皆さんこんばんは。
今日は殺人的暑さでしたね。
流石に今年初のエアコン入れております。
恒例の夜中の本紹介。
「欺瞞の殺意」 深木章子
ここ10年私にとっては、出す本総て面白い作家の一人である深木さん。
昨年もマイベストテンに入れております。
東大法学部卒弁護士の肩書は伊達じゃない(「消えた断章」 深木章子) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら (ameblo.jp)
要約新作をGET!
このミステリーが凄い&本格ミステリ・ベスト10両方で7位入賞しております。
さてどうでしょうか?
事件は昭和41年に起こります。
地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞で逝去したので、親族だけの法要が屋敷で執り行われる事になります。
そこで長女と孫がヒ素で死ぬという殺人事件が起こります。
状況証拠から長女の夫である弁護士が逮捕されるのですが、本人は無実にもかかわらず自白し無期懲役となります。
ここまでがプロローグ。
この弁護士が出所した所から物語は再開します。
逮捕前に愛人関係にあった妻の妹と手紙のやり取りが始まります。
その内容は新犯人を捜す往復書簡となります。
真犯人をめぐる推理合戦は往復書簡の中で繰り広げられ二転三転と推理が転がります。
そして誰もが想像できないエンデインングとなります。
果たして真犯人は誰なのか?
という物語。
今作も面白かった!
冒頭の事件はよくある事件、往復書簡の推理合戦も在り来たりながら、ワクワク感を維持する理論の展開に驚かされます。
そしてドンデン返しの連続。
もう令和の宮部みゆきは深木さんで決定です。
宮部さんの黄金時代どの作品読んでも面白かったのに近い勢いです。
あー早く次の作品が読みたいです。
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