フランス・ブルゴーニュ、「シャブリ」 と言えば
高品質辛口白ワインとしてあまりにもに有名。
『シャブリ・プルミエ・ビュトー /ヴィンテージ2009年』 (白)
造り手はシャブリNo1の生産者と謳われるラヴノーです。
今日はフランス・ブルゴーニュ、昔を思い出し少し復習しておきます。(^▽^;)
ブルゴーニュ(Bourgogne)は、内陸部ソーヌ側沿いの生産地(上地図)。
のシャブリから南のボージョレまで
約250kmの細長い地方に大きく分けて以下の6つの地区からなります(下地図)。
① シャブリ (Chablis)
② コート・ド・ニュイ (Cote de Nuits)
③ コート・ド・ボーヌ (Cote de Beaune)
(※②と③を合わせてコート・ドール=Cote d'Orと呼ぶ)
④ コート・シャロネーズ (Cote Chalonnaise)
⑤ マコネー (Maconnais)
⑥ ボージョレ (Beaujolais)
■ シャブリ(Chablis)は他の生産地区から少し離れた最北端に位置する小さな地区です。
この地区は石灰質の特殊土壌(キリメリジャン地層)で
独特な香りと味わいを持つワインをつくっています。
A.O.C は白ワインのみで、辛口。品種はシャルドネです。
A.O.Cには次の4つの格付けがあります。
1 グラン・クリュ(アルコール11度以上)
・ レ・クロ(Les Clos)
・ ヴォンデジール(Vaudesir)
・ ヴァルミュール(Valmur)
・ レ・プルーズ(Les Preuses)
・ グルヌイユ(Grenouilles)
・ ブーグロ(Bougros)
・ クロ・デ・ゾスピス(Clos des Hospices)
・ ラ・ムートンヌ(La Moutonne)
2 プルミエ・クリュ(アルコール10.5度以上)
40数カ所の畑がこの格付けに属する。
3 シャブリ(アルコール10度以上)
1と2に含まれないA.O.C.シャブリ地域内のもの。
4 プティ・シャブリ(アルコール9.5度以上)
この格付けのみ他と土壌が異なっている。
ラブノーが所有する畑はレ・クロ等3つのグランクリュと数種類のプルミエ・クリュのみ。
これらの素晴らしい畑から採れるブドウと、ジャン・マリー・ラヴノー氏の天才的なセンスが融合し
ごく自然に最高のワインが生み出されています。
世界的に高い評価を得ているラヴノー。
それゆえ、今や世界中の愛好家が求める希少なワインとなっています。
よってなかなか手に入りません。
グランクリュを求め探したのですがムリでした。。(´д`lll)
収穫は丁寧に手で行い、発酵にはステンレスとエナメルのタンクを併用。
彼はワイン造りについては特殊なことは特に行なっておらず
「必要なときに必要なことを行えばいい」と語ります。
こうして造られるワインは、極めて長期熟成型のシャブリとなり
若いうちは硬く、気難しい印象で、膨大なミネラル感に圧倒されるようです。しかし
グラン・クリュは10年~20年、プルミエ・クリュですら10年熟成してやっとその本来の姿を現すと
芳醇な果実味や華やかなアロマのある極上の味わいに変化。
ラヴノーが守り続けている、黄色の蠟(ろう)キャップは
まさにこの長期熟成を要する証。(o^-')b
まさに未来を愉しむワインです。(^_^)v
※「シャブリ」というワイン、辛口白ワインの代名詞ともなっている世界的に有名なワインですが
「他国さんのシャブリ」といった怪しいものも数多く出回っていて
値段も廉価なものから高価なものまでいろいろです。
分からない時はお店の詳しい人に聞いてから購入した方がいいと思います。
全く商品知識のない店員さんも多いですが・・・(^_^;)
ブドウ品種:シャルドネ100%
タイプ:白
147
本日は以上です。