車窓から通りすぎる景色のごとく・・・! | ✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

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勤労学生時代から30年“喜怒哀楽”のサラリーマン人生を経て独立。数十店舗の外食企業が上場し全国700店超になるまでを経験。飲食業で育てられた男が、今度は “厳しくも愉しいホテル経営” に挑戦!「無常迅速、時人を待たず」を我が肝に銘じ。

 

どんな仕事でも、それぞれに悩みがあります。

外から見れば楽なように見えても、本人にとってみれば

誰にもわからない悩みや苦しみを抱えていることも多いものです。

特にサービスに関係する仕事はそのことがわかりやすい業種です。

 

お客様は基本的にわがままです。

 

その要望も多種多様であり、その中には常識を越えていばり散らす人たちもいます。

「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という言葉がありますが

人格の高い人ほど相手に対して態度が謙虚です。

世の中の苦労を知っている人であれば、サービスマンにものを頼むときでも

感謝の気持ちを相手に伝えようとします。

「お願いします」「ありがとう」 を決して忘れることがありません。

(こうありたいものです(*^.^*))

 

ところがそうでない人たちも、ため息が出るほど多いのです。

 

心が豊かでないからいつもいばっている 「オレは金持ちだから」

「オレは客だから」 というポーズで横柄な態度をとります。

「あれやれ」「これもやれ」「サービスが悪いぞ。

責任者を呼べ」と勝手気ままです。

 

こういう相手に対してもサービスマンは逆らうことは許されません。

 

理不尽な要求や迷惑のかかる行為に対しては毅然として断ってよいのですが

相手がお客様という意識から「さようでございます」「ごもっともでございます」と

揉み手で頭を下げるのが彼、彼女らの義務となっています。

マニュアルなどにもそういうふうに書いてあります。

 

でもこんなふうに、毎日毎日言われっぱなしで、たとえどんな無理難題でも

絶対に逆らえないような生活を続けているとストレスが溜まり最後には体がもちません。

 

 

だから、腹が立つことがあってもそんなものをいつまでも

心の中へ溜めておいてはいけません。

 

 

そうはいってもショックが大きければ一晩寝て忘れてしまうなんてこともできないかもしれないですし

ずーっと後まで残ったり、ひどいときは何年経っても忘れることができないかもしれません。

 

 

そこである人はこう考えるようにアドバイスをしました。

 

 

「ちょうど列車の窓から外を景色を見ているときのように、スイスイッとやり過ごしてしまうんだよ。

いつまでも一つの景色を覚えてはいられないだろう」

 

窓の景色は次から次へと変わっていく。

いやなことも腹の立つことも

どうせ次から次へとやってくるのだから

どんどん消化していかないと

どこかで膨れ上がってパンクしてしまう。

 

「腹の立つことがあっても、次の瞬間から外してしまえばいい。

あなたはだれにたのまれたわけでもないのに、いやなものをどうしていつまでも

 

握っているんだ」

 

「悲しみは 明日悲しめ 今日の日は 光うるおしく 我を照らすを」

 

悲しいことがあれば、明日悲しめばいい。

今日は明るい光が私を照らしてくれているのだから、という意味です。

 

「明日になったら、その日は "今日"になる。そこでまた"明日悲しめ"

 

とやればいい。永遠に"明日"という日は来ないのだから・・・」

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

 

熊本で遊ぶ。熊本でお仕事。どちらもお泊りなら  

 

 

 

 

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小さいから楽しいホテルの経営