熊本市の島崎は金峰山の東麓の奥深い静かな地
湧水に恵まれた山渓の美を鑑賞でき
しかも城下からの距離もわりと近かったため
当時は、詩文を楽しむ藩士たちの清遊の地であったとされる。
この島崎5丁目にある釣耕園(ちょうこうえん)は
今から350年ほど前
細川家5代の藩主綱利が設けた御茶屋と呼ばれる別荘である。
しかし、藩が財政難陥っていったころ綱利は
御茶屋など極力減らそうと側近らと石神山に遊んだおり
重臣の続弾右衛門に、杖で付近を指し示し
「ここからここまで全部お前にやる」 と 言われたそうだ。
以来、続家は、ここを 「お杖先」 と呼んで管理してきたが
現在は熊本市が代行している。
※一般的な観光ルートに設定されているようなメジャーなものではないので
地元の人にでも聞かないと場所はわかりにくいです。(^_^;)
建物・内門までの石畳のアプローチがなが~い!
涼しげな水の流れる音が聞こえてきて、横を見ると小川が・・・。
また、門が見えてくる
静寂に包まれた家。
弾右衛門の子、在衛門のとき
細川藩の中老で漢詩人の米田波門(こめだはもん)がこの地に遊び
その景観を
雲を耕し月を釣る~ 「釣月耕雲」 と 詩に詠じたことから
「釣耕園」と名づけられたそうだ。
庭園は飛び石を配した広い池に山渓を取り入れたもの。
行った時には、ちょうど子供たちが遊んでいた。
とても礼儀正しい子供たちでしたよ。(*^.^*)
さらに、奧には敷地の庭は広がっている。
静寂の中
流れる水音
気持ちが安らぐなぁ~ (*⌒∇⌒*)
紅葉の時季に
また訪れたい。。。(^_^)v
本日は以上です。