幸せな春の日。名栗のヤマメ。 | 2nd rangeroverのブログ

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2NDレンジローバーやフライフィッシング。英国文化やガーデニングを愛する自然派おやじの日々のご紹介

今日は家族でデイキャンプ。川原でご飯を炊いて、焼肉ランチ。o(^-^)o、震災発生以来久しぶりの休日。家族と都心からもっとも近い里川の渓流、荒川水系入間川上流、名栗川へ行ってきた。レンジはテールゲートを展開し、キャンプ用品を下ろす。以前のディスカバリーに比べると搭載量は減ったもののこんな災害時には本当に重宝する収納場だと思う。


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焼肉ランチを終えて、少し釣り時間をもらった。名栗川はフライフィッシングを始めた15年位前に初めて天然のやまめやいわなを釣り上げたところだ。当時河床も深く、魚たちもたくさん見ることができた。数年前にC&R区間ができたと聞いたが、今年からはまたなくなってしまった。釣り人もすっかり見ることもなくなり、かつての名渓流の今は昔である。個人的には、たいそう思い入れのあるところなのだ。子供のころ初めて見た渓流。そして合宿でとまった旧小学校舎と夜の天の川。みんなで作った定番のカレーライス。


だからこそこの川には銘川でいてもらいたいという想いが人一倍つよい。少なくとも当時知らなかったが、3週間末通い続けやっと釣った岩魚、細いが28cmが2匹、これが後で天然ものだったと知ったときにはまったく驚きに値したものだ。


WEBを見てもいい評価などどこにもなく、魚影も薄くなり、人も寄り付かなくなったこの川になぜか先週今週と通ってしまった。自分のルーツの振り返りみたいなもんだ。自分の家族にも見せたかった思いもあった。


今日は春の到来を祝うかのように山吹が咲きカゲロウのハッチがピークを迎えている。車の乗り降りでたくさんのダンが車内に飛び込んでしまうほどだ。この山は、植林の山でもあるが、このハッチは自然生態系が健全であることを示している。


瀬を釣りあがると、ハヤがでた。ああこれはやる気満開だと思ったので、もっと上流へ行きたかったのだが、もう少し前進すると数少ない落ち込みと十分な深みのある3メートルくらいのプールが見えた。間違えなくここで出るなと確信した。流れるCDCダンに一発で出た。ローリングですぐにヤマメだとおもった。やったな!ついに、10年ぶりの名栗やまめだ!


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パーマークと側線と尾びれの赤み、ひれ先の黄色。名栗ヤマメらしいその姿。この魚は芸術品だと思う。初めてこの魚を見たときにそれはとんでもないものを見てしまったと思ったものだ。ましてや家族とともに出かけた隙間の数十分でつれることの幸せといったらない。よく見てほしい。このつや肌。


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都心から数十分のところに、南向きの斜面に梅がたくさん植えられた里町があり、檜杉の林業で古くから江戸と通運で栄えたこの村には古きよき日本の原風景が残っている。まだ上流では天然岩魚も残っているという。この写真は私が10年前に釣ったものだ。小さいがワイルドでひれが大きい。


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何とかこの里川を昔のように戻して生かしたいと思っているのだが。レンジはこの山得意!と得意顔でこちらを見下ろしている。


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山はまもなく一斉に芽吹きをするだろう。