先日はこちらに観劇へ
インディペンデントシアターojiにて金子賢太朗さん主宰の演人の夜「もしも生殺与奪の権を私が握ったら」を観てきました。
3年前にシアター風姿花伝にて行われた「黄金のコメディフェスティバル2022」にて初演が行われた作品の再演。といっても初演は45分という尺の中で行われたもので、それを構想90分、さらには105分まで増量してのリブート再演。
内容はSNS全盛のこの時代におけるちょっと風刺の効いたブラックコメディー。一人の女性がある男を助けたがために○○してもいいというかなりダークな内容。しかし多用する直接的なセリフを自主規制して「ぴね」とか「ころがす」とちょっと笑いに変えたりと重くならないような仕掛けもあり純然たる不条理コメディーに仕上がってます。
初演の大爆笑した衝撃も凄かったけど今のSNS荒廃時代がこの作品に追いついた(?)せいか、リアルさが深みを増し、笑いが一段とパワーUP! 今回加筆増量された部分も非常にぶっ飛んだものになっていてもうわけのわからない展開に!w とにかく熱量が全力で凄い!ブラックコメディーながら最高の面白さ!脚本もテンポも尺も申し分なく演者の皆様全員に見どころもあって最高に素晴らしかった! やっぱりコメディーはこれくらい面白くなくてはね!というお手本中のお手本!
初演でもパワフルな阿呆総理役を務めた夢麻呂さんが今回もさらにパワーアップ!w 初演時には最優秀俳優賞を受賞した記念すべき役だっただけに今回も非常に素晴らしかった! あと初演にはなかった「阿呆国歌」もかなりのインパクト!終演後のカテコで観客総立ちでみんなで大合唱と最後までわけのわからない舞台でしたw
ブラックなテーマの中で多用する殺伐としたワードを言い変えた事により、ライトにより分かりやすい終始笑えるコメディーに仕上がっているのはホント凄い。そして主演の中山さつきさんと夢麻呂さんの所狭しと暴れまくるパワフルさ、そして丸山正吾さんのいちいち鋭いツッコミはもう最高でした!
終演後はチェキ会で夢麻呂さんとツーショット&軽くご挨拶。また一ついい思い出になりました (^_^)









