夢で見た話を土台に描いた小説(「夜半獣」 花村萬月) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「夜半獣」 花村萬月

 

大好きな花村ワールド。

 

何と今作は夢で見た話を広げて書いた物語だそうです。

 

さてどうでしょうか?

 

主人公は適当に生きる青年。

 

ある日電車に乗ったら知らない駅に着いて、尚且つタクシーの乗ったら山の上の見知らぬ宿に連れていかれます。

 

朝目が覚めて宿の女将に尋ねると上槇ノ原と言う町だと分かります。

 

お金が要らないと言われるので何となくここに暫く居つく事に。

 

この町は大麻栽培と地熱発熱を使った発電で、大いに潤っていて、住人はその恩恵で幸せに暮らして居ました。

 

癖があるけど、どこか愛くるしい住民達と共に生活をするうち、主人公は郷にとってなくてはならない存在となっていきます。

 

しかし昔からこの上槇ノ原と下にある下槇ノ原は仲が悪く現在も抗争が続いてる状態でした。

 

何時の間にかその戦いに巻き込まれていく主人公。

 

そん中主人公は夜半獣という超能力を身につけ圧倒的な力を得て戦う事になります。

 

果たしてその結果は?

 

という物語。

 

今までの花村作品にはない、ハチャメチャで爽快なファンタジー小説でした。

 

元々筆力がある人何で一気読み出来ます。

 

正直前作(帝国)が余りにもツマラナクて、私には珍しく途中で読むのを挫折してしまったんです。

 

なので今作も心配はしてたんだけど、ちゃんと最後まで面白く読めました。

 

でもやっぱり昔からのファンからすると、物足りない~。

 

萬月さんもいい歳何で仕方ないのかな~。

 

最後にもう一冊位往年の花村ワールド読んでみたいのが本心です。

 

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