗戦に食いついた結果だとしたら、
甘いシロップのようにみえたレアルの敗戦が、
とんだ毒だったという、
思わぬカタチでレアルのリベンジを食らってしまったことになりますが・・・
マンU2-0シティ
力関係が必ずしも勝敗を決しないダービーだけに、
ちょっと不安があったのですが、
ダービーらしい空気感もなく、
普通に、
まったく危なげなく、
シティに完勝しました。
鬱陶しかったのは、
途中交代となったクリロナの、
あからさまな不機嫌モード。
先日マンU残留を明言したクリロナでしたが、
もちろん信用できる発言とも思えず、
あの、
傲慢で幼稚なメンタリティが露呈されたシーンをみると、
高額でレアルに売っ払い、
その金で、
ワールドクラスのアタッカーを補強し、
なんとかテベスを残留させた方が、
なにかと得策なような気がしてきました。




